ベセスダ・ソフトワークスより2023年9月6日、Xbox Series X|S(Xbox Game Pass対応)、Windows(PC Game Pass対応)、Steam向けに発売された『Starfield』(スターフィールド)。
『The Elder Scrolls』(エルダー・スクロールズ)や『Fallout』(フォールアウト)シリーズを手掛けるBethesda Game Studios(以下、BGS)が25年ぶりに放つ完全新規のフランチャイズとして、世界中から注目を集めていた本作。正式リリースから1日で、Xbox Series X|SとPC版の同時接続プレイヤー数が、合計で100万人を突破したほどの人気となっている。
大いに盛り上がっている『Starfield』だが、2023年9月7日に東京・港区の“RED°TOKYO TOWER SKY STADIUM”にて“Starfield ローンチイベント"が開催された。ゲストを迎えてゲームの魅力を紹介した本イベントの模様をお届けしよう。
ゲームトレーラーとともに、Bethesda Game Studiosのゲームディレクターであるトッド・ハワード氏からの「皆さんもどうか良い旅を」というビデオメッセージでイベントがスタート。
MCの荒木美鈴さんが、本作の登場キャラクターであるバレットの声(日本語吹き替え版)を演じた俳優・岩崎ひろしさんを迎え、トークセッションがスタート。
岩崎さんと言えば、『The Elder Scrolls V: Skyrim』のシセロ(“闇の一党”のメンバー)役や『Fallout 4』のコズワース役で、プレイヤーに鮮烈な印象を残した俳優だ。
2022年4月くらいから始まった収録は、間が空いたこともあったが、1年以上をかけて演じたそうだ。ゲーム画面に合わせて演じたのではなく、波形に合わせて吹き替えを行ったので、日本語と英語の尺を合わせるのが難しかったとのこと。言い慣れない言葉や、聞いたことのない土地の名前のアクセントなど、ていねいに確認しながら収録を進めていったと、岩崎さんは話す。
膨大なセリフの中で、岩崎さんのお気に入りは「私たちがいなければ、この銀河はただの暗い大部屋だ」というもの。理由は、「こんなセリフは地球に住んでいたらあまり言わない」からだそう。
続いて、ベセスダ・ソフトワークスのコミュニケーション・マネージャーであるレイナ・ボラノス氏も登壇し、あらためて『Starfield』の魅力を説明してくれた。
『Starfield』は“あなただけの物語”が描かれるゲームであり、1000を超える惑星で構成された銀河を、宇宙船で飛び回りながら自由に冒険できる作品だ。宇宙船のカスタマイズや惑星の探索、資源の収集に拠点の建設など、豊潤な本作の魅力が映像とともに紹介された。
その中で、トッド・ハワード氏は「(宇宙を)さまよっている瞬間こそ、このゲームでもっとも美しい」と考えていることや、コンステレーションのイメージはトッド・ハワード氏が好きな『インディー・ジョーンズ』とNASAを組み合わせたものであることも明かされた。
実機を使ったゲームプレイも披露されたのだが、主人公とバレットが出会う序盤のシーンでは、なんと岩崎さんがその場でアフレコしてくれるという、うれしいサプライズも。
最後にレイナ氏から「今後も新しいコンテンツを加えていく」というメッセージもあったので、『Starfield』の旅はまだまだ続きそうだ(そもそも現時点ですべてを遊びつくした人はいないと思われるが)。
まだ広大な宇宙の旅への一歩を踏み出していないのなら、いまからでも遅くない。ともにコンステレーションの一員となって、謎と驚きと喜びに満ちた冒険に出てはいかがだろうか?