Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)用ソフト『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(『ポケモン S・V』)にて、“ウネルミナモ”に挑める特別なテラレイドバトルの結晶が期間限定で出現中だ。
本記事ではウネルミナモを捕まえた人に向けて、その特徴や活躍のさせ方について紹介する。
『ポケモンSV』の購入はこちら (Amazon.co.jp) 有料DLC『ポケモンSV ゼロの秘宝』(Switch)の購入はこちら (Amazon.co.jp)ウネルミナモの特徴
ウネルミナモの分類はパラドックスポケモン。『ポケモン スカーレット』に登場するほかのパラドックスポケモンたちと同じく、特性は“こだいかっせい”だ。
こだいかっせいはブーストエナジーを持たせるか天気が晴れのときに発動し、自身のもっとも高い能力が上昇するというもの。
ウネルミナモはみず・ドラゴンタイプ。天気が晴れのときはみずタイプの攻撃は威力が低下するため、こだいかっせいとの相性があまりよくないように見える。
しかしウネルミナモが覚える“ハイドロスチーム”は、みずタイプの攻撃技でありながら晴れていても威力が下がらないどころか1.5倍に上がる。つまり、ウネルミナモは晴れと相性のいいみずタイプのポケモンという稀有な存在なのだ。
ウネルミナモの育成案
ダブルバトル用
- 性格:おくびょう
- 特性:こだいかっせい
- 持ち物:いのちのたま
- テラスタイプ:みず
- きそポイント:特攻と素早さに特化
- 技:ハイドロスチーム、りゅうせいぐん、かえんほうしゃ、まもる
技や特性で天気を晴れにできる味方と組んで戦えるダブルバトルは、ウネルミナモの実力をもっとも発揮しやすいルールだと思うので、まずはダブルバトル向けの育成案を紹介。
タイプ一致技のハイドロスチームとりゅうせいぐんに加えて、晴れていると威力の上がるほのお技としてかえんほうしゃ、ダブルバトルでは攻撃役のポケモンが攻撃を受けやすいのでまもるを採用している。
晴れや雨といった天気をコンセプトとして戦うバトルチームはハマったときの強さは圧倒的なものの、別の天気に変えられてしまうと戦力が著しく低下する弱点もある。
たとえば、晴れ状態で使うコータスの“ふんか”は超大ダメージが見込めるが、雨状態だといっきにダメージが落ちてしまう。
ところがウネルミナモのハイドロスチームは、晴れでも雨でも威力が上がるので対処が難しい。また天気がすなあらしやゆきの場合は威力がもとに戻るものの、特性が“すなおこし”のバンギラスやカバルドンはハイドロスチームが弱点、特性が“ゆきふらし”のユキノオーはかえんほうしゃが4倍弱点とことごとくウネルミナモが有利だ。
さらに、みず・ドラゴンというタイプの組み合わせも優秀。弱点がフェアリーとドラゴンしかなく、みずタイプとほのおタイプによるダメージを4分の1に抑えられる。自身は晴れでも雨でも強いのに、それらの天気を活かして戦うほかのポケモンたちには圧倒的な耐性を持っているのだ。
ウネルミナモは現在のランクバトルでは使用できず、新たに発表された公式インターネット大会“パルデアプロローグ”にも参加できないが、今後ウネルミナモが使用できるようなレギュレーションになった場合は環境が大きく変わりそうで楽しみだ。
シングルバトル用
- 性格:おくびょう
- 特性:こだいかっせい
- 持ち物:いのちのたま(ブーストエナジー)
- テラスタイプ:みず(ほのお)
- きそポイント:特攻と素早さに特化
- 技:ハイドロスチーム、りゅうせいぐん、かえんほうしゃ、アクアジェット
ダブルバトルよりは天気を活かす戦いかたが難しいが、シングルバトルでも強力なポケモンではあると思う。
バトルチームにコータスなど天気を晴れにできるポケモンがいるなら持ち物はいのちのたまでいいと思うが、そうでないならブーストエナジーを持たせてこだいかっせいを発動させるのもアリ。
天気が変化していないならハイドロスチームを使う機会はやや減ると思われるので、テラスタイプはみずではなく、フェアリー技によるダメージを半減できてかつかえんほうしゃの威力を上げられるほのおもよさそう。
技はまもるをアクアジェットに変更。物理技であるアクアジェットにダメージは期待できないが、きあいのタスキなどで攻撃を耐えられたときに先制技で倒せるため採用価値があると思う。
さて、先述のとおりウネルミナモは現在ランクバトルでは使用できない。パルデア図鑑には載っていないポケモンなので、いつ使えるようになるかは分からないが、解禁がかなり楽しみなポケモンだ。
いっしょにチームを組むポケモンとしては特性“ひひいろのこどう”があるコライドンがいちばんに思い浮かぶが、2匹ともフェアリータイプが弱点で共通している点がネックになる。
そう考えると、個人的には有料DLC『ゼロの秘宝』の『前編・碧の仮面』もしくは『後編・藍の円盤』でグラードンが使えるようになることに期待したい。カイオーガにタイプ相性上有利な晴れ構築のエースということで、グラードンの相棒にはもってこいのポケモンなのではないだろうか。
といった感じで、『ゼロの秘宝』にも思いを馳せつつ、ウネルミナモが活躍できる環境が早く来ることを願って待っていようと思う。どうしてもいますぐウネルミナモが使いたいという人は、友人との通信対戦でなら使えるので活躍させてあげよう。
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