Frogwaresが『The Sinking City 2』を発表。PC/プレイステーション5/Xbox Series X|Sで2025年の発売を目標としている。
本作はH・P・ラヴクラフトの作品からインスピレーションを受けたサバイバルホラーゲーム。2019年に発売されたのち、法廷闘争により開発元FrogwaresがパブリッシャーのNaconから作品の権利を取り戻していた。
本作の舞台となるのは1920年代のアメリカ。超自然的な洪水により荒廃し不気味な怪物が出現するようになった町アーカムで、新たな物語が幕を開ける。
ストーリーは前作とは独立した新たなものとなり、ゲーム的にはセミオープンワールド構成(※)のものとなるという。またゲームが進むに連れて浸水が悪化し、各所のレイアウトが変化するといったギミックもあるようだ。(※一般的には、全体がひとつで繋がっているわけではなくオープンな構成の複数のフィールドから構成されるものを指す)
ゲームエンジンにはUnreal Engine 5を採用し、NaniteやLumen、Metahumanといった技術も使用。戦闘や探索といった様子も依然としてありつつ、今作では「ホラーファースト」なアプローチを目指しているとのこと。
一方、シャーロック・ホームズシリーズを出しているFrogwaresらしい探偵要素も引き続き登場。ただし今作ではオプションとしての要素になっており、あくまでプレイヤーが「ここはもうちょっと調べたいな……」と判断したら新しい秘密や背景を発見したり、攻略ルートの開拓などができる……という形になっているそう。
Frogwaresは依然として戦火に見舞われているウクライナを本拠地としており、より安定した開発でより多くの機能を搭載するためのクラウドファンディングを近日中にKickStarterで行うとしている。すでにKickStarterにプロジェクト公開予定のページが用意されているので、気になる人は通知を登録しておくといいだろう。