2022年9月30日、ソニーは現在プレイステーションスタジオが開発中のVRアプリケーション『Climate Station』を、先端技術の展示会“CEATEC 2022”にて公開すると発表した。
『Climate Station』は、VRを使って複雑な気候データを見て操作し、気候変動の深刻さについて理解を深めるアプリケーション(Climateは“気候”という意味)。
本作は2023年にプレイステーションプラットフォームで提供予定とのこと。現在、詳細は不明だが、プレイステーションスタジオ開発で2023年に提供予定のVRコンテンツということは、順当に考えればプレイステーション VR2に対応するものと思われる。
ソニーブースでは同アプリケーションの予告動画が公開される予定。CEATEC 2022は2022年10月18日(金)~21日(月)に開催される。
Amazon.co.jpでプレイステーションVR2を検索する以下、リリースを引用
「CEATEC 2022」 出展のご案内 「ずっと、地球で感動を分かち合うために。」をテーマに、環境に貢献するテクノロジーを紹介
ソニーは、2022年10月18日(火)~21日(金)まで千葉市美浜区・幕張メッセで開催される「CEATEC 2022」 に出展し、「ずっと、地球で感動を分かち合うために。」をテーマに、環境に関する取り組みについて展示を行います。
ソニーは、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というPurpose(存在意義)に基づき、感動と人を軸とした多様な事業を推進しています。環境負荷ゼロをめざすソニーの長期環境計画「Road to Zero」に基づき、人々が感動で繋がるためには、安心して暮らせる社会や健全な地球環境が前提になると考え、社会・環境に対する「責任」を果たし、技術や事業を通じて「貢献」することを重視しています。今年のCEATECでは、「地球」・「社会」・「人」の3つの視点で、テクノロジーの「兆し」から構成した環境に貢献するさまざまな取り組みをご紹介します。
<主な展示内容>
1.地球
いま地球では何が起きているのでしょうか。宇宙から見えるこの惑星は、どんな姿なのでしょうか。身近でありながら全体がつかみにくい地球を、さまざまな方法で探ります。
STAR SPHERE(スタースフィア)
「宇宙の視点」をテクノロジーの力で人々に解放し、エンタテインメントの力で宇宙感動体験を世界に広めることに挑戦しています。今冬にソニー製カメラを搭載した超小型人工衛星の打ち上げを目指し、操作シミュレータを使って自由に宇宙や地球を撮影するサービスを予定しています。ブースでは、実験的なシミュレータ※1「Space Shooting Lab」を展示し、「宇宙の視点」を発見する体感型宇宙撮影の「場」を提案します。
※1:実際のサービス内容に近いが、操作デバイスや表示される情報は異なります。
Climate Station
プレイステーションスタジオが開発中の新しいアプリケーションです。バーチャルリアリティ(VR)による没入感を用いて、複雑な気候データを見て、操作し、理解することを可能にし、気候変動の深刻さへの関心を高めます。2023年にプレイステーションプラットフォームで提供を予定しています。ブースではアプリケーションの予告動画を紹介します。
2.社会
当たり前とされてきたシステムが、変わるべき時代に来ています。インフラ、エネルギー、農法など日々の社会生活に広く関わる、新しい基盤を実現するための技術を開発しています。
VISION-S
モビリティの進化は、ライフスタイルや社会の在り方にも変化を促すもので、EVやモビリティ関連サービス、スマートグリッド等により、社会課題や環境問題にも貢献すると考えています。ブースでは、今年1月に発表したSUVタイプの試作車「VISION-S 02」を展示します。
バーチャルプロダクション
バーチャル背景を大型LEDディスプレイに表示し、現実空間のオブジェクトや人物をカメラで撮影することで、背景と被写体をリアルタイムで合成した映像を制作できる技術です。スタジオの中で、ロケーション撮影を行ったような映像制作を実現します。ロケ地への撮影のためにスタッフが出向く必要がないため、現地での発電機の使用や、スタッフやセットの移動にかかるエネルギーが不要となり、温室効果ガス排出量の削減にも貢献します。ブースでは、デジタルシネマカメラ『VENICE』とCrystal LEDディスプレイを組み合わせた、ソニーのバーチャルプロダクションを体験できます。
3.人
私たちが日々選び、使うものは、何から作られているのでしょうか。環境への影響を考えるきっかけを生むとともに、できることから一つずつ、人々への新しい選択肢を作ります。
オリジナルブレンドマテリアル
竹、さとうきび、市場回収したリサイクルペーパーを原料とし、ソニーが独自開発した環境に配慮した紙素材です。ヘッドホン『WF-1000XM4』※2や、『WH-1000XM5』※3、スマートフォン『Xperia 1 IV(XQ-CT44)』のパッケージに採用され、プラスチックを使用しない個装パッケージ※4を実現しています。ブースの展示什器にもオリジナルブレンドマテリアルを採用しています。
※2: ラベル以外のパッケージにオリジナルブレンドマテリアルを使用。
※3: スリーブとラベル以外の個装カートンにオリジナルブレンドマテリアルを使用。
※4: コーティングや接着で用いる材料は除く。個装パッケージの範囲は、個装カートン、個装カートン上および中の包装材です。
紙発泡材
回収古紙などの紙材を粉砕したものを主原料とし、発泡させた新たな緩衝材です。他の紙材と組み合わせることで、重量のある大型の製品にも対応できる緩衝特性を達成しています。また、紙を原材料としているため加工がしやすく、さまざまな成形が可能です。
上記以外の数々の取り組みも会場およびオンラインでご覧いただけます。
また、取り組みの一部を、コーポレートブログでご紹介しています。