2023年11月2日、コナミグループは2024年3月期第2四半期決算を発表した。本稿ではその内容をお届けする。

 グループ全体での連結業績として売上高は1539億円(前期売上高は1484億円)、営業利益は354億円(前期売上高は254億円)と前期に比べて売上高は増収、営業利益は増益となった。

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コナミグループが2024年3月期第2四半期決算発表資料を公開。アミューズメント事業、ゲーミング&システム事業、スポーツ事業の好調で売上高3280億円と過去最高を記録
コナミグループが2024年3月期第2四半期決算発表資料を公開。アミューズメント事業、ゲーミング&システム事業、スポーツ事業の好調で売上高3280億円と過去最高を記録

 事業別で見てみると、ゲームコンテンツを取り扱うデジタルエンタテインメント事業が前期と比べ0.6%とわずかに減収したものの、アミューズメント事業、スポーツ事業が増収、とくにアミューズメント事業が39.3%と大きく増収した。

 デジタルエンタテインメント事業としては、配信中の『eFootball 2023』で大型アップデートを実施して配信を開始した『eFootball 2024』が高い評価を獲得。『パワフルプロ野球』シリーズの人気モードである“栄冠ナイン”に新要素などを追加した『パワフルプロ野球 栄冠ナイン クロスロード』が配信され、好調な出足を記録した。

 また、『遊戯王』関連で2024年2月に東京ドームで開催されるイベント“遊戯王デュエルモンスターズ 決闘者伝説 QUATER CENTURY”の発表や4年ぶりに世界トップデュエリストを決めるeスポーツ世界選手権“Yu-Gi-Oh! World Championship 2023”を開催したことがこれらの結果につながった。

コナミグループが2024年3月期第2四半期決算発表資料を公開。アミューズメント事業、ゲーミング&システム事業、スポーツ事業の好調で売上高3280億円と過去最高を記録
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 ネットを通して、ゲームをプレイする機会が増加している中、今後はデバイスの特徴に合わせた遊び方の提供やクロスプラットフォームでの展開をしていくとのことだ。

 継続した取り組みとしては、『メタルギア ソリッド 3 スネークイーター』のリメイク作品『メタルギア ソリッド デルタ: スネークイーター』や『SILENT HILL』シリーズのリメイクと完全新作の制作を進めていくと発表した。

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※画像はコナミ公式サイト及び、コナミグループ決算発表資料、決算短信から引用