『NieR』シリーズのディレクターを務めるヨコオタロウ氏が原作・脚本を務め、そのヨコオ氏の舞台ではお馴染みの松多壱岱氏が演出を手掛ける舞台『爆剣』。
2021年3月に『爆剣 ~幕府御前試合~』が上演され好評を博し、2022年2月23日には続編『爆剣 ~東京転生死合~』の公演がスタート。だが、新型コロナの影響により、2月25日以降の公演は残念ながらすべて中止となっていた。
そんな『爆剣 ~東京転生死合~』の無念を晴らすべく、2023年3月1日から『爆剣 〜東京転生死合・再戦〜』の上演がスタート! 会場は前回同様、東京都品川区にある六行会ホールだ(公演は2023年3月5日まで)。
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本日3日(金)18時~
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\ヨコオタロウ氏 原作・脚本/
SHIROKURO STAGE 舞台「#爆剣」
東京品川「六行会ホール」で行われる
舞台「爆剣〜東京転生死合・再戦〜… https://t.co/18CsdSFHsn
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2023-03-03 11:50:00
『爆剣 〜東京転生死合・再戦〜』は、現代に転生した剣豪たちが、欲望や絶望が渦巻く現代社会でさまざまな悪事に手を染める魔王“織田信長”の打倒を目指す群像劇。剣戟やダンス、映像演出、アドリブなどが盛り込まれ、舞台のさまざまな魅力を存分に活かした演出に、現代社会の闇をベースに描かれたヨコオ氏による物語は意外な展開を見せていく。テンポもよく約3時間の舞台もあっという間。1年間熟成されたことで、すべてがこなれ、一気に『爆剣』の世界に引き込まれる“魔力”を感じる舞台になった印象だ。
本稿では、3月1日の昼に行われたゲネプロの場面写真を中心にお届け。
物語現代に転生した剣士たちと小悪党に堕した信長
舞台は人々の欲望が淀む大都会、東京の新宿。かつて世界を滅ぼそうと目論んでいた織田信長(鵜飼主水さん @mondo1959)は、その野望を小野善鬼(黒木文貴さん @96taka3)、塚原卜伝(川渕かおりさん @KaoriKawabuchi)、ヤツメ(雛形羽衣さん @ui_hinagata)、平賀源内(佐藤智広さん @satotomohiro420)といった剣士によって打ち砕かれ、窮地を迎える。だが、魔王・信長はその魔力により、森蘭丸(宮ノ尾 美友さん @miyu_miyanoo)、柳生宗矩(小栗 諒さん @rrryooo_0327)、柳生三厳(桜町たろさん @sakuratarosan)といった信長を崇拝する者たちを従えて、現在の東京に転生する――。
ここまでが『爆剣 ~幕府御前試合~』で描かれ、『爆剣 〜東京転生死合・再戦〜』では、それから百年の時を越え、剣士たちも転生。現代でも不穏な動きを見せる信長に、再び剣士たちが立ちはだかるが……。
現代の織田信長は、転生の不具合から分裂し、各地に織田信長の分身が出現。その分身たちは、強盗、強姦、違法薬物などに手を染める小悪党となっていた。剣士たちはそんな信長の分身を見つけては始末していた。
かつて信長を崇拝していた者たちも、矮小化した信長を見限り、信長の分身が大量発生する新月に信長たちを抹殺することを剣士たちに持ちかける。かつて魔王と呼ばれた信長はこのまま消え去ってしまうのか……。
そして新月の夜、剣士たちの前に意外な人物が立ちはだかる――。
【原作・脚本】
ヨコオタロウ
【演出】
松多壱岱
【出演者】
オノ 役 黒木 文貴
ツカハラ 役 川渕 かおり
ヤツメ 役 雛形 羽衣
ヒラガ 役 佐藤 智広