レノボは2023年9月1日、ハンドヘルドゲーミングデバイス『Legion Go』を発表した。欧州にて11月に発売予定で価格は799ユーロ(約12万6000円)。日本での販売は明らかになっていない。
CPUはAMD Ryzen Z1 Extreme、メモリは16GB、ストレージは256GB/512GB/1TB PCIe 4.0 NVMe M.2 2242でmicroSDスロットも備えている。バッテリー容量は49.2Whで急速充電によって約30分で最大70%充電できる。
ディスプレイは8.8インチQHD+ (2560x1600) IPSで、10点タッチに対応しリフレッシュレートは144Hzとなっている。
左右のコントローラーはNintendo Switchのように脱着可能で、10個のマッピングできるショルダーボタン、トリガー、グリップボタンが搭載されている。
興味深いのは“FPSモード”。背面のキックスタンドを立てかけて、取り外した右のコントローラーに付属のコントローラーベースを装着して準備完了。コントローラーの底面には光学センサーが搭載されており、マウス操作に似た感覚で照準を合わせられるという。
大画面でゲームやエンタメを楽しめるウェアラブルデバイス『Legion Glasses』も発表された。マイクロ OLEDディスプレイ技術を備えており、リフレッシュレートは60Hz。『Legion Go』以外にほとんどのWindowsPCやAndroidスマホと接続できる。10月発売予定で499ユーロ(約79000円)。
移動時のゲームをサポートする製品としてUSB-C接続のヘッドフォン『Legion E510 7.1 RGB』も発表された。10月発売予定で49.99ユーロ(約8000円)。
ハンドヘルドデバイスとしては『ROG Ally』や『Steam Deck』の競合となるが、着脱可能なコントローラーや対応アクセサリでどこまでゲーム体験の差別化ができるのかが気になるところだ。
Legion Go主要スペック
- サイズ:210x131x20mm(ベースモジュール)、299x131x41mm(コントローラー装着時)
- 重さ:640g(ベースモジュール)、854g(コントローラー装着時)
- ディスプレイ:8.8インチQHD+(2560x1600) IPS、16:10、10点タッチ、144Hz、97%DCI-P3、500nits、83%AAR
- プロセッサー:AMD Ryzen Z1 Extreme
- メモリ:16GB 7500Mhz LPDDR5X オンボード
- ストレージ:256GB、512GB、1TB PCIe 4.0 NVMe M.2 2242 8
- OS:Windows 11 Home
- バッテリー:49.2Wh、急速充電対応
- ポート(上部):3.5mmオーディオジャック、USB Type-C (USB 4.0、DisplayPort 1.4、Power Delivery 3.0)、microSDカードリーダー
- ポート(下部):USB Type-C (USB 4.0、DisplayPort 1.4、Power Delivery 3.0)
- オーディオ:2Wスピーカーx2、マイク搭載
- 接続性:Wi-Fi 6E (802.11 ax)、Bluetooth 5.2