※基本的にストーリーのネタバレはありませんが、発売前時点で未公開の情報も含まれているため、ご注意ください。
2023年6月22日に発売予定のプレイステーション5(PS5)用ソフト『ファイナルファンタジーXVI』(以下『FF16』)。本記事では、『FF16』の基本的な遊びかたを解説。
物語が進行する“メインストーリー”や、探索要素が満載の“エリアマップ”、ゲームを進めるうえで覚えておきたい機能などを解説していく。
▼『FF16』攻略&解説まとめ
ストーリーフォーカスとアクションフォーカスの違い
本作には、イージー・ノーマル・ハードといった難易度設定は存在せず、“ストーリーフォーカス”と“アクションフォーカス”のふたつのプレイモードが用意されている。
ゲーム開始時にどちらかのモードを選択して物語を進めることになるが、このプレイモードはメインメニューのオプションからいつでも変更が可能だ。どちらのプレイモードを選択しても物語に変化はなく、獲得できるアイテムも変わらない。
アクションを自分の力で楽しみたい、歯応えがあるアクションを遊びたいという人には“アクションフォーカスモード”を、アクションは苦手だがストーリーは楽しみたいという人には“ストーリーフォーカス”モードをおすすめする。
“ストーリーフォーカス”では、一部のアクションを自動化してくれる“サポートアクセサリ”が最初から装備されており、“アクションフォーカス”では装備されていない状態でゲームがスタートする。“アクションフォーカス”でも最初からサポートアクセサリを所持しており、途中で装備することも可能だ。
“サポートアクセサリ”は、クライヴの攻撃を自動化する“《オートアタック》の指輪”、敵の攻撃を受けそうなときに時間の流れを遅くして、時間内にR1ボタンを押すと回避できる“《オートスロー》の指輪”など、5種類が存在。
どちらのプレイモードでも装備画面からいつでも“サポートアクセサリ”の付け替えが行えるので、自分好みのスタイルでゲームが進められる。
また、ふたつのプレイモードでは、若干ながら敵から受けるダメージや敵のHPなどが異なる。“ストーリーフォーカス”がややマイルドな難度になっているが、じっくりとその差を比べなければ気づかないレベル。どちらのプレイモードでも体験できるアクションのおもしろさの質は変わらないので、好きなほうを選択しよう。
<サポートアクセサリ>
- 《オートアタック》の指輪
□を押すだけで、装備しているアビリティやフィートを駆使して、多彩な攻撃を出すことができるようになる。
- 《オートドッジ》の指輪
敵の攻撃を受けそうになったとき、クライヴが回避できる状態であれば、自動的にドッジなどで回避するようになる。
- 《オートポーション》の指輪
クライヴのHPが一定の数値を下回っているとき、所持しているポーションを自動で使用するようになる。
※ポーションとハイポーションの両方所持している場合は、ポーションから使用する。
- 《オートスロー》の指輪
敵の攻撃を受けそうになった時、クライヴが回避できる状態であれば、その瞬間に時の流れが遅くなり、攻撃が来ることがわかるようになる。
※ただし、オートドッジの指輪と同時に装備した場合は、この効果は発揮されない。
- 《オートトルガル》の指輪
トルガルコマンドによるトルガルへの指示を、クライヴの攻撃に応じて自動で実行するようになる。
戦闘画面UI解説
本作での基本的な戦いかたは、下記を用いて、敵のHPゲージを削るといった方法。
- 基本攻撃(□ボタン、△ボタン)
- 召喚獣アクション(R2+□ボタン、R2+△ボタン)
- フィート(〇ボタン)
一定以上の強さの敵にはHPゲージとは別に、攻撃をヒットさせると減らせる“ウィルゲージ”があり、これを削り切ることで“テイクダウン”(スタンのような状態)を取ることができる。テイクダウン中は敵の動きが止まるだけでなく、ダメージ倍率が上昇するので、有利に戦える。これらをくり返していくのが主な戦いかた。
上記を前提として、まずは本作の戦闘画面のUIを解説する。
- HPゲージ:敵の攻撃を受けると減り、ゼロになると戦闘不能になる
- リミットブレイクゲージ:敵に攻撃を与える、敵から攻撃を受けるなどでゲージが上昇。ゲージが一定以上溜まった状態でL3+R3ボタンを押すとリミットブレイクが発動可能
- 召喚獣:装備している召喚獣を示す。L2ボタンで召喚獣の切り換えが可能
- ショートカットキー(アイテム/トルガル):ショートカットに設定したアイテム、トルガルへの指示を出せる。十字ボタンの左でアイテム/トルガルを切り換える
- 敵のHPゲージ:敵の体力を示す
- ウィルゲージ:このゲージを削り切ると敵が“テイクダウン”状態になる
- バトルテクニック:特定の条件を満たしてアクションをくり出すと表示される
- アクションコマンド:クライヴが使用できるアクション。R2を押している最中は□ボタン、△ボタンでアビリティが発動可能
まずは“メインストーリー”を進めよう
本作では、赤いマークで表示される“メインストーリー”を進めるのが基本の遊びかた。ワールドマップやエリアマップから目的地に移動して、指定のNPCと会話をしたり、発生するバトルに勝利したりしながら、ゲームを進めていくのが基本の流れだ。
基本的にはこの“メインストーリー”に沿って進めればゲームを十分に楽しむことができるだろう。
フィールド内に敵は存在するが、基本的にレベリングのために倒さなくても、メインストーリーを進めていれば、スムーズにゲームが進行できるようになっている。
“メインストーリー”の随所では、専用のダンジョンのようなステージに挑戦することになる。ステージ内では、多数の敵とのバトルが展開。道中を進み、最奥で待つ強敵とのバトルに勝利すればステージクリアーだ。
また、バトルをスムーズに進めるためにも、クライヴたちの拠点となる“隠れ家”での装備の新調やアイテムの補充は欠かさず行いたい。
とくに忘れずに行いたいのが、回復アイテムの“ポーション”や“ハイポーション”の補充。数が減ったままステージに挑戦しても道中で拾わない限り補充できないので、拠点に立ち寄った際は必ず最大数まで購入しておこう。
装備更新は必ず行う必要はないが、攻撃力や防御力が上がり、戦闘がグンと楽になる。ギルや素材に余裕があれば新調しておこう。もちろん、初期装備のままクリアーを目指すという縛りプレイも可能だ。
装備はショップで購入する、鍛冶屋で作成する、サブクエストの報酬、のいずれかで入手可能。鍛冶屋で使用する素材は敵を倒したり、フィールドに落ちているキラキラの欠片から手に入れられたりする。素材を持っている場合には鍛冶屋で作成、持っていない場合にはショップで購入するといいだろう。
また、バトル中にHPがゼロになってしまってもご安心を。直前のチェックポイントからすぐにやり直すことが可能だ。再挑戦時には“ポーション”や“ハイポーション”も補充される。それでも強敵に敗北してしまうなら、クライヴのレベルを上げたり、“サポートアクセサリ”を付け替えたりしてクリアーを目指そう。
チョコボなどを開放できる“サブクエスト”をお見逃しなく!
メインストーリーのほかに、膨大なサブクエストも存在。緑の“!”マークがついたキャラクターに話しかけることでクエストが受注でき、クリアー報酬として、レベルアップに必要な経験値、ギル、アビリティポイントなどが入手可能だ。
注目したいのは、“+”マークのついたクエスト。+マークがついたクエストをクリアーすると、チョコボに乗ってフィールド移動速度を速めたり、ポーション類の最大所持数が増えたり、特殊な装備が作れるようになったりと、新たな機能が開放されるので、優先的にクリアーを目指すといいだろう。
“!”マークのサブクエストをプレイすることでは、ヴァリスゼアの情勢が理解できたり、知識を得ることができたりする。本作を隅々まで楽しみたい人は、ぜひサブクエストも進行してほしい。より世界への理解を深めることができるはずだ。
なお、クエストを受注すると、画面右側の“進行中リスト”にクエストの目標が表示される。“進行中リスト”には、メインストーリーの進行状況に加え、最大3件までのクエストの進行状況が表示可能。3つ以上のクエストを受注した場合は、メインメニューのジャーナルから“進行中リスト”に表示するクエストを選択できる。同時に多数のクエストを受注した場合はこの機能を活用しよう。
移動は“ワールドマップ”、“エリアマップ”、で手軽に
ヴァリスゼア全土が描かれたワールドマップでは、地図上のアイコンを選ぶことでヴァリスゼアの各地に移動できる。移動できるポイントは、各地で“オベリスク”と呼ばれる遺跡に近づくことで増えていく。
本作はオープンワールドではないため、基本的にはこのワールドマップを利用して場所を移動していく。
ワールドマップから移動する地点を選択すると、エリアマップに移行。エリアマップは、国ごとに作られており、モンスターが棲息するフィールド、世界の住民たちが暮らすフィールドなどが連なっている。
また、エリアマップはメインストーリー中の一部のタイミングを除き、自由に行き来することができる。
ワールドマップでは国と国との移動を、エリアマップでは、国の中で各エリアに移動できるといったイメージだ。
メインストーリーを進行することで訪れられるエリアが広がり、森が広がる自然豊かなマップや、沼地が広がるマップ、大半が砂漠で構成されるマップなど、さまざまなエリアを冒険していくことになる。
それぞれのエリアマップには、異なるモンスターが棲息。さらに、マップ上の“キラキラした欠片”からは、武器の作成や強化に使うさまざまな素材アイテムなどが入手可能だ。
探索をせずに本編だけを進めるもよし、じっくりと広大なフィールドを探索しながらゲームを進めるもよしと、どうプレイするかはプレイヤーの自由だ。
遊び続けられるやり込み要素も豊富!
ヴァリスゼア各地に生息する凶悪な魔物“リスキーモブ”の討伐、隠れ家の“アレテ・ストーン”から攻略済みのステージに挑んでハイスコアを目指す“アーケードモード”など、本編中でメインストーリーやサブクエスト以外にも、さまざまな要素が用意されている。
そのほか、本編クリアー後に選べる高難度の3つ目のプレイモード“ファイナルファンタジーチャレンジ”、それよりさらに高難度化した“アルティマニアックチャレンジ”、特定の召喚獣アクションのみで戦うバトルなど、やり込み要素も非常に豊富。
アクションの腕に自信がある人は、本編をクリアーした後も、遊び応えのあるコンテンツに挑戦しよう。
活用したい便利な機能&テクニック
メインストーリーを進めるうえで覚えておきたい機能を一部紹介。発売日にはさらに詳しく、初心者向けテクニックを紹介するのでお見逃しなく。
物語の理解を深めてくれる“アクティブタイムロア”
ゲーム中にタッチパッドを長押しすると、“アクティブタイムロア”が表示される。この画面では、メインストーリー上で重要になるキーワードを確認可能。“アクティブタイムロア”は、キャラクターとの会話中やイベントシーンの最中など、いつでも閲覧できる(戦闘中など一部の状況を除く)。
「このワードは何だっけ?」となったら、この機能を活用すれば、より深く物語を読み進めていけるはずだ。なお、“アクティブタイムロア”で確認できる項目は、隠れ家の“ハルポクラテスの備忘録”から再度確認できる。
迷ったときはL3長押しの“ナビゲーション”
メインストーリーで訪れるステージでは、マップ画面がなく、方向を見失ってしまうこともあるだろう。つぎにどの方向に向かえばいいかわからないときは、L3を長押しして、メインストーリーの目的先を示すマークや、進むべき方向に視点が合う“ナビゲーション”を活用しよう。
通路がふた手にわかれている場所では、“ナビゲーション”を利用して、あえて正解とは逆の道を進んで宝箱を探すのも有効な使いかただ。アイテムの取りこぼしがないようにステージ内をくまなく探索したいという人も、この“ナビゲーション”機能を活用すべし!
▼『FF16』攻略&解説まとめ