スクウェア・エニックスよりNintendo Switch向けに2022年12月9日発売予定の『ドラゴンクエスト トレジャーズ 蒼き瞳と大空の羅針盤』。
本作は、幼い兄妹であるカミュとマヤのふたりがお宝ハンターとなって世界中を旅する新感覚の“トレジャーライフRPG”。
冒険の舞台となる“はてしなき竜の大地”は、何百種類というお宝が眠る未知の世界。カミュとマヤは伝説のお宝“七つの竜石”を求めて、果てしない冒険の旅に出ることになります。これまでも、お宝探しのポイントや探索方法、頼りになる仲間のモンスターなど、いろいろな情報を紹介してきました。
2022年9月17日には、スクウェア・エニックスが東京ゲームショウ2022で配信している“SQUARE ENIX TGS2022”で、料理研究家のリュウジさんが本作に登場する料理を再現しつつ、本作のプロデューサーを務めるスクウェア・エニックスの犬塚太一氏が最新情報を紹介する番組を配信。
TGS2022のスペシャルトレーラーも公開されました!
そんな『ドラゴンクエスト トレジャーズ』ですが、東京ゲームショウの会場である千葉・幕張メッセから少し離れたイオンモール幕張新都心にて、9月17日と18日に初めての体験会が開催されました。
25分くらいの短い時間ではありましたが、物語の冒頭から少しだけ実機をプレイできたので、その模様をお届けします。
まず、本作のカミュとマヤの兄妹はバイキング船で暮らしながら、すごいお宝を見つけることを夢見ています。
バイキングから「ガラクタ好き」とからかわれるような日々を送っていましたが、囚われの身となっているふしぎな精霊を助けるとともに、ふたりは行動を起こすことに……!
スリングショットでカゴを落として精霊を開放したカミュとマヤは、念願だったお宝探しの冒険に旅立つべく、大海原へと飛び出します。
精霊の言葉がまったくわからないふたりですが、誘われるままに小舟を進めるカミュとマヤの前に、大きな神殿が建つ小島が現れます。お宝があるかもしれないと神殿に忍び込んだカミュとマヤを待っていたのは、光輝くふしぎな短剣でした。
短剣を手にしたとたん、精霊であるミューシャとトンブーの言葉が理解できるように! それは短剣のチカラによるもので、ミューシャとトンブーいわく、カミュとマヤは“伝説のお宝ハンター”らしいのです。
自分たちが伝説のお宝ハンターと言われたことにとまどうカミュとマヤをよそに、ふたりは精霊によって“かの地”へと飛ばされてしまいます。
気が付いたときには、マヤは見たことのない“かの地”こと“はてしなき竜の大地”に降り立っていました。
神殿で手にした“竜の短剣”のチカラでモンスターたちと心が通じ合うようになったマヤを待っていたのは、リボンがかわいらしいキュートスライムのキラリン。
これまた竜の短剣のチカラで“お宝コンパス”を発動したマヤは、さっそく“モンスタービジョン”を使ってキラリンが探している落とし物のありかを発見します。
探し物が見つかったキラリンは、鍵がかかっている扉を突進して破壊。先へと進むマヤを待っていたのは、お宝探しをなりわいにする“ギンギーラ空賊団”の幹部、ニャゴスと出会うのでした。
……と、ここで残念ながら時間切れ。試遊は終了しました。ここからマヤはフィールドに飛び出し、自由にお宝探しを楽しめるようになるそうです。
物語のオープニングを飾る物語とお宝探しの基本を学べるチュートリアルを体験できたのですが、冒険マンガかアニメの幕開けのような王道の展開がテンポよく描かれていて、気が付けば本作の世界に入り込んでいました。キャラクターボイスを担当するくまいもとこさん(カミュ役)、水瀬いのりさん(マヤ役)、新井里美さん(ミューシャ役)、高戸靖広さん(トンブー役)の演技がイメージにピッタリなのも、その一因かと。
お宝探しでは基本中の基本であろうモンスタービジョンも、今回の試遊ではわかりやすい場所が見えましたが、仲間のモンスターや地形のバリエーションが増えることで探索の幅が大きく広がりそうです。
また、お宝を掘り出す際にはボタンを長押ししてゲージを満タンにする必要があるのですが、複数のモンスターに囲まれているときなどは、このゲージがカギになりそうな気がします。掘り出しているあいだは仲間モンスターを使ってジャマされないようにするとか……。お宝を掘り出せたときの「見つけた!」感も、ゲージのおかげで増している印象を受けました。
今回の試遊は序盤も序盤で、本作の“つま先”をかろうじて見られたという感じですが、隠されているお宝に近づくとその場所が光ったり、つぎに向かうべき場所にガイドが出るなど、探索に慣れていない人も気軽に楽しめるようになっていました。とはいえ、明らかになっているゲームの情報を見るかぎり、仲間モンスターの使いかたや組み合わせ次第でいろいろな探索方法が試せそうなので、コアなプレイヤーも満足できるのではないでしょうか。
犬塚太一氏がプロデューサーを務めているということで「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズを想起する人も多いでしょうが、モンスターを集めてともに冒険するというエッセンスはありつつも、本作はシリーズに新しい風を吹き込むスピンオフタイトルという印象を受けました。あと3ヵ月ほど待てば、カミュとマヤの新たな冒険が始まります。それまでは続報に注目しつつ、2022年12月9日を待ちたいと思います!
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