桐生一馬ノ介。またの名を、宮本武蔵。

 2008年(平成20年)3月6日は、プレイステーション3用ソフト『龍が如く 見参!』が発売された日。本日で15周年の節目を迎えました。

『龍が如く 見参!』15周年。『龍が如く』シリーズのスピンオフ作品で、戦国時代を舞台に桐生一馬が宮本武蔵に!【今日は何の日?】

 『龍が如く』シリーズの3作目で、戦国時代を舞台にしたスピンオフ作品『龍が如く 見参!』。『龍が如く』シリーズのスピンオフ作品にはゾンビが登場する『龍が如く OF THE END』や幕末が舞台の『龍が如く 維新!』などがあり、最近でこそ本編と違うテイストでも「今度はこうきたか」とすんなりと受け取れますが、スピンオフ第一弾だった『龍が如く 見参!』が登場したときの衝撃は「時代劇モノ!?」と、とんでもないものがありました。

『龍が如く 見参!』15周年。『龍が如く』シリーズのスピンオフ作品で、戦国時代を舞台に桐生一馬が宮本武蔵に!【今日は何の日?】
『龍が如く 見参!』15周年。『龍が如く』シリーズのスピンオフ作品で、戦国時代を舞台に桐生一馬が宮本武蔵に!【今日は何の日?】

 ストーリーは関ヶ原の戦いから5年が経ち、“宮本武蔵”の名を捨て祇園で生きる桐生一馬之助のもとに、遥という少女が「宮本武蔵を殺してください」とやって来るという内容。

 宮本武蔵の伝説や史実をベースにしながらも『龍が如く』シリーズをプレイしていると「こう繋がるのか」とうれしくなる展開が多く用意されていました。また、序盤の桐生はその境遇からアウトローな性格になっており、かなり粗野な雰囲気。これがなかなか新鮮でした。

 本編のやさしい桐生ちゃんもいいですが、やさぐれた桐生ちゃんも素敵でしたね(笑)。

『龍が如く 見参!』15周年。『龍が如く』シリーズのスピンオフ作品で、戦国時代を舞台に桐生一馬が宮本武蔵に!【今日は何の日?】
『龍が如く 見参!』15周年。『龍が如く』シリーズのスピンオフ作品で、戦国時代を舞台に桐生一馬が宮本武蔵に!【今日は何の日?】

 シリーズでおなじみとなった俳優のモデリング起用も本作から。佐々木小次郎の松田翔太さんや丸目長恵の竹中直人さんが御本人そっくりでビックリしましたね~。

『龍が如く 見参!』15周年。『龍が如く』シリーズのスピンオフ作品で、戦国時代を舞台に桐生一馬が宮本武蔵に!【今日は何の日?】
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『龍が如く 見参!』15周年。『龍が如く』シリーズのスピンオフ作品で、戦国時代を舞台に桐生一馬が宮本武蔵に!【今日は何の日?】

 それまで実在の街をモデルにしていましたが、本作の舞台となる祇園は完全オリジナル。煌びやかな雰囲気で探索するのが楽しかったです。

 また、本作はシリーズ初のプレイステーション3ということで画面が綺麗になったほか、街の中でのロード数も減ったので、より作品世界にのめり込むことができました。キャバクラがない代わりに遊郭があったのも個人的に高評価ポイントです!

『龍が如く 見参!』15周年。『龍が如く』シリーズのスピンオフ作品で、戦国時代を舞台に桐生一馬が宮本武蔵に!【今日は何の日?】
『龍が如く 見参!』15周年。『龍が如く』シリーズのスピンオフ作品で、戦国時代を舞台に桐生一馬が宮本武蔵に!【今日は何の日?】

 バトルは時代劇だけあって、刀がメインに。

 威力の高い“一刀”、素早い連続攻撃ができる“二刀”、これまでのシリーズと近い戦いかたができる“素手”、じょうずに使えば強力な“特殊武器”という攻撃方法が方向キーに振り分けられていて、敵に合わせて戦いかたを変える戦略性がありました。

 シリーズおなじみのヒートアクションも時代劇のような演出が多く、迫力満点でしたね。

『龍が如く 見参!』15周年。『龍が如く』シリーズのスピンオフ作品で、戦国時代を舞台に桐生一馬が宮本武蔵に!【今日は何の日?】
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 リメイクやリマスターが充実している『龍が如く』シリーズの中において、『龍が如く 見参!』はとくにそういった動きのないタイトルです。

 龍が如くスタジオ代表の横山昌義さんは、最近のインタビューで『見参!』を『極』としてリメイクするには、ストーリーから作り直す必要があると語っています。

 「相当の気合と覚悟が必要になりそう」とも語っており、時間は掛かるかもしれませんが、いつか実現してほしいですね。『見参!』で戦国時代の歓楽街“祇園”を歩き回るのが楽しかったので、さらに綺麗になったグラフィックで街を再訪してみたいです。

 『龍が如く 維新!』もリメイクされましたし、いつか『龍が如く 見参!』もリメイクされる日を楽しみに待ちましょう! 我慢できない人はプレイステーション3でオリジナルをプレイしちゃうのもアリです!!

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