PC・スマートフォン向けRPG『SINoALICE -シノアリス-』(以下、『シノアリス』)の、15対15ギルド対抗戦“コロシアム”で世界ナンバーワンギルドを決める世界大会“第2回WGC (WORLD GRAN COLOSSEUM)”の決勝大会が、2022年11月13日(日)に開催された。

 日本版、グローバル版(139の国と地域)のユーザーを対象として開催された本大会において、全ギルドの頂点に立ったのは、ギルド“LiLLion!” 。2021年開催の第1回に続く、2連覇を達成した。

『シノアリス』世界大会WGC 2連覇ギルド“LiLLion!”は負けて強くなる主人公気質だった。連覇の勝因は雰囲気作りと守りに入らないこと【優勝記念インタビュー】

 今回、2連覇を達成したLiLLion!のメンバーにインタビューを実施。優勝の感想を始め、ディフェンディングチャンピオンとして迎えた決勝での心境や、初優勝からの1年の変化、ギルドの変わったところや変わらないところ、連覇につながった強さの秘密など、さまざまな点について訊いた。

クトリ

メインで使用しているジョブ:前衛とミンソサ
ギルド内の役職:ギルドマスター
好きなキャラクターズ:いばら姫、人魚姫

まりこふざけんな

メインで使用しているジョブ:ミンソサ
ギルド内の役職:神
好きなキャラクターズ:人魚姫

りのღᴸᴸᵎ

メインで使用しているジョブ:クレリック
ギルド内の役職:ナイトメアタイマー
好きなキャラクターズ:スノウホワイト

さくさく*オズゥ

メインで使用しているジョブ:クレリック
ギルド内の役職:ヒーラー
好きなキャラクターズ:いばら姫

フォクシー

メインで使用しているジョブ前衛ジョブ:(剣・弓・槌・槍)、魔具
ギルド内の役職:シップを殴る
好きなキャラクターズ:どんなジョブでもかわいい子(マッチ売りの少女)

ふくこふざけんな

メインで使用しているジョブ:ネクロマンサー
ギルド内の役職:宴会部長
好きなキャラクターズ:アリス

みたろう

メインで使用しているジョ:ブソーサラー
ギルド内の役職:バックダンサー
好きなキャラクターズ:シンデレラ、アラジン。待ってグレーテルも好き。決められない

やすこふざけんな

メインで使用しているジョブ:本
ギルド内の役職:とくになし
好きなキャラクターズ:アリス

海苔

メインで使用しているジョブ:ミンストレル
ギルド内の役職:無職
好きなキャラクターズ:とくになし

雪煇

メインで使用しているジョブ:前衛4種
ギルド内の役職:ポエマー
好きなキャラクターズ:スノウホワイト、シンデレラ

連敗経験からの2連覇が可能だった秘訣とは?

――まずは、優勝&2連覇の感想からお聞きかせください。

クトリまさか2連覇できるとは思っていませんでした。そこに尽きますね。あと、前回の優勝時からメンバーも数名入れ替わっているので、いまのメンバーで優勝できたことがとてもうれしいです。

まりこふざけんなクトリと同じで、絶対に2回目の優勝はできないと思っていたので、「え? 現実?」というか、夢見ているのかなって感じでした。このギルメンから誰ひとり欠けても、優勝できなかったと思います。

さくさく*オズゥこれからも世界一のヒーラーを名乗ります!

やすこふざけんなほぼ燃え尽き症候群です。

フォクシー優勝の酒はおいしい。

――流れが変わる前にまじめな話からしましょうか(笑)。前大会からはメンバーの入れ換えもあったかと思いますが、作戦や戦いかた、運営方針などに変化はありましたか。

クトリ運営方針は変わらないですね。

みたろうギルマスは変わった。

――そうですね、前のギルマスのまりこふざけんなさんは、いまでは“神”になられていますね。

りのღᴸᴸᵎほんとだ、事前アンケートの役職欄に“神”って書いてある!(笑)

まりこふざけんな遠い存在になってしまったねぇ。

――前のギルマスが人をやめちゃったから、ギルマスが変わったのですね。

クトリそういうことです、たぶん。

――そんな中で、今年も戦いかたや運営方針などはとくに変わらなかったですか? 昨年優勝とのことで、プレッシャーもあったかと思いますが。

まりこふざけんなプレッシャーはヤバかったですねぇ。

――練習時間が増えたり、そういった変化はありましたか。

クトリ練習というと、本戦のプレマッチ(※)ですかね。

※プレマッチ:本大会では決まった装備が配布されるため、それを用いた戦いかたなどに慣れるために本戦トーナメント進出ギルドどうしで組まれた事前練習試合のこと。

りのღᴸᴸᵎでもさ、予選のプレマッチも土曜はきっちり休んだよね、うちら。

クトリ土曜は自由参加というギルド方針なんですよ。

りのღᴸᴸᵎプレマッチでは負け越していたんですよね、5勝6敗で。本戦トーナメント決勝戦の相手だった**勿忘草**(わすれなぐさ)さんとは2回当たったんですけど、1回目はふつうに負けているんですよ。去年の最終予選でも**勿忘草**さんには負けているんで、決勝では運もよかったのかな、と。

――そう言えば、決勝戦直後のインタビューでは「作戦通りにはまったくいかなかった」とおっしゃっていたような。

みたろうあー、いかなかったねー。

まりこふざけんなうまくいかなかったらこうしよう、という形で考えていたのが決勝戦の戦いかたで、うまくいっていたら本来は物魔切り換えをする予定でした。

みたろう魔法、物理、魔法の予定だったよね。

まりこふざけんなそう切り換えて、相手を混乱させるつもりだったんですけどうまくいかなくて、けっきょくは魔具どうしの殴り合いになりました。

――どのへんで「これはダメだ」と作戦を切り替えたのですか?

みたろう前衛と後衛がまったく合ってなかったよね。

まりこふざけんなそう、前衛の残り本数と後衛の残り本数がまったく合わなくて。

りのღᴸᴸᵎ残り10分くらいのところで、「どうする? 変えたいけど全然揃ってないよね」という話になっていて、10分切ったところで「このまま魔具でいこう」という判断になりました。

クトリ**勿忘草**さんも、こちらが物魔チェンジでかき回してくるということをある程度予測していたようで、こちらの前衛の本数を遅らせる動きとかを前半からしてきていて、うまくやられちゃいました。

『シノアリス』世界大会WGC 2連覇ギルド“LiLLion!”は負けて強くなる主人公気質だった。連覇の勝因は雰囲気作りと守りに入らないこと【優勝記念インタビュー】

――ちなみに事前に作戦を立てて作戦通りにいく、というスタンスは、昨年から変わらなかったのでしょうか。

みたろう今回はむしろ「試してみる」っていうことが多かったです。今回はどうだろう、「あー弱いな、これはやめよう」みたいな(笑)。

海苔後衛のミンスをどうするかとか、最後まで試行錯誤していたよね。

みたろうラストのメアも色メアかポピーか、みたいなところも。

まりこふざけんな本戦はほんと、そのへんでめっちゃ悩んだよね。

――プレマッチのときは、そのように試してみて負け越したようですが、ベスト8に臨むにあたって不安などはありませんでしたか。

さくさく*オズゥLiLLion!って基本的に、環境が変わると最初はすごく負けるんですよ。そうして負けまくった後に無双するというのが、昔からこのギルドの特性だったと思います。

まりこふざけんな本当に最初はうまくいかない(笑)。

さくさく*オズゥだから、焦りとかはまったくなかったかと。私は昔からいるので、むしろ最初に負けたほうが安心感があるぐらいで。

クトリたしかに、最初からうまくいきすぎると「大丈夫か?」ってなります。

まりこふざけんなプレマッチで負けまくったときも、それでマイナスな感じや後ろ向きな感じになったりはしなかったですね。

りのღᴸᴸᵎプレマッチの1週目で、最初に3連敗したんですよ。そのつぎに1回勝って、その後さらに3連敗しまして。

みたろう「これ、どうやって遊ぶゲームだ?」って状態になっていました(笑)。

――すると、そういったところからの軌道修正が上手なギルドといった感じですかね。

クトリそうですね。何がいけなかったかとか、メンバー内で話し合えるギルドなので、速攻で軌道修正もうまくいくんじゃないかと。

まりこふざけんな去年出場した時の戦略や立ち回りをさらにブラッシュアップしたら、うちのギルメンなら絶対に大丈夫、優勝できると思っていました。

――今年から参加した新メンバーとしては、その連敗で不安になったりしなかったですか?

雪煇それはもう、なっていましたよ(笑)。3連敗したところで、自分を見直そうって思っていました。

みたろう偉い!

――それでギスギスにならないのはすごいですね。

クトリギスギスになるより「どうしたらいいか」と皆で考えてくれるし、意見もくれるので、すごく助かりました。

――そういえば雰囲気の話つながりで、気になったことがありまして。事前回答で何名かから、決勝ラストで「俺たちは強い!」と叫んでいたというエピソードをいただいたのですが。

『シノアリス』世界大会WGC 2連覇ギルド“LiLLion!”は負けて強くなる主人公気質だった。連覇の勝因は雰囲気作りと守りに入らないこと【優勝記念インタビュー】

まりこふざけんなこれは卒業しちゃったメンバーが去年言ってくれていたセリフで、大事な試合などでは「俺たちは強い!」って叫んでいました。

さくさく*オズゥコロシアムだと、みたろうさんがよく叫んでいた気がするよ。

まりこふざけんなラスト3分くらいで、私とみたぴーがずっと叫んでいる感じで(笑)。

――シノアリスのコロシアムって、そういう気合いが大事なのかも知れませんね。

みたろうもう乱数の関係とかで、お祈り要素がけっこうありますからね。決勝ラストでギルドシップを落とされたところも、お祈りしながら「俺たちは強い!」、「信じろ、信じろ!」、「大丈夫、まりこの豪運がある!」みたいな感じで。

りのღᴸᴸᵎ普段から、徳を溜めているからね。

――そうすると、今年の勝因は徳ってことになりますけど。

みたろう神ですからね。神の豪運のおかげかな。

優勝から1年の反響と応援、そしてプレッシャー

――では話は変わって、この1年でギルドとして成長したという実感などはありましたか? ディフェンディングチャンピオンだったわけですが。

りのღᴸᴸᵎ連覇については、個人的には逆になるべく意識しないようにはしていました。本戦に来るようなギルドさんはみんな連携や合わせもうまいし、どこが勝つかはわからない状態でしたから、フラットな状態で臨めるようにと。

――なるほど。たしかに、意識しすぎると緊張もしてしまうでしょうしね。

さくさく*オズゥ緊張という面だと、場慣れについてはLiLLion!はかなりあったかも知れませんね。去年からこういう大舞台を経験してきたわけですから。

――ただ、そうなると半数は入れ換わりのメンバーですから、緊張などもありそうですが。

さくさく*オズゥそこは軍師が変わっていないので、安心感はあったんじゃないですかね。軍師が迷ったらほかの人も不安になっちゃいますし、がんばってくれたと思います。

雪煇いちばん新入りの自分は、去年の対戦相手だったんですけどね。

みたろう昨日の敵はなんとやらだよ。

――その立場から、実際にLiLLion!として戦ってみてどう思われましたか。

雪煇楽しいですね、ふつうに。すぐに受け入れてもらった感じもしてありがたかったです。知っている人がギルド内にほぼいなくて。

――コロシアムだと、敵として知っているだけの人ばかりだったでしょうし。

雪煇それで恐る恐る入ってみると、フラットにやさしく接してくれる人が多かったので助かりました。

――いい雰囲気が伝わってきて、いいですね。では続いてちょっと緊張の話に戻りますが、今回の大会でやらかしてしまったことなどはありましたか?

まりこふざけんな本戦トーナメント中もまだポピーがいちばん強いと思っていて、最後のメアをポピーにしたら負けかけたことですかね。

みたろう危なかったね、あれは(笑)。

りのღᴸᴸᵎでも、試合を観ている人からしたら「LiLLion!は残り時間とか相手が出したメアとかを見て、ポピーにするかドリュアスにするか変えてくるのか。やるなぁ!」とか思われているかも。

――実際そう思う人が多そうですよ。

みたろうなんとか落とせたけど、後で「あそこでポピーは弱いわ!」って言ってたもんね。あそこが突破できたのは本当によかった。

――逆にこれはうまくいった、刺さったといったことはありましたか?

クトリうまく言えませんけど、ごり押しが強かったことかな。

りのღᴸᴸᵎ決勝も最後、メアのお見合いをしたけど、うちがちょっと早めに出したのがうまくいっていましたし、膠着状態になるなら先にしかけたほうが強いかもって話はしていました。

まりこふざけんな戦略を組むときとかにもけっこう大事にしているんですけど、守りに入ったら負けるということはつねに頭に入れるようにしています。予選の期間中でも、相手よりこちらの総合値が上だとしても、守りには入らないようにしようと話していました。

クトリ攻めの姿勢は大事だよね。

りのღᴸᴸᵎむしろ攻めの姿勢が、LiLLion!の持ち味だと思う。2年間ここにいて、守りに入り始めると負けが込むような気がしています。

まりこふざけんな脳筋スタイルが性に合っているのかもね(笑)。

――このギルドならではの秘訣という感じがしますね。ではつぎに、今回の大会出場を前に、SNSでの反響などはどうでしたか。

海苔ツイッターのアカウントを消してたから、マジで見ていないんですよね……。

まりこふざけんななんでだよ(笑)。

りのღᴸᴸᵎ反響は大きかったよね。あと、討伐などで知らない方からも、チャットで声をかけられることが多くなったりしました。

みたろうLiLLion!でちょっとエゴサしちゃった(笑)。

やすこふざけんなフォロワー数が40人くらいから100人を越えたりもしました。

まりこふざけんな去年よりも知名度が上がっていて、その分期待されていることも目に見えてわかって緊張した部分もありました。

みたろう投票のプレッシャーもあったかもです。この人たちのガチャを私たちが担っているんだ、って。

――今年も昨年同様、決勝戦での観戦チャットのほうも賑わっていましたね。

まりこふざけんなあれは本当にうれしいですね。滝のように流れていっちゃいますけど。

みたろう後から見返したいです、本当に。

りのღᴸᴸᵎ押されているときとかに、観戦席がどうなっているのか、後から見たいですね。戦っているときは見る余裕がないので。

――運営への要望として、改めて出しておくといいかもですね。

『シノアリス』世界大会WGC 2連覇ギルド“LiLLion!”は負けて強くなる主人公気質だった。連覇の勝因は雰囲気作りと守りに入らないこと【優勝記念インタビュー】

――続いてお聞きしていきます。この1年『シノアリス』を通じて、思い出深かったことなどはありましたか。

みたろう優勝が全部、思い出を持っていっちゃった感じはしますね。

りのღᴸᴸᵎ今年も浮き沈みが当然あったわけですけど、優勝できたから2022年は全部いい年だったなぁ、となっています。

みたろう私も優勝したつぎの日が誕生日だったので、いい前祝いをいただきました。

さくさく*オズゥ準決勝の2日前に二男の出産があり、正直出場できるかどうかドキドキでした。いつもサポートしてくれている妻と息子たちに、「絶対優勝報告するんだ!」と意気込み、有言実行できてうれしいです。

――思ったより、全体的にすごいことになっていたようで。

海苔こちらは優勝した前々日に、交通事故に遭いまして。メンバーには言わないようにしようと思っていたけど、結果どうでもいいかなぁという気持ちにはなったかな、と。

りのღᴸᴸᵎほんとお大事にだよ。

ふくこふざけんななんだかんだでこの1年もコロナ禍だったので、みんなで遊びに行くということができない中、『シノアリス』に限ってではないですけど、ゲームで15人集まってワイワイ話したりするのがすごく楽しかったです。

みたろう急にマジメか。でもたしかに、交流ツールとしてもいいよね。

――『シノアリス』の魅力についても、改めて聞かせてください。

やすこふざけんなやっぱり、コロシアムでしょうね。

みたろう共闘などでギルド外の人とも交流ができるところも!

クトリコロシアムは日本版だとインフレが加速し過ぎていて、戦略性が低くなっているのは少し残念ですが、それでもやっぱり戦略やアドリブ、武器振りのタイミングが大事なところがおもしろいですね。

さくさく*オズゥ武器振り1本で勝敗決まったりするところも楽しいです。

現在の環境に物申したいところ

――そんな『シノアリス』に、今後こういうことをやってほしいという要望などは現時点でありますか?

雪煇WGCなどの試合の動画を、YouTubeやほかのメディアに載せてほしいと思っています。観戦機能だけだとその場でしか観られないですし、思い出になるという点でもいいかなと。

――たしかに、観戦チャットの話でもありましたが後から観戦はできませんからね。

みたろう生放送でやっていたような動画を、毎試合アップしてくれるといいってことだよね。

雪煇盛り上がるでしょうし、見直しもできますからね。リアルタイムで観られなかったという声も多かったですし。

――たしかに。続いて、コロシアムの現環境について物申したいことなどはありますか?

さくさく*オズゥヒーラー視点からだと、WGCでしかヒーラーとしてのプレイヤースキルを発揮できる場がない点はなんとかしてほしいです。現在の環境は火力が高すぎて、ヒーラーがいる意味がないレベルなんですよ。

りのღᴸᴸᵎほんとそう!

さくさく*オズゥ火力がインフレしていないWGCの場でしか、ヒーラーとして世界1位だと胸を張れる場面がないんですよね。今回それを示せてよかったんですが、本アプリのほうでもヒーラーの存在感が欲しいなぁと。

――たしかに、試合を見ていても、何でこれで前衛が倒れないのか不思議に思う場面が多々ありました。めちゃくちゃ回復していましたよね。

『シノアリス』世界大会WGC 2連覇ギルド“LiLLion!”は負けて強くなる主人公気質だった。連覇の勝因は雰囲気作りと守りに入らないこと【優勝記念インタビュー】

さくさく*オズゥ大会用装備は火力が抑えられているとはいえ、プレイヤースキルがもろに反映されるんですよね。これについても、プロデューサー会議で物申すつもりではあります。

まりこふざけんな改善するなら、HPを増やすとかですかね。

りのღᴸᴸᵎ防御ステータスも、ジョブとかたくさん出てきていますけど攻撃ステータスほど上がっていなくて、火力にどうしても偏っていくんですよね。会議の際には、火力と同じだけ防御ステータスも上げてほしい、と物申したいです。

――逆に防御特化のジョブを追加するとかでは、解決しなさそうですかね。

りのღᴸᴸᵎ本アプリだとタンクがそこに該当しますけど、それももっと固くしてくれるといいかな、と思っています。

さくさく*オズゥその点、大会で使う専用アプリの環境はよかったですよ。戦略も個性が出せるし、プレイヤースキルについてもミクロとマクロの両方で生かせると思います。

みたろう“コロシアム”をちゃんとやってる感があるよね。

――もし第3回のWGCが開催されるとなったら、皆さん出場したいですか。

みたろうそのときまだ続けていて、機会があれば出たいですね。

まりこふざけんな続けていたら、なんだかんだで出たいと思います。

さくさく*オズゥ何連覇したら殿堂入りになるかは聞きたいですね。

雪煇3連覇じゃないですか?

――たしかに、連覇ごとにプレッシャーは増え続けるでしょうし、このへんで殿堂入りさせてくれないかという気持ちはわかります。ちなみにWGCの3回目が開催されるとして、環境はどのように変わっていると思われますか。

クトリ今年も去年とは本戦トーナメント専用の環境が少し変わっていたんですけど、3回目付近ではどのようになっているかによっていろいろと対応も変わりそうですね。

みたろう3回目の環境に“群雄割拠”とか入っていたら、「はー!?」ってなるだろうしね。

りのღᴸᴸᵎ絶対入れるなってプロデューサー権で言うよ。

――なるほど、さっき言っていたような本家寄りのバランスになっちゃいますからね。

海苔それとは別に、サポートはもうちょっと充実させてほしくはありますね。

みたろうそれはあるね。サポートでほかの武器よりも出力が2%上がるから、みんな魔具を使っていたし。

クトリサポート自体は、槍のほうが少しだけすぐれているんですけどね。

みたろうどうせフラットにして戦い合うんだったら、サポートも装備ごとにすべてフラットな状態にして、どれを使っても同じ強さにしてくれてもいいかなと思います。神魔を取る用と、かき乱す用以外で、物理を使う選択肢がなかったですし。

雪煇サポートについては環境的にほぼ昨年といっしょだったから、そこはたしかにいじってほしかったかも。

――大会の環境的には前年と今年で、あまり変わらなかったわけですね。すると戦いかた も、大きく変える必要はなかったのでしょうか。

クトリそうですね。それで最初は昨年と変わらないなと思って、昨年の優勝経験を生かして戦っていたんですけど、うまくいかずに初っ端から3連敗しまして。

まりこふざけんな去年ベースで戦略を組んだら、補助支援が1個上がっていただけでぜんぜん違っていまして、うまくいかなかったんですよね。ほかのギルドさんも、最初は去年ベースの戦法でやってくるところが多かったです。

――少し変わるだけでも、けっこう影響が出るものなのですね。3回目の開催となるとさらに変わるでしょうし、気になるところです。

フォクシーあとは海外のギルドさんが、今年は強くなっていたと思います。

みたろうそうだね、去年とぜんぜん違った。

――今年は海外から2ギルドが本戦トーナメント2回戦に駒を進めていましたね。

りのღᴸᴸᵎめっちゃ怖かったですよ。準決勝で海外ギルドと当たったとき、最後の30秒を耐えれば勝ちって展開でしたけど、心臓がバクバクしていました。

――日本のギルドとは、大きく違ったところもあったのでしょうか。

クトリ海外ギルドの人たちのほうが、守りに入らない印象がありました。攻めの姿勢が強いなぁ、と。

まりこふざけんな何をしてくるかわからないから、怖いところもありました。

――LiLLion!に近い戦法を、自然とやってきていた感じですかね。

クトリそれに近いかも知れません。去年と比べてゲームへの理解度もより高まっているみたいで、今回は初戦突破してくるだろうなと思って見ていました。

――環境変化とともに、今後注目すべきところかも知れませんね。

2年分の感謝を! そしてコロシアムのコツは……

――2連覇チャンプとして、コロシアムで勝つコツがありましたら、教えられそうな範囲で教えていただけますか。

まりこふざけんな俺たちは強い!

りのღᴸᴸᵎ俺たちは強い!

――気合いですかね!?

クトリ気合いもですけど、2連覇して個人的に思ったのは、LiLLion!は修正能力が高いという点で、負けてこそ強くなれるといったところはあったと思います。あとはメンバーに恵まれているという点ですかね。

――和気あいあいとしているという点は、もうこの場で十分に伝わっていますね。

クトリほかのギルドさんが負けた後にどうしているかはわからないですが、LiLLion!にはプラスの意見が多くてネガティブな意見がないという雰囲気が去年からありました。

みたろう負けて強さを知るなんて、主人公みたいじゃん。

――少年マンガの王道ですね。いい雰囲気のギルドですし、戦犯探しとかないのでしょうね。

ふくこふざけんな犯人がいたら、ちゃんと自白するよね(笑)。

クトリ先に言うね。やらかしても、自分でわかっていて次回はミスしないという意識につながっていると思います。

ふくこふざけんなそういう環境が作れているのも、LiLLion!のいいところだと思います。

――去年のインタビューでもノーギスギスが大事といった話になっていましたし、そういった雰囲気はやっぱり大事なんでしょうね。

みたろうメンバーに入れ換わりがあっても、引き継がれているギルド内の雰囲気は変わっていませんからね。

雪煇自分はここに入ったのは最近なんですけど、けっこう最初のほうは装備について自分が口出ししてもいいのかなぁと思っていたんですが、自然と口を出せるようになっていました。すごくありがたかったですし、自分のモチベにもつながりました。

――理想のギルドですね。そんなギルドに聞いていいのかわからないですが、名前に“ふざけんな”を付けるのが流行っているのはなぜですか。

まりこふざけんなこれはふくこが発端ですね。

みたろうふくこが“合わせ”のタイミングをミスったときに、メンバーが「ふざけんなよ」とおもしろおかしく言ったのを、そのまま名前に入れたという。

ふくこふざけんなそうですね、そのまま正式名称になりました。

みたろうその流れで、ふざけんな三姉弟が誕生しました。名前を変えるのには石を使いますけどね(笑)。

――自主的に使って変えたのですね……。そのあたりからも、いい雰囲気が伝わってきます。

りのღᴸᴸᵎ言いたいことが言えるからギスらないのかな、とは思います。言いたくても言えないって状態が、ギスりの原因になったりするのかも。

まりこふざけんなコロシアムの反省点とかあっても、こうすればよかったとかすぐに答えは出ますから、そこで終わりですからね。長引かせないです。

――なるほど、引きずることもほとんどないと。

まりこふざけんなこれは私の性格もあってのことかもですけどね。すぐに忘れちゃうから。

みたろう肉を食って寝て忘れよう。

――(笑)。言うのは簡単ですが、実際にできるのはさすが2連覇チャンピオンだなぁと。では最後に、この場で伝えておきたいことなどあれば。

みたろうユーザーは増えてほしいけど、いまから始めてすぐここまで来られるゲームかというと、そうじゃないんだでなー。

りのღᴸᴸᵎだでなー。

雪煇このインタビュー記事を見てくださっている人の中には、モチベがあるプレイヤーさんが多いと思うんですよ。それを本当に大切にしてほしいと思います。

りのღᴸᴸᵎ観戦しに来てくれたり、応援に来てくれたりした皆さんも読んでくださっているかと思いますので、「本当に応援ありがとうございました」という感謝は強くお伝えしておきたいです。

雪煇応援してくださっていたり、関わってくださっている皆さんがいることで、自分は15人で戦っている気はしませんでした。対戦相手のギルドの皆さんもまた関わってくださっている人のうちで、自分だけでここまでやって来られたとは思えないことを経験させていただいたので、本当に皆さんには感謝しています。

まりこふざけんないいこと言った。

みたろうさすがポエマー。

雪煇いやいや、みんな思っていることだと思って言っているから!(笑)

――素敵なメッセージをいただけたところで、最後にギルマスからも締めのメッセージをお願いできますか。

クトリ応援してくださった皆さんにもありがとうございましたと伝えたいですけど、ギルメンのみんなにもありがとうと伝えたいです。うん、なんだ……難しいな。

みたろう「つよい!かわいい!りりおん!」と言ってこの場は切り抜けておく?

まりこふざけんなズルくない?(笑)

クトリこの15人のメンバーだったからこそ優勝できたというのもすごく感じるので、本当に「ありがとう」しか出てこないです。