ValveのFPS『ハーフライフ』25周年を記念したアップデートが配信された。また今週末はPC版のゲーム本編を無料で受け取ることができる(※アメリカ太平洋時間の11月20日午前10時=日本時間の21日午前3時まで)。
アップデートは単なる不具合修正や調整にとどまらず、当時雑誌やPCパーツのおまけとして配布されたデモ『Half-Life Uplink』や4つのマルチプレイ対戦用マップなどを追加。そのほか起動時のValveロゴ映像のオリジナル版が流れるようになっていたり、Steam Deckやゲームコントローラーに対応したりと多岐にわたるものとなっている。
さらに、当時の開発を関係者が振り返る1時間のドキュメンタリー映像もYouTubeで公開中(ただし字幕は英語のみ)。単にFPSだけでなく一人称視点のアドベンチャー体験という点でも表現の基準を大きく引き上げた本作の制作過程を知ることができる。
25周年アップデート概要
アップデート内容の概要は以下の通り。ちなみに公式サイトの25周年記念ページでは一覧が紹介されているので、細かい修正点などが気になる人はそちらをチェックするといいだろう。
- 追加コンテンツ
- 『Half-Life Uplink』雑誌の付録やPCパーツのおまけとしてついたCD限定の短編デモ。本編の完成後に制作された。いわく「もうサウンドカードを買わなくて大丈夫」
- 新規マルチプレイマップ CONTAMINATION/POOL PARTY/DISPOSAL/ROCKET FRENZY
- 当時小売店で配布されたCD『Half-Life: Further Data』のコンテンツを収録
- マルチプレイマップ DOUBLE CROSS/RUST MILL/XEN DM
- マルチプレイ用キャラクタースキン スケルトン/Too Much Coffee Man
- マルチプレイ用スプレー
- 復活コンテンツ
- 当時のValve起動ロゴ映像
- 当時のメニュー画面
- プロトタイプ用に作られたキャラ“IVAN THE SPACE BIKER”と“PROTO-BARNEY”がマルチプレイ用スキンとして使用可能に
- 新規の対応追加
- グラフィックアップデート
- UIの高解像度対応
- ワイドスクリーン対応
- GLレンダラーでのテクスチャスムージングの無効化オプション
- GL Overbrightサポートの復活を含むライティングの修正
- Linuxでのソフトウェアレンダリング対応の追加など
- Steam Deck対応
- ゲームコントローラー対応
- Steam Networking対応でマルチプレイの参加/招待などがやりやすく
- グラフィックアップデート
- その他、多数の修正と改善