古今東西のインディーゲームを紹介するコーナー。今回お届けするのは、少し寂しいけれどほっこりするハートフルな物語が楽しめる『Moonglow Bay』。お送りするのは、“限界同人ライター”のありみち。
魚も船も町もボクセルアート
釣りが趣味だったパートナーの希望で、早期退職後に港町・ムーングロウベイに移住してきた主人公。しかしムーングロウベイは海に出没するオバケ魚のせいで漁師が減って寂れており、パートナーも海上で行方不明に……。
本作は娘の励ましで一念発起した主人公が、漁業でムーングロウベイを復興させる釣りゲームだ。ボクセルアートの四角い世界で、釣りと、ハートフルなストーリーが楽しめる。
魚釣りはすべての資本
町の復興資金稼や料理、さらには住人にプレゼントを渡すにも、本作ではすべてにおいて魚が必要だ。指定したポイントにルアーを投げ込めば釣りを開始できる。魚がかかったら釣り糸を巻き上げるのだが、魚が逃げる方向とは逆の向きに方向パッドを入力する必要があ
り、魚との戦いは気が抜けない。
船には投資を惜しまない
魚図鑑で情報収集
何はともあれ資金集め
ムーングロウベイを復興させるのが、本作の重要な目的のひとつ。復興資金を稼ぐためには釣った魚をそのまま売ってもいいが、調理したほうが高く売れる。材料を用意してレシピの手順に従って調理し、自販機かお店で販売しよう。
◆料理もボクセルアート!
ご近所付き合いも大事
寄付金で建物を修復
ムーングロウベイにはさまざまな施設があるが、ストーリー序盤ではほとんど機能していない。集会所や図書館、市場、灯台など、町を豊かにするための施設を再開させるためには、町で唯一の漁師であるプレイヤーの寄付が必要だ。
◆三日月型の美しい入り江
水族館をにぎやかに
釣った魚は水族館に寄贈でき、施設職員のマリナが魚図鑑に特徴を書き込んでくれる。寄贈された魚は生息域ごとに3フロアに分かれて展示され、営業時間内であればいつでも鑑賞可能だ。展示がにぎわうほどに、観光客も増えていく。
◆水族館を観光名所に
Moonglow Bay
- プラットフォーム:Xbox Series X|S、Xbox One、PC
- メーカー:Coatsink
- 開発:Bunnyhug
- 発売日:2021年10月27日発売
- 価格:Xbox Series X|S版とXbox One版は各2900円[税込]、PC版は2570円[税込]
- ジャンル:RPG
- 対象年齢:IARC 3歳以上対象
- 備考:ダウンロード専売