2023年11月15日(水)、Sensor Towerは2013年10月にリリースされたスマートフォン向けRPG『モンスターストライク』がリリースから2023年10月10日までの10年間で国内累計収益約1兆5810億円(105億ドル)を突破したことを発表した。

 この記録は、『パズル&ドラゴンズ』のリリースから10年間での国内累計収益の1.7倍の収益となっている。また、直近3年の国内App Storeのトップ収益ランキングにおいて、10位以内を962日間キープしている。

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以下、リリースを引用

10周年のモンストが日本累計収益100億ドルを突破、直近3年間でも半分は収益ランキング3位圏内をキープ

2023年10月に『モンスターストライク』が10周年を迎えました。競争の激しいモバイルゲームの世界で長きにわたって人気を維持しており、日本での累計収益は100億ドルを突破。現在でもMAUも圧倒的で、今なお日本のモバイルゲームユーザーからの支持が続いています。

10周年を迎えた『モンスト』が国内収益約1兆5057億円(100億ドル)を突破。『パズドラ』の1.7倍以上の記録、収益ランキング上位の常連に

モンスト10年間の日本収益はパズドラの1.7倍以上を記録、現在でも収益ランキング上位の常連

2013年10月にリリースされた『モンスターストライク』(MIXI)は、最大4人同時にプレイできる「ひっぱりハンティング」が特徴のRPG。日本のみならず、香港や台湾を始め世界の市場でリリースされていますが、大部分の収益は日本市場からのものです。

同作は2023年10月に10周年を迎えました。Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、『モンスターストライク』のリリースから2023年10月10日までの日本における累計収益は、105億ドルを突破しています。

10周年を迎えた『モンスト』が国内収益約1兆5057億円(100億ドル)を突破。『パズドラ』の1.7倍以上の記録、収益ランキング上位の常連に

競争の激しいモバイルゲームの世界において、10年という節目を迎えることができるタイトルは多くありませんが、日本では『パズル&ドラゴンズ』(GungHo Online Entertainment)が2023年2月に11年目を迎えています。

Sensor Towerのデータによると、『パズル&ドラゴンズ』のリリースから10年間(2012年2月20日から2022年2月19日まで)の日本における累計収益は、60億ドル以上となっています。この収益もかなり高水準ですが、『モンスターストライク』は1.7倍以上の収益(同作リリースから10年間)となっており、日本を代表するモバイルゲームの1つと言えます。

リリース直後は順調でも、次第に収益が下がってくるモバイルゲームもありますが、『モンスターストライク』は長きにわたって人気を継続しています。Sensor Towerのデータによると、直近3年(2020年10月11日から2023年10月10日まで)の日本のApp Storeのトップ収益ランキングにおいて、10位以内が962日間にも及んでいます。

10周年を迎えた『モンスト』が国内収益約1兆5057億円(100億ドル)を突破。『パズドラ』の1.7倍以上の記録、収益ランキング上位の常連に

さらに、3位以内となった日数は500日以上で、集計期間全体(1,095日間)の約半分を占めています。また、1位となった日数は245日間となっており、このデータからも日本を代表するモバイルゲームと言えることがわかります。

モンストの高収益を支える圧倒的MAU、直近3年間の平均MAUは580万を超える

『モンスターストライク』は、期間を過去3年に限定してみても、その人気が続いていることがわかります。Sensor Towerのデータによると、2020年10月11日から2023年10月10日までの日本におけるモバイルゲーム収益トップ5で、2位(20億ドル)のポジションとなっています。

10周年を迎えた『モンスト』が国内収益約1兆5057億円(100億ドル)を突破。『パズドラ』の1.7倍以上の記録、収益ランキング上位の常連に

同期間の日本での収益が21億ドルで1位となった『ウマ娘 プリティーダービー』(Cygames)のリリースは2021年2月で、収益トップ5のモバイルゲームの中では最も新しいタイトルです。また、トップ5内のその他のタイトルはいずれも日本発のモバイルゲームで、『Fate/Grand Order』(Aniplex)が2015年7月、『プロ野球スピリッツA』(KONAMI)が2015年10月、『パズル&ドラゴンズ』が2012年2月にそれぞれリリースされており、いずれもリリースから8年以上が経過しています。

これらのモバイルゲーム収益トップ5のゲームにおけるMAUを比較すると、『モンスターストライク』のパフォーマンスが際立ちます。Sensor Towerのデータによると、2020年10月11日から2023年10月10日までの日本における平均MAUを見ると、同作が580万超えて1位となっています。

10周年を迎えた『モンスト』が国内収益約1兆5057億円(100億ドル)を突破。『パズドラ』の1.7倍以上の記録、収益ランキング上位の常連に

上記のグラフから周年月にあたる10月に大きく伸びていますが、その他の月も安定的にMAUを獲得しており、現在でも多くのユーザーにプレイされていることがわかります。また、同期間の平均MAU2位は『パズル&ドラゴンズ』となっており、リリースから10年以上が経過したモバイルゲームの支持が日本市場で続いていることがわかります。

『モンスターストライク』が長期にわって人気を得続けているのは、適切なゲームのアップデートに加えて、人気IPとのコラボが1つの要素として考えられます。同作では2023年だけでも、ガンダムシリーズ、『進撃の巨人』『ソードアート・オンライン』『東京リベンジャーズ』『ジョジョの奇妙な冒険』を始め、日本で人気のIPと毎月コラボを展開しており、それに合わせて着実に収益を上げています。

アップデートやコラボの情報は『モンストニュース』で配信されるため、同作のYouTubeチャンネルの登録者数は100万人と突破しています(2023年10月15日現在)。また、X(旧:Twitter)の公式アカウントフォロワーも370万人(2023年10月15日現在)を超えており、10年の成果がゲームの外でも表れています。

Sensor Towerのストアインテリジェンスのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。

また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。

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