2023年6月12日午前2時からの“Xbox Games Showcase”に続けて配信された、ベセスダ・ソフトワークスの新作『Starfield（スターフィールド）』に関する新情報を発表するイベント“Starfield Direct”。イベント内で発表された情報についてお届けする。
さまざまな新要素が明らかに！
映像で判明した内容は以下の通り。
- 宇宙が舞台の広大なオープンワールド。行き先はプレイヤーが自由に決められる
- プレイ画面は一人称視点と三人称視点を切り換えられる
- 武器や戦闘服、食べ物のディデールにこだわりが感じられる（とくに食べ物）
- コンセプトは“NASAパンク”。宇宙探索の驚異と雄大さを伝えること
- キャラクタークリエイトは細かい傷や歯など、かなり繊細なところまで設定できる。さらに“元料理人”といったバックボーンの設定も
- バックボーンの設定に応じて3つの特性も与えられる
- 本作のNPCはすべてキャラクタークリエイトと同じシステムで作られているためゲーム内で再現可能
- マインドコントロールができたり、近接戦闘に特化するといったスキルを育てていける
- 宇宙船は自由にカスタマイズやアップグレードが可能。クルーも自由に雇う
- カスタマイズ次第では宇宙船をロボットのような見た目にもできる
Starfield Direct – Gameplay Deep Dive
戦闘では射撃のほかバイキングよろしく直接乗り込んでの攻撃も可能
敵船へは、自身はコックピットにいる状態で宇宙船から砲撃できるほか、直接ドッキングして敵船に乗り込むことも可能。その場合、宇宙船は無傷で奪える。
宇宙空間で出会うほかの宇宙船。どう対応するかはプレイヤーしだい
宇宙空間では、遭遇した宇宙船に対してさまざまなリアクションが可能。交易や情報交換をして友好的に対応したり、逆に、攻撃を仕掛けてアイテムを奪う海賊行為も行える。宇宙海賊だ！
配信ではひとつの例として、「船に乗り込み、乗っ取って自分のものにする。サンドイッチを全部盗んで専用の貨物庫にしまっている」というサンドイッチ宇宙海賊プレイが紹介されていた。
1000以上の惑星を自由に探索
本作には探検可能な1000以上の惑星が用意されている。惑星探索と宇宙空間での出会い、種類豊富な武器での戦闘などが魅力だ。
コレクターズ・エディションには腕時計が付属
コレクターズ・エディションには、作中に登場する装置を再現した腕時計“コンステレーション・エクスプローラーズ・ウォッチ”が付属。
さらにそれを収める専用ケースも入っており、アポロ計画時代に宇宙飛行士が月の石を持ち帰る際に使っていたケースがデザインのアイデアのもとになっているという。
『Starfield』Xboxコントローラ＆ヘッドホンも発売決定
続けて、「Xboxハードウェアチームと協力して作ったものがある」と、本作仕様のXboxコントローラとヘッドホンが紹介された。
どちらも本作の雰囲気を生かしたスタイリッシュかつポップなデザインで非常に心惹かれる仕上がり。こちらはマイクロソフトストアにて購入可能だ。
ワイヤレスコントローラーは9328円［税込］、ワイヤレスヘッドセットは15939円［税込］となっている。
『Starfield』限定Xboxワイヤレスコントローラー＆ヘッドセット
作ったのは“銀河”。惑星は自動生成、探索で生まれるコンテンツ
リードランドスケープアーティストのマット・カロファノ（MATT CAROFANO）氏によると、ベセスダ・ソフトワークスのゲームはつねにディテールにこだわって制作されているが、本作で待つのは単なる“世界”ではなく、“銀河”であるという。
「なぜ本作をこれほど大規模にしたのか？ それは銀河系規模の自由を感じてほしかったからだ」とのこと。
続いてその発言を裏付けるようにシステムの説明がなされ、リードテクニカルプロデューサーのジャン＝フランソワ・レヴェスク（JEAN-FRANCOIS LEVESQUE）氏によると、1000以上に及ぶ本作の惑星は自動生成されるが、プレイヤーが探索することであらかじめ作成されたコンテンツが生じるのだという。
プレイヤーが接近すると惑星が生成され、地形の塊が結合される。その後、探索可能なロケーションを始め、遭遇するクリーチャーや環境ストーリーテリングが可能となるとのことだ。
惑星で行えることはプレイヤーしだい
同じ惑星を訪れてもプレイヤーによりそこで体験する内容は異なる。
何にインタラクトするかはプレイヤーしだいで、惑星に何があるのか探索してもいいし、景色を楽しんだり、資源回収だけして立ち去るのもいい。
スキルがあれば目当てのクリーチャーや植物を発見でき、惑星上に拠点を建設することもできる。拠点では植物や動物から資源を生成可能。惑星や星系全体の調査で経験値や報酬が得られる。
屋外では太陽が動くとすべての光は大気圏を通してリアルタイムで計算される。本作のライティングはより映画的になるように調整されているとのことだ。
ベースキャンプ（拠点）でできること
惑星をしばらく探索すると拠点（ベースキャンプ）を建設できる。
住居モジュールは多種多様な形状、サイズが用意されており、用途に合わせて使い分ける。クルーやコンパニオンに拠点の仕事を割り当てると追加ボーナスが獲得可能で、抽出装置を設置すれば、自身がいなくとも資源を採取することができる。
豊富な武器のカスタム。ベセスダ作品で過去最高
武器のカスタム要素が非常に豊富になのも本作の特徴。
さまざまな武器サイトやスコープを始め、大型マガジンやグリップ、バレルや炸裂弾を含む弾薬各種が用意されている。
本作では戦闘について徹底的に見直して制作されており、戦闘はよりダイナミックに、「とにかく爽快」に仕上がっているという。
本作に登城するMODや武器の数は、ベセスダ作品の中で過去最高と言っても過言ではないほど種類豊富になっているようだ。
舞台が宇宙というところでユニークなのは、無重力環境（0G）で実弾系武器を発射すると、自身が反動で後ろ方向へ飛んでしまうのだという。
そういう場合はエネルギー武器を使うと安定的に攻撃できる。さらに映像では、電磁誘導バリスティックアレイなども紹介されている。
素手や近接武器で戦いたい人、ピストルやサブマシンガンといったコンパクトな武器を好む人、さらに大型の武器を好む人もいるだろうが「本作ではすべて網羅している」と語られた。
※画面は配信をキャプチャーしたものです。
