古今東西のインディーゲームを紹介するコーナー。今回は、異形の主人公と謎の生物の交流を描くアクションゲームをお届け。担当は、由井ノコウ。
異形の主人公・スエドと“少年”の心温まる物語
異形のキャラクターが生きる世界を舞台に、ある理由で権力者に追われる“少年”と、彼を守り戦うスエドの冒険を描くアクションゲーム。硬派で奥の深い、ソウルライクのエッセンスを感じるバトルシステムが魅力。
また、純粋な性格の少年と、保護者として振る舞うスエドの掛け合いが小気味よく、子ども×大人で展開する物語が好きな人にもオススメの一本だ。
『Clash: Artifacts of Chaos』Steamサイト 『Clash: Artifacts of Chaos』PlayStation Storeサイト超個性的でクセが強い、異形のキャラクターが最高!
本作に登場するキャラクターは、主人公のスエドを筆頭にほかのゲームでは敵モンスターとして登場しそうな、クセの強い見た目のヤツばかり。しかし、その見た目がキャラクター性と妙にマッチしていて、遊べば遊ぶほどその魅力に引き込まれていく。少年は最高にかわいいし、スエドもイケメンに見えてくる。
少年(画像右):黒い羽毛を持つ鳥のような生き物。作中ではおもに“少年”と呼ばれる。彼が持つある力が理由で追われている。無垢な性格がかわいい本作の癒し。
パンクな世界×硬派なアクション
本作での冒険は殴り合いでだいたいのことが解決できる、いい感じに倫理観のゆるい世界感で展開する。戦いの作法も独特で、バトルの前に行うサイコロを用いた儀式で負けると、殴り合いの本戦で視界不良や移動制限などのさまざまなデメリットを負うことになる。バトルシステム自体はかなり硬派で、切り換えると通常攻撃の連携がガラッと変わる“構え”の存在が特徴。
少年とスエドのオシャレ要素も
スエドには着ると能力が上昇する防具のような意味合いを持つ服の着替え要素が、少年にはとくに効果はないがかわいいアクセサリーが用意されている。ここまで攻めたビジュアルのキャラクターで着せ換えが楽しめるのは、あまり例のない本作独自の魅力かもしれない。
Clash: Artifacts of Chaos
- プラットフォーム:PS5、PS4、PC
- メーカー:NACON SA
- 配信日:2023年3月9日発売
- 価格:備考欄参照
- ジャンル:アクション
- 対象年齢:IARC 12歳以上対象
- 備考:ダウンロード専売、PC版は3400円[税込]、PS5、PS4版は5489円[税込]