2023年7月14日~16日、日本最大級のインディーゲームの祭典“BitSummit Let's Go!! / ビットサミットレッツゴー!!”が、京都市勧業館みやこめっせにて開催。
本記事では、会場に出展されていたゲームの中から、韓国のゲーム開発スタジオBuff Studioの2Dアドベンチャー『Blue Wednesday』を紹介していく。
ジャズに乗せて描かれるストーリー&演出に感動
本作はジャズピアニストの主人公モーリスの物語を描くアドベンチャーゲーム。ピアニストとして挫折を経験し、行きたくもないアルバイトを続けるモーリスの日々から物語が始まっていく。ゲームは舞台となるエヴァンスシティーを巡りながら、人々との会話や、音ゲーやパズルなどのミニゲームを行うことで進行していくような構成となっていた。
本作のテーマのひとつであり、大きな魅力となっていたのがジャズの存在。作中で流れる音楽はジャズで統一されていて、クールジャズ、ビバップ、スウィングジャズなど、多彩なジャンルの楽曲はどれも素晴らしかった。また、物語の展開と曲が綺麗にリンクする演出も気持ちよく、プレイしていて鳥肌が立つ場面がいくつもあった。ブースにいた開発メンバーの方に話を伺うと、楽曲は開発メンバーで、本作の企画者の方がひとりで作曲されているそう。
ストーリーが進行していくと、度重なる遅刻などが原因となり、バイトをクビになるモーリス。そんな中、ジャズバーのピアニストの求人を見つけ、面接としてセッションをくり広げるところで体験版は終了となる。
今回出展されていた体験版は、Steamのストアページからダウンロード可能なので、ジャズがお好きな方はもちろん、少しでも気になった方はとにかく一度遊んでみてほしい。その際はヘッドホンをして、音量は大きめでプレイすることを強くオススメする。そして、製品版は2023年8月末にSteam版が発売予定。今後はNintendo Switch、プレイステーション、Xboxでの発売も予定しているそうだ。