2023年7月14日~16日、日本最大級のインディーゲームの祭典“BitSummit Let's Go!! / ビットサミットレッツゴー!!”が、京都市勧業館みやこめっせにて開催。

 スペインのマドリードを拠点とするインディーゲームスタジオNautilus Gamesのブースには、SteamとNintendo Switchでリリース予定のアクションゲーム『Everdeep Aurora』の試遊版が展示。ゲームメーカーでの勤務経験があるふたりのクリエイターの初のプロジェクトとなる本作は、8ビットゲーム機と『UNDERTAIL』からインスピレーションを受けたというビジュアルが特徴的だ。

Everdeep Aurora - Official Trailer | Wholesome Direct 2023

 プレイヤーは子猫のシェルを操作して、地下に広がる世界を探索。はぐれた母猫と再会するため、さまざまな困難に立ち向かうことになる。

子猫が母猫を探して地下を往く『Everdeep Aurora』試遊レビュー。敵が一切登場しない世界で待ち受ける困難とは【BitSummit Let's Go!!】
子猫が母猫を探して地下を往く『Everdeep Aurora』試遊レビュー。敵が一切登場しない世界で待ち受ける困難とは【BitSummit Let's Go!!】

 基本操作はオーソドックスな2Dジャンプアクション。敵は登場せず、ただただ探索にのめり込める。同作をパブリッシングするysbryd gamesの代表・Brian Kwek氏によれば「敵にやられて再スタート”といったストレス要素を排し、物語や世界の雰囲気を味わえる作品にするため、このような思いきったゲームデザインにした」とのこと。

 行き止まりがあったとしても、そこがブロック状の土の地形であれば、ドリルで掘削し、新たな道を切り拓くことも可能。ドリルはエネルギー残量が0になると性能が格段に落ちてしまうので、補給スタンドを発見・チャージすることが重要になってくる。

子猫が母猫を探して地下を往く『Everdeep Aurora』試遊レビュー。敵が一切登場しない世界で待ち受ける困難とは【BitSummit Let's Go!!】

 地下世界で出会う住人はなかなかのクセモノぞろい。とくに大柄なキャラクターはアニメーションも豪快で、低解像度グラフィックとの意外性もあって新鮮な感覚を得られた。

 新たなキャラクターとの出会いが、本作をプレイするモチベーションになることは間違いなさそうだ。

子猫が母猫を探して地下を往く『Everdeep Aurora』試遊レビュー。敵が一切登場しない世界で待ち受ける困難とは【BitSummit Let's Go!!】
子猫が母猫を探して地下を往く『Everdeep Aurora』試遊レビュー。敵が一切登場しない世界で待ち受ける困難とは【BitSummit Let's Go!!】
子猫が母猫を探して地下を往く『Everdeep Aurora』試遊レビュー。敵が一切登場しない世界で待ち受ける困難とは【BitSummit Let's Go!!】

 PC(Steam)版、Nintendo Switch版リリースは2024年を予定しているとのこと。レトロゲーム風のビジュアルに惹かれた人は要チェック。

『Everdeep Aurora』をウィッシュリストに追加(Steam)
BitSummit Let's Go!!公式サイト