2024年1月25日~28日まで台湾で開催された台北ゲームショウ2024。その3日目となる27日には、日本ファルコム代表の近藤季洋氏が登場。“Falcom X CLE2024 Taipei Game Show スペシャルステージイベント”と銘打たれたステージで、『イースX -NORDICS-』や『英雄伝説 黎の軌跡』の最新情報を明らかにしていった。
司会者の「コンドウサン!」コールに呼び込まれて近藤氏が姿を見せると、ステージの前に集まった熱心なファルコムファンたちからは大きな歓声があがる。
プログラムは、アジア圏で同社のタイトルを販売するクラウディッドレパードエンタテインメント(CLE)の陳社長を通訳としながら進行していった。
最初の話題は『イース』シリーズ35周年記念作品である『イースX』から。すでに台湾でもNintendo Switch版やプレイステーション5版、プレイステーション4版が発売となっているが、改めて内容を説明。帆船を操って島々を探検することや、アドルとカージャの主人公ふたりが使うマナアクションといった魅力が、リアルタイムでの実機プレイ映像にて紹介されていった。
そんな『イースX』のアジア版(繁体字、簡体字、韓国語対応)が、Steamで3月14日にCLEから発売となることがアナウンスされると、ファンからは大きな喜びの声が湧き上がった。Stem版では、21:9の超ワイド画角や、Steam Deckに適した16:10比率へ対応。そしてDirect X12ベースのエンジンでさらにパフォーマンスが向上し、Intel XeSS(Xe Super Sampling)対応により、『イースX』の世界をより高い解像度、フレームレートで楽しめるとの説明がなされた。
続いては『英雄伝説 界の軌跡 -Farewell,O Zemuria-』の紹介コーナー。台湾も日本と同じく2024年の発売であるため、待ちわびたようなファンの声が湧き上がった。「ひさびさの台湾ということで、日本でもまだ公開していない情報を含めてお話していきます」と近藤氏。
まずは『軌跡』シリーズの舞台であるレムリア大陸の地図を見ながら説明。「宇宙軍基地は重要なキーワード」「七耀教会のあるアルテリア法国」といった発言、そしてそれを踏まえた上で「『界の軌跡』の物語はシリーズ全体のクライマックス目がけて突き進んでいくことになるので、周辺諸国の勢力もちょっとずつ明らかになっていきます」と語った。
続いて見せた女性キャラクターは、新登場キャラクターなのか、すでに知られているキャラクターなのかをボヤかしたうえで、「顔を隠して登場したかもしれない」「背景や制服に見える服装に注目してほしい」と説明。
さらに近藤氏は、このステージで初公開となる2枚の画像を披露! 2体の機甲兵が向かい合う画像については「パイロットのセリフが女性のもの」「黒い機体はティルフィング。ということは乗っているのは……」とかなりの“匂わせ”発言で湧かせる。
もう1枚の塔の前に佇むふたりの男性キャラクターの姿が。青いジャケットの男性をあっさりと「スウィン・アーベルですね」と明かした近藤氏。そして彼の隣にいる金髪の人物といったら……!!
といったように、これまでの『軌跡』シリーズに登場してきた(と思われる)キャラクターが続々登場。さらに、結社や七耀教会といった勢力も入り乱れて物語は加速。「大きな物語となります」とまとめた。
そんな『界の軌跡』の中国語版は、日本同様に2024年に発売予定となる。なお、この後に行われた近藤社長へのインタビューを別記事にてお届けするのでお楽しみに。
※[2024年1月30日0時]台湾版『イースX -NORDICS-』の誤りや表記などにつき修正させていただきました。