2023年11月2日にスクウェア・エニックスからNintendo Switch/PS5/PS4で発売予定(Steam版は11月3日)の『STAR OCEAN THE SECOND STORY(スターオーシャンセカンドストーリーアール)』(以下、『SO2R』)。東京ゲームショウ2023のスクウェア・エニックスブースで遊べる本作の試遊版の内容を詳しくリポート! また、試遊後にインタビューも行ったので、そちらの記事も併せてチェックしてほしい。
『SO2R』とは
1998年にプレイステーションで発売された、人気RPGシリーズの第2作目『スターオーシャン セカンドストーリー』。ダブルヒーローシステム、プライベートアクション、アイテムクリエイション、マルチエンディングなど、たくさんの要素が盛り込まれた、ファンのあいだでもとくに評価の高い作品となっている。『SO2R』は、そのフルリメイク作としてさまざまなチャレンジにあふれた懐かしくも新しい意欲作だ。
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美麗な3Dフィールドをピクセルキャラクターが駆け回るギャップがいい
本作の最大の特徴とも言えるのが、3Dと2Dとの融合。美しいフィールドをドット絵のキャラクターが活き活きと動く様子は、少し触っただけでほかのゲームにはないプレイフィールをもたらしてくれる。
『オクトパストラベラー』に代表される“HD-2D”とも違って、精密に描かれたフィールドとピクセルキャラクターとのギャップが、それぞれのよさを際立たせているように感じた。
私はオリジナル版を未経験だが、友人が遊んでいるのを見たことはあったので、どこか懐かしい感情も湧いてくる。でも背景はめっちゃきれいだし、なんならピクセルキャラクターに影までついちゃっている。懐かしさと新しさが同居しているこの感じは、リメイク作品の到達点のひとつなんじゃないか、なんてことまで考えてしまう。
『SO』らしさ満点! アクション全開のバトル
オリジナル版とは違って、本作はフィールドにいるエネミーシンボルに触れるとバトルに突入するスタイルとなっている。こちらに気づいていなければ“バックアタック”で不意をつけるほか、執拗に追いかけてくる敵も触れさえしなければバトルにならないので、不要な戦いを避けられる。ちなみに、今回の試遊はPS5版で、バトル中のボタン配置は下のようになっていた。
ボタン配置(PS5版)
- 左スティック移動
- 方向キーアサルトアクション
- ◯ボタン通常攻撃(連打で連続攻撃)
- ×ボタンバックステップ
- △ボタンバトルメニュー開閉
- □ボタン号令変更
- L1ボタン術技発動1
- R1ボタン術技発動2
- L2ボタンターゲット切り替え
- R2ボタン操作キャラクター切り替え
- R3ボタンターゲットロック
- タッチパッドポーズ画面開閉
バトルに突入すると、バトルメンバーと敵が入り乱れるアクションゲームに。◯ボタンの連打による通常攻撃が基本となる攻撃手段。離れていてもターゲットにしている相手を自動で追いかけて殴りかかってくれる。もちろん、左スティックで自由に位置取りしつつ立ち回ることも可能。
通常攻撃のほかに、ふたつの術技をワンボタンでくり出せる。試遊では実装されていなかったが製品版では“リンクコンボ”と呼ばれるシステムによって、複数の術技を連続して使うこともできるようだ。
新要素“ブレイク”を巡る駆け引きがアツい
敵のシールド値をゼロにすると、しばらく敵が動かなくなり、与えるダメージが通常よりもアップする“ブレイク”状態になる。強敵が相手のときはもちろん、通常のバトルでもこのブレイクを狙うことで、こちらのペースで戦いを進められるわけだ。
術技は“HP”、“ブレイク”、“バランス”という3つのタイプが存在。まずは“ブレイク”タイプの技でブレイクを狙い、ブレイク後は“HP”タイプの術技で一気に畳み掛ける! といった使い分けが重要になりそう。
ほかにも、敵の攻撃をギリギリで回避(バックステップ)すると、素早く背後に回り込み、通常攻撃でもシールド値を大幅に削れたりもする。ただし、バックステップ中に攻撃を受けると逆にこちらがブレイク状態になってしまうので、ハイリスクハイリターンなアクションと言える。
控えのメンバーもバトルに参加させられる!
バトル中は時間の経過で“アサルトゲージ”(画面左下に表示)が蓄積。最大になると、バトルに参加せず控えになっている仲間を呼び出して攻撃できる“アサルトアクション”が発動可能になる。これも本作からの新要素のひとつだ。
アサルトアクションは、操作キャラクターの状態に関係なく、好きなタイミングで実行できるのが最大の特徴。敵をブレイクしたときにいっしょに攻撃してもらったり、こちらがブレイクされたときの助けに入ってもらったり、といろいろな使いかたができる。
東京ゲームショウ2023の試遊台では3つの遊びかたから選べる
今回の試遊では、ラスガス山脈を進むデータ、ホフマン遺跡を進むデータのほか、ニューゲームで本作を最初から遊ぶ、という3つの選択が可能で、1回の試遊での制限時間は20分。
すべてを20分ずつ体験させていただいたが、ラスガス山脈は初プレイでも余裕で20分以内にボスまで到達できそう(私はできた)。一方で、ホフマン遺跡はギミックが豊富なこともあって、私は20分ではボスまではいけなかった。ニューゲームのほうは、イベントシーンを早送りする機能のおかげで進めやすくはあったが、バトルは少なめ。現地に乗り込まれる方は、何を体験したいかで遊ぶデータを決めるとよさそう。
今回の試遊体験をもとにインタビューも実施!
今回のプレイで気になったことをまとめて開発陣へ聞いてみた。インタビュー記事のほうも、ぜひチェックしてほしい。
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