マーベラスは2023年3月期の決算短信を発表した。短信によると、連結経営成績は、売上高が253億4100万円(前期比1.5%減)。

 営業利益が24億8800万円(前期比45.9%減)、経常利益が29億3100万円(前期比42.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が19億2500万円(前期比49.6%減)となった。

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 デジタルコンテンツ事業としては、『牧場物語 ワンダフルライフ』のリメイク作『牧場物語 Welcome!ワンダフルライフ』が好調なセールスを記録。オンライン部門は、2022年10月20日に配信開始された新作スマホ向けゲーム『ドルフィンウェーブ』が好調に推移し、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』、『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』、『ブラウザ三国志』といったタイトルも堅実に収益に貢献したようだ。

 アミューズメント事業では、主力アミューズメントマシン『ポケモンメザスタ』の“スーパータッグ5弾”や“ダブルチェイン”の各弾が非常に好調とのこと。『ポケモンバトリオ』から展開中のポケモンキッズアミューズメントマシンは過去最高の売上を達成しており、コロナの影響を受けながらも海外展開の『ポケモンガオーレ』やプライズ(景品)ゲームも好調なようだ。

 音楽映像事業においては、『デリシャスパーティ プリキュア』をはじめとする『プリキュア』シリーズや『アオアシ』、『吸血鬼すぐ死ぬ2』のアニメの放送・パッケージ商品化を実施。アニメ『刀剣乱舞-花丸-』シリーズの新作3部作も劇場公開された。

 また、ステージ部門では舞台『刀剣乱舞』、ミュージカル『テニスの王子様』、『ワールドトリガー the Stage』、ミュージカル『憂国のモリアーティ』、『東京カラーソニック!!』the Stage、舞台『鋼の錬金術師』の公演が展開。配信収入の増加や行動制限の緩和による観客動員の回復などの要因で、前期比で増益となっている。

 なお、今後の見通しとしてこれからの計画も決算短信に掲載。ジュブナイルRPG『LOOP8』(ループエイト)や弾幕アクションRPG『東方シンセカイ』、ファッション&コミュニケーションゲーム『ファッションドリーマー』が今年リリース予定のほか、『ポケモンガオーレ』の各国・地域に向けた積極的な販促施策が展開予定。アミューズメントマシン新機種の開発も進行中とのことだ。

 さらに、『プリキュア』シリーズより劇場版最新作や大人向け新作アニメも公開・放送予定。ミュージカル『テニスの王子様』や舞台『刀剣乱舞』の最新公演に加え、『吸血鬼すぐ死ぬ』と『プリキュア』の舞台化作品の公演も計画。ほか多数のシリーズ新作公演も準備中とのことだ。そのほか詳細は公式サイトの2023年3月期の決算短信を確認してみてほしい。

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※画像は公式サイトより引用。