2023年10月13日、ホロライブ所属のVTuber・常闇トワさんの1stソロライブ“Break your ×××”が立川ステージガーデンにて開催された。
自身初の全国流通アルバム『Aster』を引っ提げての今回のソロライブ。生バンドによる重厚なサウンドに負けじと、その歌声を力強く響かせた。
SPWN 配信視聴チケットを購入 Z-aN 配信視聴チケットを購入※配信チケットは、2023年11月13日(日)23時59分までSPWNとZ-aNにて購入&何度でも視聴可能。
【#常闇トワ1stソロライブ】常闇トワ 1stソロライブ "Break your ×××"【無料チラ見せ】
ライブの開幕を飾ったのは『FACT』。楽曲のド頭にあるトワさんの「聞かせて」というセリフだけで会場も一気にボルテージが上がる。
MCでは「やっべえ、めっちゃ緊張してる(笑)」と言いつつも、いつもの配信で見せるテンションでのトークをくり広げるトワさん。歌唱時のクールなカッコよさとは一転して、軽いノリとかわいさのギャップが魅力のトワさんらしいトークで会場を温める。
ふだんどおりのトークにより緊張をほぐし、いつもの自分を取り戻すと、『AKUMA』、『ライメイ』と続けざまに披露。緊張がほぐれ、エンジンがかかってきたかのように、さらに勢いを増す歌声で会場を魅了するトワさん。『ライメイ』では楽曲が始まる瞬間に衣装が本ライブのキービジュアルにも描かれている新衣装に変化。歌姫感マシマシなビジュアルで『ライメイ』をアツく歌い上げた。
今回のライブは韓国でもライブビューイングが行われているということで、韓国の視聴者に向けて挨拶を行ったトワさん。ライブタイトル“Break your ×××”の話題では、「過去の自分とか、VTuberはこうじゃなきゃいけないとか、アイドルはこうじゃなきゃいけないとか、そういった固定概念を今日は壊していこうと思ってやっていこうと思います!」と力強く宣言。自分だけではなく、会場に集まった常闇眷属(※常闇トワさんのファンの愛称)や配信やライブビューイングを視聴している眷属の越えたいものを越えるために、今日はがんばりたい、とその想いを語った。
バンド紹介(Bass.MITSURU(Crystal Lake)、Gtr.エレクトロソナー、Gtr.安島龍人、Drm.VAVA)を挟んで、3曲を立て続けに披露。疾走感のある楽曲『born to be real』を想いを込めて歌うと、『タイダナワンダー』ではかわいい振付とともに同曲の世界観を表現。『Present Day』では繊細な想いを歌にのせて会場に解き放つ。それぞれに雰囲気の異なる楽曲で、異なる歌声、異なる表情を見せていくトワさん。
続く『Whose thorns?』では、それまでの力強い歌唱とは一変して、情感溢れる美しい歌声を響かせる。『ミッドナイト・ランナウェイ』では会場も青色のペンライトで染まり、会場全体で楽曲を作り上げる。トワさんも曲中かわいらしいダンスを披露して、眷属を魅了した。
『Purple Disease』からはヘッドセットマイクでの歌唱に。ということは、ダンスも見どころになってくるパートだ。ラップ調の歌唱に加え、全身の身振り手振りで、これまで以上に華麗なダンスを披露するトワさん。『Cry Out』ではその美声によるロングトーンで会場を惹きつける。
再びハンドマイクに持ち替えると、『マイロア』で力強い歌声を響かせる。歌詞の「何語か分からない言葉で吠えろ」、「私の喉だけの私の吠えを」に続いて会場に詰め掛けた観客も「オーイヨエオ オーイヨエオ」とコールして会場の一体感と高揚感が増していく。
『ANEMONE』は、これぞ常闇トワという楽曲で、トワさんの低音も高音もたっぷりと楽しめるうえ、生バンドも映えるナンバーだ。第一声から会場を魅了すると“カッコイイ常闇トワ”を存分に魅せつけた。
続く楽曲では、スペシャルゲストとして、ぶいすぽっ!所属の猫汰つなさんが特別出演。つなさんは、ずっとソロライブがしたいと言っていたトワさんのひとつの目標が叶う瞬間に立ち会えたことをうれしく感じていると語る。
そんなふたりが披露するのは、アルバム『Aster』でもfeat.猫汰つなとしていっしょに歌唱した楽曲『二人三脚(feat.猫汰つな)』。ふたりのこれまでの歩みを描いたような、お互いを想い合うような掛け合いによる歌詞も含め、エモさが溢れる同曲を、ふたり揃ってライブで披露し、会場をあたたかな空気で包み込んだ。また、同曲のMVも制作中であることが明かされ、「完成したらぜひ観てください!」と伝えた。
続いての楽曲は『Antares』。同曲は、トワさんがホロライブプロダクションに所属して、配信者として活動する中で、大会などに出場して出会ってきた友だち(アステル・レダさん、ハコス・ベールズさん、ムーナ・ホシノヴァさん、ラトナ・プティさん、渋谷ハルさん、橘ひなのさん、万象院ハッカさん、星街すいせいさん、cptさん)がコーラスで参加している楽曲。MVも感動的なので、ぜひチェックしてほしい。
Antares / 常闇トワ(official)
そんな『Antares』について、「まだじつは完成していないんです、この曲は。今日はみんなといっしょに歌って、この曲を完成させたいんです!」と語る。そして、会場に集まった観客もコーラス部分を力いっぱい歌い、配信に集まった観客もコメントで弾幕を作り上げ、この1stライブに集った全員で楽曲を作り上げた。
続く楽曲は『Twilight』。“nikiさんに書き下ろしていただいた救いの歌”とトワさんが表現した同曲を歌い上げると、最後の楽曲へ。
「友だちがたくさんできたのも、ソロライブができたのも、やりたいことをやりたいって言ってマイウェイできたトワのことをみんなが応援してくれたからだと思います」と語り始めるトワさん。「好きなことをやっている自由なトワを、みんなも自由に応援してください!」という言葉に会場も大きな声援で応える。
そして「自分の声にすごく自信がなかったんです。でも、ホロライブに入れて、いろんな人に見つけてもらえて、この声が好きだと言ってくれる人、そしてこうして集まってくれる人、インターネットで観てくれている人、国を越えて観てくれている人、いっぱい出会いました。本当に、本当にうれしかったんです。なので、この曲をみんなに贈りたいです。皆さんへの感謝の曲です」と語られて披露されたのは、『サンビタリア』。
曲名となっているサンビタリアの花言葉は「私を見つめて」。曲中に思わず感情が溢れ出し、泣いてしまうトワさんに会場からも、そして配信のコメントでもあたたかな声援が送られる。トワさんは、こみ上げる涙を振り払うように、最後は力強く同曲を歌い上げた。
会場からのアンコールに応えて、再びステージに登場したトワさんは、『Palette』を披露。トワさんのアカペラから始まり、会場のペンライトがステージを照らし、曲の進行に合わせてバンドのサウンドが厚みを増し、楽曲が色づいていく演出で会場を魅了する。
MCでは『サンビタリア』で泣いてしまったことを謝罪しつつも、多くの人の努力やこれまでの積み重ねに対して涙がこぼれ、さらにそうして作り上げられたステージを観てくれる眷属の姿に思わず感情が溢れてしまったことを語りつつ、「マジでみんなに会えてよかった! マジで、本当に、本当によかったって何回も伝えたいよ!!」と改めて眷属への感謝を伝える。
ラストは『魁』。「最後の曲だよ! 盛り上がるぞー!!」という声に応えるように、会場もさらにアツさを増し、ペンライトを振り、タオルを回して、配信の視聴者もコメントの弾幕で盛り上がり、1stソロライブのラストをド派手に彩った。
特別ゲストとして猫汰つなさんを招いた『二人三脚(feat.猫汰つな)』から、エモい楽曲が続いて涙腺をやられた眷属も多かっただろう。楽曲やその背景はもちろん、トワさんの強い想いがヒシヒシと感じられたライブだったように思う。また、「今日のことも経験にして、糧にして、またつぎのステージに行きたいと思っています!」と最後に語ったトワさん。トワさんらしい楽曲はもちろん、これまでにない楽曲にも挑戦したアルバムのリリースと1stソロライブを経て、これからどんな姿を見せてくれるのか、まだまだ楽しみは尽きなさそうだ。
また、配信日当日にはホロライブDEV_ISのReGLOSSメンバーや、ホロライブENのハコス・ベールズさんによる同時視聴配信も行われていた。ホロライブプロダクションメンバーたちから、常闇トワさんの1stソロライブ“Break your ×××”がどのように映ったのか、要所要所で限界を迎えながらも楽しそうに視聴する様子が楽しめるので、そちらもぜひチェックしてほしい。
【ReGLOSSコラボ】常闇トワ先輩の1stソロライブ"Break your ×××"を同時視聴!!【#一条莉々華/hololive DEV_IS】
≪TOWA 1st SOLOLIVE WATCHALONG≫ *fangirling through ugly crying sobs* #常闇トワ1stライブ
常闇トワ1stソロライブ“Break your ×××”セットリスト
- 01. FACT
- 02. AKUMA
- 03. ライメイ
- 04. born to be real
- 05. タイダナワンダー
- 06. Present Day
- 07. Whose thorns?
- 08. ミッドナイト・ランナウェイ
- 09. Purple Disease
- 10. Cry Out
- 11. マイロア
- 12. ANEMONE
- 13. 二人三脚(feat.猫汰つな)
- 14. Antares
- 15. Twilight
- 16. サンビタリア
- En01. Palette
- En02. 魁