PCの掃除をしたい。年末だし。
せっかくだからぴっかぴかに磨き上げたい。高圧洗浄機で洗うのはどうだろう。
ゲームに仕事に、日々の激務をこなすPCを労う気持ちも込めて、ジェット水流でブシャー! スチームでブシュー! みるみる汚れが落ちる様子は気持ちいいに違いない。
PC専門家のマウスコンピューターさん、そうですよね?
PC専門家「だめです」
だめらしい。この心の昂りは『パワーウォッシュ シミュレーター』にぶつけようと思う。本稿では前半でPCゲーム番組の収録の模様を、後半では『パワーウォッシュ シミュレーター』のプレイリポートやPC紹介をお届けする。
堀内さんと鶴見さん、赤ペン瀧川さんのタイムマシン掃除に興奮
なぜちょうどよくマウスコンピューターの方がいたのかというと、PCゲームのおもしろさを伝える番組“スクエニPC部”の収録があると聞き、見学させてもらったからだ。
ちなみに、PCの高圧洗浄がダメな理由は、衝撃でPC本体が吹っ飛ぶと危ないから。ぐうの音も出ないほどの正論である。
スクエニPC部の2023年12月22日配信回のテーマは『パワーウォッシュ シミュレーター』。MCの堀内華央理さんとゲストの鶴見萌さん(虹のコンキスタドール)、赤ペン瀧川さん(映画コメンテーター)の3人が、高圧洗浄機でしつこい汚れを洗い流していく。ターゲットは有料ダウンロードコンテンツ(DLC)『バック・トゥ・ザ・フューチャー特別依頼』だ。
このDLCでは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場する車型タイムマシンやヒルバレーの時計台をきれいにできるとのことで、映画を愛する赤ペン瀧川さんは大興奮! 堀内さん&鶴見さんとともにトークで盛り上げ、ときには「タイムマシンはもともと冷蔵庫の予定だった!」などの制作裏話などを語りまくる。
高圧洗浄機などを使って家やクルマといったあらゆるものの汚れをこそげ落としてく『パワーウォッシュ シミュレーター』は“癒し系ゲーム”とも呼ばれている。ひとりでもくもくとお掃除をすると徐々に雑念が取り払われていく。本作にはマルチプレイの要素もあり、PCならオンラインでもボイスチャットでつながりやすいので、この3人のようにおしゃべりしながら遊ぶのも楽しいのだ。
番組では、ゲームプレイのほか、収録で使用しているゲーミングPCやデバイスも紹介。これからPCゲームを始めるユーザーにとっても参考になる内容となっている。
注目はマウスコンピューターが提供するゲーミングPC“NEXTGEAR”だ。コスパ重視ながら十分な性能&優れたデザインを兼ね備えている。オンラインですぐ買えるため、PC初心者にもぴったり。
収録現場でのNEXTGEARを使用したプレイでは映像が滑らかに表示され、動作も軽快だった印象だ。
スクエニPC部:『パワーウォッシュ シミュレーター』バック・トゥ・ザ・フューチャー篇
実際に『パワーウォッシュ シミュレーター』をプレイ。高圧洗浄機は次世代のコミュニケーションツールだ
収録現場はとても楽しそうだった。帰宅後、気付いたら筆者は『パワーウォッシュ シミュレーター』を起動していた。
本作は2022年に発売された(早期アクセス版は2021年)お掃除シミュレーションゲーム。高圧洗浄機を使って、汚れた車、庭、公園、建築物などをこれでもかと言わんばかりにきれいにしていく。「ブシャーッ!!」という音や謎の爽快感が根強い人気を誇り、Steamストアページでは36000件のレビューとともに圧倒的好評の評価を得ている。
じつはスクウェア・エニックスがパブリッシャーを務めており、2023年2月に『トゥームレイダー』、3月には『ファイナルファンタジーVII』とコラボレーション! よくよく考えたらどちらの世界も洗浄しがいがありそうだ。しかも無料DLCだというから太っ腹である。
その勢いは会社の枠も飛び越え、2023年11月には世界的な名作映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』コラボの有料DLCまでリリース。誰もが名場面をお掃除できるとして話題を集めた。
さて、続いては本作の基礎をご紹介。内容はいたってシンプル。お掃除だ。
ゲームをひとたび開始すれば「どうしてこうなった!?」と思わずツッコミせざるを得ない、ギトギトという表現も生ぬるい“お掃除対象”が眼前に出現。それを高圧洗浄機で「ブシャーッ!!」っと綺麗にする。
その際、特別に「楽しい!!」という感情が湧くわけではない。「なんでゲームでも仕事してるんだ?」と我に帰る瞬間もある。それでも“目の前の汚れを落としたい”という抗えない不思議な魅力に憑りつかれて掃除をしてしまう。
サビやオイル汚れなど、ふつうに「ブシャーッ!!」しただけでは落ちにくい油汚れや、手が届きにくい場所の汚れもある。そんなときには、お掃除で稼いだお金でノズルや洗浄液を購入して「ブシャーッ!!」。苦戦していた汚れが嘘のように落ちていく。まるで洗剤のテレビCMのようだ。
それぞれの作業自体は単調だが、そのぶん思わず集中してしまい、気付けば無心になり自分の煩悩も洗い流されていく……。そして、お掃除完了の合図である“DING! DING!”という音で我に返る。完全に病みつきである。
お掃除は最大6人までのマルチプレイ&一部のプラットフォームではクロスプレイも対応。この気持ちを独占するのは悪いのでファミ通.com編集部のみんなを集めてみた。
マルチプレイでもやることは変わらず、みんなで「ブシャーッ!!」するだけ。総出でやっても1時間はかかる巨大な建物の洗浄依頼もあり、その中でネジ1本をきれいにしたりなんかすると「俺はいったい何を……」と冷静さが頭をよぎる。しかし、それでいいのだ。ささいな目標達成の積み上げは、高難度ゲームをクリアーしたときの充実感に等しい。
高圧洗浄機を握ると、やっぱり、やればやるほどお掃除に病みつきになるので不思議。依頼の達成度が90%を超え始めると、残りの汚れが見つけにくくなってしまい、「どこだ」、「ここかも」、「あったあった!」と夢中でマップ中を駆け回り、最後の汚れを洗浄した瞬間には堪らない感覚が待っている。
そして、やはり特別依頼として配信されているDLCが魅力的だ。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のDLCを導入し、「さあ、タイムマシンをきれいきれいしてやるぜ……」と舌なめずりしていると、ドクのバンの掃除からスタート。マニアック!
よく見るとマップはPART1で初めてタイムトラベルをする“あの駐車場”ではないか。すげー! テンション上がる!
映画で憧れたものを隅々まで掃除できるだけで楽しいし、高圧洗浄機を片手にみんなと映画について語るのもおもしろい。PCでプレイすると、オンライン打ち合わせからシームレスでボイスチャット付きマルチプレイができるのもいい。
本DLCでは下記と5つの依頼をプレイ可能。
- ドクのバン
- ヒル・バレーの時計台
- ホロマックス・シアター
- ドクの機関車
- 車型のタイムマシン
やっぱりタイムマシンは見るだけでテンション上がるし「時間場ジャイロスコープってどこだよ!」なんて映画では知りえない場所を、みんなでわいわいと洗浄するのはとても楽しい時間であった。
なお、本作は“忙しくない”のも重要なポイント。何かをしながらお掃除できるので、裏で動画やアニメを見たり、いっしょに遊ぶみんなとのおしゃべりを主軸にしてもいい。友だちとおでかけ代わりに高圧洗浄機。同僚との飲み会代わりに高圧洗浄機。気になるあの娘とデート代わりに高圧洗浄機。高圧洗浄機は次世代のコミュニケーションツールなのだ。
2023年、みんなで遊べる年末にピッタリの本作。1年を過ごし、汚れた心も高圧洗浄機で「ブシャーッ!!」っと洗い流してしまおう。そんな感じで、編集部の大掃除は終わった。めでたしめでたし。
年末年始は“スクエニPC部”をチェック!
記事の冒頭で登場したスクエニPC部は、『パワーウォッシュ シミュレーター』のパブリッシャーでもあるスクウェア・エニックスが不定期で配信している、いまの時代にPCでゲームする楽しさを伝える番組だ。
第1弾では、コスプレイヤーの篠崎こころさん、アナウンサーの篠原光さんが登場し、クラウドゲーミング“GeForce NOW”で『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』を実機プレイ。使っているのはマウスコンピューターのゲーミングPCブランド“NEXTGEAR”だ。
スクエニPC部:クラウドゲーミング篇
NEXTGEARには複数のモデルがあり、たとえば『NEXTGEAR JG-A7G60』は14万9890円[税込]から購入可能(いくつかのパーツをカスタム可能)。
ゲーミングPCとしては比較的安価ながら、CPUにAMD Ryzen7 5700X プロセッサー、グラフィックボードにGeForce RTX 4060を搭載。MMORPG『ファイナルファンタジーXIV』やFPS『VALORANT』の推奨スペックを大きく上回っており、PCゲームを遊ぶには十分なスペックと言える。
筐体がコンパクト(本体約220×411×390mm)なので部屋に置いても圧迫感は少なく、サイドのガラスパネルからもれるカラーLEDがゲームプレイ時の気分を上げてくれる。色は自分好みにカスタム可能だ。
これは広告記事なので「いちばん高いモデルを買ってほしい!」と言いたいところだが、初めての1台としては『NEXTGEAR JG-A7G60』もおすすめ。まずは気軽にPCゲームの魅力に触れて、より深く知りたくなったときにスペックアップを検討しよう。
番組第2回で使用されたPCスペックは以下の通り。
NEXTGEAR JG-A7G60
- 価格:14万9800円[税込]~
- CPU:AMD Ryzen 7 5700X プロセッサー
- グラフィックボード:GeForce RTX 4060
- メモリ:16GB(8GB×2/デュアルチャネル)(カスタマイズ可)
- ストレージ:1TB SSD(NVMe)
- OS:Windows 11 Home 64ビット(カスタマイズ可)
- NEXTGEAR JG-A7G60 製品ページ
NEXTGEAR JG-A5G60
- 価格:15万4800円[税込]~
- CPU:AMD Ryzen 5 7500F プロセッサー(カスタマイズ可)
- グラフィックボード:GeForce RTX 4060
- メモリ:16GB(8GB×2/デュアルチャネル)(カスタマイズ可)
- ストレージ:1TB SSD(NVMe Gen4×4)
- OS:Windows 11 Home 64ビット(カスタマイズ可)
- NEXTGEAR JG-A5G60 製品ページ
NEXTGEAR JG-A7G70
- 価格:25万4800円[税込]~
- CPU:AMD Ryzen 7 7800X3D プロセッサー
- グラフィックボード:GeForce RTX 4070
- メモリ:16GB(8GB×2/デュアルチャネル)(カスタマイズ可)
- ストレージ:1TB SSD(NVMe Gen4×4)(カスタマイズ可)
- OS:Windows 11 Home 64ビット(カスタマイズ可)
- NEXTGEAR JG-A7G70 製品ページ
PCというと難しそう&高額なイメージを抱くかもしれないが、NEXTGEARはコストパフォーマンスを重視しているため、導入も楽々だ。スクエニPC部でハードウェアとしての魅力を知り、いっそう深くPCゲームを楽しもう。