2023年3月2日~12日まで、東京・渋谷PARCO B1F“GALLERY X BY PARCO”にて、Nintendo Switch版『Ib』の発売を記念しての展覧会“ゲルテナ展”が開催中だ。
『Ib』ファンにはご存じのことと思われるが、ワイズ・ゲルテナといえば、同作に登場する謎に満ちた芸術家。今回の展覧会では、作者であるkouri氏監修のもと、ゲーム中に登場するゲルテナの絵画39点が忠実に再現。ファンにはたまらない展覧会となっている。
その人気ぶりたるや、開催決定が発表されるや大反響を巻き起こし、入場チケットの前売り券は販売開始後即座にソールドアウトしてしまうという熱烈なもの(つまり当日券はないので、いまから観たいと思ってもきびしいのです)。
2012年にフリーゲームとしてリリースされ、2022年にはSteamにてリメイク版が配信、そして3月9日には満を持してNintendo Switch版が発売されるなど、長きにわたってファンの心を掴んで離さない『Ib』だが、今回のゲルテナ展は、そんなファンにとってうれしいものとなったようだ。
そんな熱心なファンの気持ちに応える形で、別会場での“ゲルテナ展”の巡回展の開催も決定したようだ。詳細は続報をお待ちあれ。
#ゲルテナ展
【他会場での巡回展決定】
多くのお客様のご希望を受け、ゲルテナ展の他会場での巡回展が決定いたしました。
開催地、会期、入場チケットの予約方法に関しましては後日詳細を発表いたします。
続報をお待ちくださいませ。… https://t.co/MAL0NGQQvD
— GALLERY X BY PARCO (@parco_x)
2023-03-06 18:00:36
さて、ここでは会場に行けなかった人のために、“ゲルテナ展”のフォトリポートをお届けしよう。会場では、ゲルテナが描いた怪しくも美しい絵画作品たちが、これでもかとばかりの存在感を持っている。ときに絵画の中の絵が動いたり……。とはいえ、驚くべきはギャラリー側のこだわりぶり。
絵は、ゲーム中のビジュアルを忠実に現実化しているのだが、そのサイズもゲーム中の大きさをしっかりと再現。イヴたちが目の前で観たであろうスケール感を持って、迫ってくるのだ。また、額に関してもできる限りゲーム中に近いものを用意。探すのがさぞやたいへんだっただろうなあと思われるのだが、そのこだわりぶりには頭が下がる。ちなみにだが、絵画にはちゃんと布地のキャンバスが使われていた。絵画だからあたりまえなんだけど、近づいて何気なく見たときは、記者も思わず、「おおおっ!」と驚いてしまった。それくらい、『Ib』に対するこだわりが詰まった展覧会なのだ。
さて、会場ではオリジナルグッズも多数販売されていて、それも人気の一端だったりするのだが、展覧会を主催するPARCOでは、オンラインショップにて、一部商品の受注販売を開始している(商品のお渡しは2023年5月中旬以降)。気になる方はチェックされたし。
なお、週刊ファミ通では2023年3月9日発売号(2023年3月23日号/No.1788)では、『Ib』特集記事を掲載。作者であるkouri氏やプロデューサーのPLAYISM・水谷俊次氏に作品に対するこだわりをうかがいつつ、野田クリスタルさんやAdoさんには『Ib』に対する愛を語ってもらっている。何よりも、表紙はkouri氏の描き下ろし(!)ということで、ファンの方はぜひお手にとってみてください!
3/9(木)発売の週刊ファミ通(3/23号 No.1788)は 【#Ib】を特集!
表紙はkouri氏による描き下ろしです
●マヂカルラブリー #野田クリスタル さん/ #Ado さんが語るIb愛
●kouri氏/PLAYI… https://t.co/NYP7NFnB53
— 週刊ファミ通@毎週木曜発売 (@WeeklyFamitsu)
2023-03-06 12:01:42