大航海時代を舞台に、自由な冒険が楽しめる海洋冒険シミュレーションRPG『大航海時代 Origin』。実際の地球を1/320スケールで再現した広大な世界には、さまざまな遺跡やランドマークが存在し、港ではシリーズでおなじみの航海士、歴史上の人物たちと出会うことができる。
今回は、それら『大航海時代 Origin』を構築する美しい世界を紹介していこう!
陸上探検や釣りで探し出せる発見物!
冒険は海だけではない! 船舶を陸上に近づけると、陸上探検が可能になる。探検では地域独自の発見物を探すことができ、それらは世界中の好事家に報告することで報酬も得られるのだ。
これは『大航海時代 Origin』のベースとなる『大航海時代 II』でも評判のよかったコンテンツで、こちらを楽しみたい場合は冒険系統の主人公であるジョアンやエルネストを選ぶのがオススメだ。
その陸上冒険の手順としては、大前提として探索用の道具が必要となる。ベースとなる寝袋の数だけ探索が可能で、さらに探索を助けるロープ、手押し車、ポンチョなどの探検道具を使うと探検時の発見効果が上昇する。
それらの道具を用意したら、つぎは探索したいエリアの陸上に接近、陸地探検を選べばOKだ。探索は自動判定で戦闘、探検、収集といった各アクションを自動実行。その結果、運と実力次第で発見物を見つけられるほか、経験や名声も得られるというわけである。
発見物は地域によって実にさまざま。自然、動物、植物など、各項目において数百種類もの発見物が存在する。冒険家を目指すのであれば、いつかはコンプを夢見て世界へ旅立ちたい!
ヴェスヴィオ山にピンクサンドビーチ! 世界に点在するランドマーク
探検で見つける発見物以外にも、世界中にはランドマークとしてさまざまな自然物、建築物が用意されている。シチリア島のヴェスヴィオ火山、フランスのノートルダム大聖堂、新大陸のピンクサンドビーチ、カイロ付近の3大ピラミッドなどなど。
プレイヤーが最初に航海できるエリアは地中海のみだが、船団レベルが上昇すると新大陸、アフリカ、インド、そしてアジアや極東と徐々に航行可能エリアが増えていく。新しいエリアにたどりついた際には、港を巡りつつ、各地域を代表するランドマークを探してみるのもいいだろう。
俺は港の渡り鳥。歴史上の人物含む航海士たち!
世界の各港では、さまざまな人物を航海士として雇うことができる。彼らは頼りになる戦闘要員として、探検家として、交易家として、プレイヤーの冒険を大いに手助けしてくれるのだ。
そんな航海士候補たちだが、その多くは歴史上の人物。芸術学者のウィリアム・シェイクスピア、『ドン・キホーテ』の作者ミゲル・デ・セルバンテス、銃士ダルタニャンなどなど。
日本人としては、加藤清正、脇坂安治、藤堂高虎、島津義弘、九鬼嘉隆、来島通総、亀井茲矩といった文禄・慶長の役で活躍した水軍指揮官が参戦。さらに海外交易を行った商人の今井宗久、今井宗薫、角倉了以ら十数人が登場している。
その他、日本人の変わり種としては、慶長遣欧使節団を率いた支倉常長、信長に仕えた黒人・弥助も名を連ねている。いずれも日本と海外とを繋いだ人物で、歴史ファンも納得の人選だろう。
ちなみに史実キャラ以外には、『大航海時代 II』でお世話になったプレイヤーも多いだろうルイ・コスタ、アルベロ・スキラッチ、アンソニー・ジェンソンらが登場。オールドファンにはニヤりとできる面々が参戦だ!
宿屋の看板娘たちと仲よくなれば……!?
『大航海時代』シリーズのお約束といえば、港の看板娘たち。本作でも主要な港では、宿屋の従業員と交流を持つことができる。
彼女たちとは、探検で得た発見物の自慢や、プレゼント、会話を通して徐々に親密度が上昇。関係性が高まると、固有の依頼を受けることも可能に。彼女たちと交流を深めていくのも旅の息抜き、あるいは旅の楽しみというものだろう。
『大航海時代 Origin』の大海原に漕ぎ出そう!
そんな美しい世界が待つ『大航海時代 Origin』。シリーズ30周年を記念する本作は、高品質のグラフィックはもちろん、シリーズ過去作のさまざまな楽曲をアレンジしたフルオーケストラ音楽がファンの郷愁と没入感を高める。そして、交易、海戦、探検を中心にした各コンテンツの圧倒的な量と作り込み、大海原での自由さは、シリーズ本来の魅力を正しく今に伝えるものだろう。
そのあまりに広い世界で、プレイヤーはたった一人ではない。ほかのプレイヤーと協力、競争して所属する国家、あるいは商会の拡大を図っていくのだ。この原稿執筆時点ではまだ本サービスが始まっていないので、サーバー内の人気国家や商会の強さがどうなっているかは予想もできないのが正直なところ。
もしも大海原のどこかで出会うことがあれば、ぜひ美味しい交易ルートやかわいい酒場娘の情報でも教えていただきたい!