エレクトロニック・アーツのバトルロイヤル型FPS『Apex Legends』(エーペックスレジェンズ)が5周年を迎え、2024年2月14日午前3時(日本時間)からシーズン20“ブレイクアウト”が開始される。

 YEAR 5の始まりとなるシーズン20では、各レジェンドにはレベルアップ要素が導入されてアビリティを強化させる追加パークを選択できるようになったり、アーマーの仕組みも大幅に変わるなど、ゲームプレイを刷新させる要素がいくつも追加される。

 そのほかにも、クラフトのシンプル化、ランクマッチ仕様変更、ミックステープ用新マップ「サンダードーム」追加、5周年記念イベントや30人対戦の期間限定新バトロワ「ストレートショット」、そして待望のPS5版/Xbox Series X版に120fpsモード実装など大きな変化が目白押しだ。

 今回本誌ではロサンゼルスにある開発元Respawnでのイベントに参加し、試遊してきた。この記事ではシーズン20での新要素をまとめてお伝えしよう。

レベル制度の導入でさまざまな要素に大激震!

試合の中でレジェンドがより進化

 シーズン20には新しいレジェンドは追加されない。 そのかわりに既存のレジェンドに大規模な変化が導入される。それが各レジェンドのレベルアップ制度だ。

 仕組みとしては進化シールドに似ていて、試合中に相手にダメージを与えたり、各クラス固有のパークを使用したり、レベルアップアイテムを回収などをして入手した経験値(EVO)が一定まで溜まるとレベルアップができる。

 今後、各レジェンドは試合中にレベルアップを遂げることで各アビリティを強化できるパークを1つ選べる。各レジェンドには4つのパークが用意されている。

  • レベル1
    • 白アーマー
    • パークなし
    • レベルアップに必要なEVO 600
  • レベル2
    • 青アーマー
    • パーク1か2を選択
    • レベルアップに必要なEVO 1300
  • レベル3
    • 紫アーマー
    • パーク3か4を選択
    • レベルアップに必要なEVO 1900
  • レベル4
    • 赤アーマー
    • パークなし
    • 最大レベル
『Apex Legends』シーズン20まとめ

 試合中にレベルが上がると、画面中央に大きくレベルアップ通知アイコンが表示される。 このアイコンはそのままだとすぐに消えるが、特定のキー(キーボードのデフォルトはF1)を入力するとパーク選択画面に移る。

 たとえばブラッドハウンドがレベル2になると、まず“全能の目のクールダウン短縮”か“白いカラスに触れたらUltのクール時間短縮”のどちらかを選べる。選択しなかった方のパークはその試合中は利用できない。

 レベルアップ後はパーク選択画面をいつでも開けるので、戦闘中に強制的に選択画面が表示されるということはない。 安全を確保してから落ち着いて選択しよう。

『Apex Legends』シーズン20まとめ
『Apex Legends』シーズン20まとめ

 また、自分よりレベルが高いチームを倒すと逆転ボーナスとして通常より多くEVOがもらえる。なおレジェンドのレベルは試合が終わるとリセットされる。

 先行プレイで感じたことは、これまで以上にレジェンド同士のアビリティを組み合わせたメタが深くなりそうということ。 開発陣にプレイテストでどのような構成が目立ったか質問したところ、強化されたマッドマギーのレッカーボールと“あるレジェンド”の組み合わせが強すぎて、バランス調整に苦労したそうだ。

 全レジェンドのパーク詳細については別記事にまとめたので、そちらを参照していただきたい。

全てのアーマーが進化シールド式に&新要素シールドコアが導入

 レジェンドのレベルアップ制導入にあわせて、アーマーも仕様が変わる。 今後、床にアーマーは落ちなくなり、一方で新アイテムの“シールドコア”が登場。

 そしてこれまではデスボックスからアーマーを回収できたが、今後はシールドコアを代わりに回収する。シールドコアはアーマーと一緒に進化し、レベルアップ時にアーマーは少し回復する。

『Apex Legends』シーズン20まとめ
『Apex Legends』シーズン20まとめ

 シールドコアはレベルにあわせてシールド容量が決まっており、アーマーが傷付いているときに回収するとそのシールドコアに合わせた量が回復する。

 自分のレベルより高いシールドコアを拾うと、一時的にシールドコアのレベルに合わせたオーバーチャージというボーナスアーマーが付与される。 ボーナスアーマーは一定時間経過すると急激に減っていく。

  • 例1 自分のアーマーが青(メモリ3): 白シールドコア(メモリ2)を拾うとメモリ2まで回復
  • 例2 自分のアーマーが赤(メモリ5): 青シールドコア(メモリ3)を拾うとメモリ3まで回復
  • 例3 自分のアーマーが白(メモリ1): 赤シールドコア(メモリ5)を拾うとメモリ5になるが(オーバーチャージ状態)、時間経過でメモリ1まで減少
『Apex Legends』シーズン20まとめ

 ここでポイントとなるのが、強いアーマーが欲しければ戦闘したりアイテムを拾ってチームに貢献してレベルアップをするしかないということだ。ちなみに、一度レベルが上ったアーマーはレベル下のシールドコアを拾ってもレベルは下がらない。

 開発に確認したところ、この仕様変更は“開幕でいきなり白アーマーvs金アーマー”のような運要素を排除し、試合の進行度にあわせて遭遇する敵のアーマーがどれくらいか予測しやすくする為に導入されたのだという。また、アーマースワップ対策やハイド対策の一面もある。 ただし、運要素も少し残すためにヘルメットは従来の仕様のまま。

 なお、アーマー仕様変更に伴い金アーマーは削除された模様。少なくともプレイしたビルドでは射撃訓練場にも設置されていなかった。

『Apex Legends』シーズン20まとめ

 個人的には、文字と画像の解説だけではちょっとわかりにくい仕様変更かもしれない。実際、筆者たち各国のメディア陣もゲームをプレイするまえの事前説明で、「レジェンドレベルが~」やら「シールドコアは~」と言われて、その場にいた全員が頭に「?」を浮かべていた。 実際にプレイしてみるとすんなり理解できたので、読者の方々もプレイすればすぐに理解できると思う。

経験値用ロケーションとアイテムが登場(EVOハーベスター・EVOキャッシュ)

 バトロワマップの大きな変更点として、マップ各所にEVOハーベスターが設置された。 チームの誰かが触れるだけでチーム全員に経験値がもらえる、使い切りの施設だ。

『Apex Legends』シーズン20まとめ

 EVOハーベスターは、試合が始まってから少し経つとスポーン(出現)してマップに表示される。開発陣によると、 EVOハーベスターのロケーションはランダムではなくその試合でどれがスポーンするかはパターン化されているものの、「プレイヤーが全てのパターンを把握するのはほぼ無理だろう」とのこと。またEVOハーベスターが新しいPOIとしてホットゾーンになるだろうと予測しているそう。

 その他にも個人用の“EVOキャッシュ”や、拾うだけでレベルアップ確定の“フルEVOキャッシュ”などがアイテムとして登場する。

『Apex Legends』シーズン20まとめ

 射撃訓練場にはこれらのレベルアップ用アイテムが設置されており、設定画面からレベルリセットもできるので、色々なパークを試しやすくなっている。パーティを組んでいるとリーダーのみリセットを選択可能だ。

 レベル制の導入により、戦闘よりもサポートでチームに貢献してきたプレイヤーにとってはちょっと肩身が狭い環境になってしまったのは事実。これまでよりも積極的にEVOを意識した立ち回りが重要になるだろう。そんな身にとってEVO系アイテムの存在はありがたさが染み渡った。

レベル制にあわせてバランスも調整

 レベル制が導入されることで各レジェンドや武器のバランス調整も実施されるが、シーズン20のパッチノートが公開されるまで詳細は不明。 ただしボルトSMGは弱体化が入ると教えてもらった。

 ローバを使う筆者としては、ブラックマーケットでアーマーを回収できなくなったのが思ったよりも痛手だった。

 レベル制は、バトルロワイヤルルールなら期間限定モードを含むカジュアル、ランク、ALGSに適用される。 開発中のプレイテストにはALGS参加チームも携わっており、現在開催中のALGSにもレベルアップ制が導入されるとのこと。ミックステープなどの非バトルロワイヤルルールは従来の仕様が続行される。

PlayStation 5とXbox Series X|Sが120hz動作に対応

 PS5/XSX|Sユーザーが待ちに待った日がついに訪れる。シーズン20でゲームがパフォーマンスモードでの120hz動作に対応し、最大で120fpsでプレイ可能になる。これまでとは別世界のApex Legendsを楽しもう。(※2024年2月6日午前11時25分追記: 当初PS5/Xbox Series Xのみ記載しておりましたが、正しくはXbox Series Sも対応になります。関係者と読者の皆様にお詫びするとともに訂正致します)

クラフトが簡略化

 シーズン20からクラフトがシンプルになって、素材が不要になりクラフトも即座に完了する。選択できる項目もシンプルになり、弾薬、医療キット、シールドバッテリー、ビーコンの4種類のみに。一度使用したレプリケーターは使えなくなる。

『Apex Legends』シーズン20まとめ

復活するRP、わかりやすくなったランクマッチ

 シーズン20では、シーズン17から登場したLP(ラダーポイント)が廃止され、RP(ランクポイント)が復活する。

 開発陣は「これまでのLP/RPは算出方法が可視化されておらずプレイヤーからはあまり信頼されていない」と感じていたそうで、信頼を取り戻すために今後は各マッチごとにポイント算出表を表示するようにして、スコアの透明性を増し、プレイヤーは自身の改善点を見つけやすくするのが目的とのこと。

 さらにRP復活にあわせてランクマッチ全体も大きく変化している。

  • RPが復活
    • マッチングはランクではなくRP優先
      • パーティ時は最も高いRPでマッチ
    • シーズン20は全員1RPからスタートなので認定戦なし
      • ランク昇格試験も廃止
  • 試合後にポイント変動を解説した成績表を提示
    • 戦闘と順位が特に大切
      • 戦闘はキル、アシスト、戦闘参加率を重視
      • 連続5位入賞などのボーナスもある
  • アカウントレベル20からランクマ参加可能
    • エントリー費用はランクが上がるほど増加するがRPも増加
  • マッチング高速化
  • スプリット制復活
    • アニメーションバッジはシーズン最高ランクが基準
    • スプリットバッジなし
  • 他プレイヤーのランク表示も復活
『Apex Legends』シーズン20まとめ

ミックステープ専用マップ“サンダードーム”実装

 シーズン20のミックステープには、かつてのスカルタウンをオマージュした専用マップが“サンダードーム(Thunderdome)”が導入される。

『Apex Legends』シーズン20まとめ

 サンダードームは中央と左右の3レーン制が特徴のマップ。Respawnが昨年3月にアメリカ・ウィスコンシン州に開設した3番目のスタジオが主導して制作した。スカルの中や建物など高低差もあるので、立体的な戦闘が繰り広げられるようになっている。

『Apex Legends』シーズン20まとめ

 舞台設定としてはApexゲームを祝った舞台ということで、初めてマップの外側に大量の観客が集っている。 試合中にキルや目覚ましい活躍をすると観客たちが歓声を上げてくれる。「(ゲーム中世界でも)Apexゲームが大人気」という設定を初めて実感できた。

 歓声のボリューム調整には苦労したらしく、ゲームプレイを阻害せずそれでいてしっかりプレイヤーを盛り上げてくれるバランスに仕上がっている。 なお、観客からブーイングは飛んでこないので安心してほしい。 観客がいる方向を銃撃してもシールドが守っているので、流れ弾も安心だ。

 シーズン20の間は、ミックステープのコントロール、ガンゲーム、チームデスマッチのマップはサンダードームで固定される予定。

『Apex Legends』シーズン20まとめ

5周年記念コレクションイベント開催

期間限定モードの少人数バトロワ”ストレートショット”が面白い!

 シーズン20が始まると同時にYEAR 5アニバーサリーコレクションイベントが開始する。 イベント期間中は期間限定モード“ストレートショット(Straight Shot)”が開催される。

 ストレートショットは最大30人が参加する少人数制のバトロワとなっており、ジャンプシップは無くジャンプマスターもない。プレイヤーはいきなりランダムなPOIに投下される。

 入手できる武器は最初からアタッチメントが付いており、金武器や赤武器もたくさん手に入る。リングも最初から2回縮小した状態から始まるので、開幕から激しい戦闘が始まりやすい……という、サクッと濃縮された戦闘を楽しめるモードとなっている。

『Apex Legends』シーズン20まとめ
『Apex Legends』シーズン20まとめ

 死亡した味方はビーコンを回収しなくても勝手にインベントリに入っているのでリスポーンさせやすい。しかもやられる前の装備を持ち越しているため、即戦線復帰できて“開幕即死ですぐにロビーに帰還”という悲しい事態が発生しにくい。

『Apex Legends』シーズン20まとめ

 とにかくハイテンションな戦闘を気軽に楽しめるというのが徹底されていて、次マッチへのキューもマッチ終了/死亡画面からそのままできるのでロビーに戻る必要もない。 そして30人しかいないのでマッチングも早い。

 開発陣いわく、「短い時間で素早い展開を楽しめて上級者だけでなく初心者にも遊びやすいモード」を目指したとのこと。実際、筆者は通常のバトロワよりもこちらの方が気に入った。常設モードにしてほしい。

 なお、ストレートショットはバトロワルールなのでレベルアップ制が導入されている。

コスメアイテムコンプリートでスーパーレジェンドシャード150個確定入手

 コレクションイベントで追加される24種のコスメティックアイテムを全て集めると、スーパーレジェンドシャード150が贈呈される。 これは、ミシックストアで欲しいスーパーレジェンドを購入できる量ちょうどだ。

 オクタンとクリプトには既存のスーパーレジェンドの別バージョンとなる“Octane Prototype”と“Durumi Blade”が追加されていた。すでにスーパーレジェンドを全て集め終わっている人はこちらを購入してはいかがだろうか。

『Apex Legends』シーズン20まとめ
『Apex Legends』シーズン20まとめ
『Apex Legends』シーズン20まとめ
『Apex Legends』シーズン20まとめ

レイススキンとフラットライン用リアクティブスキンが手に入るBreakout Rewards

レジェンド6人が無料解禁

 シーズン20が始まるとブレイクアウト リワーズがシーズン終了まで開催される。2週間おきに特定のレジェンドがシーズン終了まで無料で使えるようになり、無料期間中に条件をクリアすれば永久に解禁できる。全ての条件をクリアするとレイスのレジェンダリースキンが解禁される。

  • 2月14日(日本時間) シア
  • 2月27日 フューズ
  • 3月12日 ランパート
  • 3月26日 マッドマギー
  • 4月9日 ローバ
  • 4月23日 ヴァルキリー

全チャレンジを完了してリアクティブスキンGET

 シーズン20バトルパスをレベル60まで上げて6つのバナーを集めると、レイスのバナーフレームが解禁される。また、上記のレジェンド6人が解禁される日に同時に解禁される無料アイテムを最低6種類ギフトすると、レジェンダリーステッカーとトラッカーが解禁になる。

 そしてレイスのレジェンダリースキン、バナーフレーム、レジェンダリーステッカーとトラッカーをコンプリートすると、フラットライン用のリアクティブスキンをゲットできる。

『Apex Legends』シーズン20まとめ