全世界シリーズ累計1億3000万部を超える大人気マンガ『BLEACH』の連載終了から早6年――。作者・久保帯人先生が紡ぐ新たな物語『BURN THE WITCH』(バーン ザ ウィッチ)が、アマゾンプライムビデオにて配信中です。今回は、その見どころに迫りましょう。
『BURN THE WITCH』(アマゾンプライムビデオ)
もともと『BURN THE WITCH』は、ジャンプ50周年記念号に掲載された読み切り作品でした。そこからおよそ2年の準備期間を経て、読み切り作品を前日譚とした新作エピソードの短期集中連載がスタート。同年、2020年10月には劇場中編アニメーションが公開されました。
今回ご紹介するのはその劇場上映版を全3話にまとめた特別編集版です。
※以下、『BURN THE WITCH』のネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください!
物語の舞台はロンドン。この世界には表(フロント)と裏(リバース)があり、表の世界を“フロント・ロンドン”、その裏側に拡がる世界を“リバース・ロンドン”と呼んでいます。
そしてここロンドンにおける全死因の72%にはドラゴンと呼ばれる“異形の存在”が関与しており、ドラゴンの存在を見ることができるのはリバース・ロンドンの住人だけ。本作の主人公は、その中でもドラゴンと直接接触することが許されている魔女コンビ。自然ドラゴン保護管理機関の保護官であるニニー・スパンコール(声:田野アサミ)と新橋のえる(声:山田唯菜)でした。
まずニニーは明朗快活、金髪ふたつ結びの女の子。ドラゴンを退治する戦術隊(サーベルズ)への異動を目指す傍らで、人気アイドルグループのリーダーという“表”の顔を持っています。
ちなみに物語は「おとぎ話なんかクソでしょ」、「誰も魔法が解ける本当の理由なんかわかってない」と語るニニーのモノローグから始まるのですが、物語の山場で再びこのセリフが登場する展開に。同時に語られる“魔法が解ける理由”がド直球かつ「なるほど」と思わせるような回答で、さすが久保先生! といった感じです。
一方のえるはニニーと打って変わり、黒髪ロングヘアの女の子。喜怒哀楽を見せないクールな性格でありながらもニニーとの会話からは心を開いている様子も垣間見え、物語の序盤では先輩であるはずのニニーに対して“のえるちゃん”と呼ぶよう要求するひと幕も。そんなふたりの軽快なやりとりも、物語をおもしろくする要因のひとつになっています。
また作中には『BLEACH』と『BURN THE WITCH』が同じ世界であることを示唆する描写があるうえ、物語のラストには『BLEACH』ファンにはたまらない仕掛けが。すでにSeason2の執筆も発表されているので、未視聴の方はいまのうちにふたりの活躍をチェックしてみてはいかが?
本日発売ジャンプ41号にて『BURN THE WITCH』Season1最終話、特大センターカラー55Pで掲載中!
そしてSeason2の執筆が予告ネームと共に発表されました!本作は「シリーズ連載」としてまだまだ続きます!掲載時… https://t.co/sEc6Hm6edl
— 久保帯人&スタッフ (@tite_official)
2020-09-14 14:12:13
※Amazon Prime Videoの配信情報は記事制作時のものです。
『BURN THE WITCH』(アマゾンプライムビデオ)