ValveのポータブルゲーミングPC“Steam Deck”が、注文したら即購入可能な状態となったことが海外向けに発表された。これまでは予約時期に応じて順次対応されていたが、生産強化により事前予約分をすべて対応完了し、一気に待ち時間を解消した形となる。

 即発送なのはあくまでValve直販の海外販売分についての話であって、国内代理店としてKOMODOが予約を受け付けている日本国内販売分にそのまま適用されるわけではないのだが、オーダーに追いつくレベルで生産が順調なのはそれはそれとして朗報と言えるだろう。

 一方Valve本家では、公式ドックの販売もスタートしている。参考までにこちらの価格は89ドルで、現在は「1~2週間で発送」というステータスになっている。

 公式ドックはUSB-A 3.1ポートやイーサネットポート、外部ディスプレイ接続用のHDMIポートやDisplayPortを持ち、周辺機器や外部ディスプレイを接続して据え置きの家庭用ゲーム機や超コンパクトなデスクトップPCのように使えるようにするもの(ただしHDMIポート付きのサードパーティ製USBハブなどを利用して同じようなことはできる)。

 搭載しているポートは以下の通り。複数モニターの接続にも対応し、最大1440pで120ヘルツ、4K解像度で60hzの出力が可能となっている。

  • USB-A 3.1 Gen1ポート(3個)
    • うち1個はSteam Deck本体への接続に使用
  • ギガビットイーサネット
  • DisplayPort 1.4
  • HDMI 2.0