エンターグラムより発売中のNintendo Switch、プレイステーション4用ソフト『あくありうむ。』。女性VTuberグループ“ホロライブ”所属の“湊あくあ”さんが主演・プロデュースの恋愛アドベンチャーゲームで、彼女の「本物のメイドになりたい」、「美少女ゲームのヒロインになりたい」という想いから作り出されました。
そしてこの度、10月27日の発売を記念したファンミーティングイベントが東京・豊洲にて実施されました。今回は第2部に参加させていただいたので、その模様をお届けします。なお、一部ゲーム本編のネタバレが含まれるので、まだプレイしていない人は注意。
テオの部屋にバーチャルメイド服のあくあさんが登場!
ファンミ―ティングの会場に足を踏み入れると、スクリーンにはオープニングテーマ『未だ、青い』とエンディングテーマ『カシオペア』の映像が映し出されていました。ゲームの思い出が甦ります。
開始前からしみじみしていると、「こんあくあ~!」とおなじみの挨拶とともに湊あくあさんが登場。ゲーム内の“主人公(テオ)の部屋”+ふだんの配信でなじみ深い“バーチャルメイド”の姿という組み合わせは、ちょっぴり新鮮な雰囲気でした。
さっそく本作のお気に入りシーンやゲーム楽曲について振り返ります。自分のシーンは恥ずかしいとのことで、宝鐘マリン(船長)があくあの料理を食べて「あっっっめぇぇええええ! 初恋の味よりあめぇええええ!」というシーンがおもしろかったとのこと。
衝撃的な“44.5”シーンも忘れてはいられません。このシーンはプレイしたほかのホロライブメンバーの間でも人気で、驚いたり、笑ったりと大きなリアクションが多く印象的だったとのこと。
続けて楽曲についてもコメント。『未だ、青い』は本来、活動4周年を記念したオリジナル曲でしたが、本作のオープニングテーマとしてあえて採用。後付けではあるが、思ったよりもゲームとマッチしているとのこと。
エンディングテーマ『カシオペア』は、ウルっとくるようなとにかくエモい曲を目指して制作。ゲームをプレイして改めて聴いてほしいと強く語りました。この2曲はふだんのあくあさんのオリジナル曲とは一風変わった、しっとりめのテイストで構成されているのも注目ポイントですね。
そのほか、発売後に本作を実況しているホロライブメンバーの配信をチェックしているとのことで、「かわいい!」と褒めてくれるメンバーからテオに強く当たるメンバーまで、ゲームを通してさまざまな一面が見れておもしろいそうです。また、最初に設置された罠である“船長ルート”にほぼ行ってしまう点も印象的だったといいます。
今後、ホロライブメンバーの反応を振り返る配信もするかもとのことなので、そちらにも注目です。
豪華景品をかけた『あくありうむ。』クイズ大会。そして突如始まるライ〇ーゲーム
ここで、制作陣が考えた『あくありうむ。』クイズのコーナーが始まりました。1部と2部でクイズの内容が違っていた模様。
第1問は「『あくありうむ。』のエンディングテーマの曲名はなんでしょう?」という問題。
答えだと思った番号の数を指で表現して回答します。第1問は簡単でほぼ全員が正解。「インキャップってなんだよ! 逆に聴いてみたい」とツッコミながら難度が上がる2問目、3問目へ。
少しずつ脱落者がでていき、クイズ大会は最終問題となる第4問目へ。問題は「作品終盤に流れる配信画面のコメントには載っていない名前はどれ?」と、かなり隅々までチェックしていないと分からない難問があくあクルーたちの前に立ちふさがります。
正解は3.AKUKINのサングラス。かなりの難問でしたが、なんと多くのあくあクルーが生き残りました。クイズでは決着がつかなかったため、ここからはあくあさんとのじゃんけん大会に変更。
ここであくあさん動きます。「あてぃしはチョキを出すけどね!」とまさかの心理戦を仕掛けます。
最初はグ~! じゃんけん……
あくあ「チョキ!」
本当にチョキを出し、結果的にあくあさんを信じた人が勝ち上がりました。中にはまったく信じていない人も……(笑)。
次は「パーを出すよ!」。だまし合いのライ〇ーゲームは終わりません。
さいしょはグー! じゃんけん……
あくあ「チョキ! こ" れ" が" ラ" イ" 〇 ー ゲ" ー ム" な" ん" だ" よ" !」
信じていた人をまんまと裏切り、チョキをくり出しました。ここで大人数が脱落し、残ったのはひとりだけ。ライ〇ーゲーム(じゃんけん大会)優勝者には、あくあさんの直筆サイン入り『あくありうむ。』パッケージが贈られました。ここでクイズ大会は終了。
ハンバーグを食べたいあくたん VS マックを食べさせたいあくあクルー。次回作のイメージも明らかとなった質問コーナー
ファンミ―ティングは終盤へ。事前にあくあクルーから寄せられた質問に答えるQ&Aコーナーが始まりました。制作秘話や裏話も明らかとなった本コーナーで、とくに印象的だったQ&Aをピックアップして紹介します。
ゲーム本編中で歌っていた曲はアドリブ?
ゲーム本編では、鼻歌や実際に楽曲を歌うシーンがありました。あくあさんいわく、台本には歌詞だけが書かれており、それ通りに歌ったとのことでした。ただ、“音痴に歌う”と書かれていた部分はあまりにも歌の原型がなくなり、制作スタッフから「もう少し原型を留めてもらえれば!」とオーダーされたという裏話も明らかに。
次回作『あくありうむ。2』のイメージは?
多くのあくあクルーが期待する次回作。あくあさんは『1』を超える作品を作りたいとのことで、「誰かを闇落ちさせたい」、「相棒の動物のようなキャラクターを入れたい」など、さまざまなイメージがあるそうです。
ファンミ―ティングでは闇落ちさせてたいメンバー、動物キャラクターにしたいメンバーを3択で投票。闇落ちさせたいメンバーとして紫咲シオンさん(大多数が投票)、動物キャラクターにしたいメンバーとしてさくらみこさんが選ばれました。ちなみにさくらみこさんの鳴き声はおなじみの「にぇ~にぇ~」だそうで、右肩にいたら右耳から、左肩にいたら左耳から鳴き声が聞こえるASMR要素も入れたいようです。
かなり想像が膨らむ『あくありうむ。2』ですが、制作は未定とのこと。
ホロライブメンバーからの反応は?
発売後、多くのホロライブメンバーがプレイしていますが、中には直々にメッセージを送ってくれたメンバーもいたといいます。尾丸ポルカさんからは「ご主人様ってよんでください」、夏色まつりさんからは「俺がテオだ」ときて、渋い顔をしたとか……。
あくありうむ。途中のころに https://t.co/tTtacHaoy3
— 尾丸ポルカ (@omarupolka)
2022-11-12 01:22:09
今日20:00~
⚓あくあと付き合うことになりました⚓
▷https://t.co/dbLU7slhtv https://t.co/sktRa4Ppad
— 夏色まつり (@natsuiromatsuri)
2022-11-18 17:32:01
『あくありうむ。』のクライマックスについて
本作の衝撃的な結末は、“悲劇”にしたいというあくあさんの想いで、最初から決まっていたとのことです。インスピレーションを受けたアニメ作品としてKeyの『CLANNAD』(クラナド)を挙げて、絶望の中でも報われるストーリーを作りたかったと語りました。
「人の心を動かく作品を作るのは難しかったけど、作れてよかった」というコメントも印象的でした。
今晩のご飯はどうしますか?
なぜか『あくありうむ。』とは全然関係のない質問もあったそうです。あくあクルーも参加できる質問ということで「今晩のご飯はどうしますか?」が取り上げられました。3つの選択肢から、あくあクルーがあくあさんの夜ご飯を決めることに。
- カレーライス
- ハンバーグ
- 夜マック
結果は夜マック。あくあさん本人はハンバーグを食べたかったようですが、このアンケートにより夜マックに……。メニューはチキンナゲット+ポテト+ドリンクとのこと。参加したあくあクルーも夜マックにした人が多いはずです。余談ですが、筆者はしっかりハンバーグを食べました。
叶えたい夢は?
ソロライブの開催やゲーム化など、多くのことを成し遂げてきたあくあさん。今後の活動にも注目が集まっていますが、チャレンジしたいことは絶賛考え中だそうです。大きな夢としては……
- 武道館でのソロライブ
- 何かの大会で優勝したい
- ホロライブメンバーのみんなと話せるようになりたい
なお、“ホロライブメンバーのみんなと話せるようになりたい”は武道館ソロライブよりもハードルが高いとのこと。今後の活躍にも目が離せません。
ここで質問コーナーは終了し、最後に告知のコーナーへ。『あくありうむ。』の今後の展開として、12月30日、31日に実施されるコミックマーケット101にて、エンターグラムブースでグッズが販売されます。
会場にはあくあ、フブキ、マリンのアクリルスタンドの一部グッズも展示されていました。続報は、エンターグラム公式サイトをチェックしよう!
最後にあくあさんから「ファンミーティング楽しかったです! 気を付けて帰ってね! ありがとう!」のコメントとともにファンミ―ティングは幕を閉じました。コミックマーケットでのグッズ販売など、今後の展開にも期待です!