元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長であり、編集部時代から現在に至るまでゲームプレイ日記やエッセイを執筆している大塚角満によるプレイ日記。Nintendo Switch、PC用ソフト『モンスターハンターライズ:サンブレイク』のプレイ日記。その第36回をお届けします。

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懐かしいクエストだなぁ!

 『モンスターハンターライズ:サンブレイク』が発売されて以降、この老ガンランサーがとりあえずの“最初の目標”として定めたのが、

 “マスターランク100”

 への到達であった。

 その過程で、じつはいろいろなヤベェ連中と遭遇して阿鼻叫喚の地獄絵図を演じてきたんだけど、8月10日の大型アップデート後のことを書き始めてしまったので、まるで俺が何の苦労もせずにホイホイと階段を上ってきてしまった……かのように読者の皆さんには見えているかもしれない。

 それは、ここまで狩り続けている者として看過できない悲しい出来事なので、少しずつこのあたりのことも記していければなと考えている。

 でも……w

 今回もいろんなことをスッ飛ばして(オイ)、いま俺がもっとも頻繁に出掛けている“あるクエスト”のことを書きたいと思うのよ。

 そのクエストは、『モンハンライズ:サンブレイク』のクエストカテゴリーの中で個人的にもっとも好きな“盟勇クエスト”の中にあった。

 そこに連なっていた文字列を見た瞬間、俺の脳裏に10数年前の青春時代の情景が走馬灯のように蘇る(ちぬの?)。

 ここで、賢明な読者諸君から、

 「角満さん、10数年前でも立派なおっさんだったのでは……w 青春時代とは程遠い……w」

 という心無い声が飛んできそうだが、ええい、黙れ黙れ。

 “青春時代”の定義は、

 「夢や希望に満ち溢れ、活力がみなぎる若い時代を人生の春にたとえたもの」

 となっているので、夢と希望と活力が盛んだったころであれば、年齢なんてどーでもいいのである。……まあ、よく読めば思いっきり“若い時代”と書かれているけど(苦笑)、自分自身が、

 「このときが俺の青春だった!!!」

 と決めてしまえば、もうそれが答えなのであるよ。

 そう考えると俺の青春時代はやはり、ファミ通のニュースチームを取り仕切り、初代『逆鱗日和』や『もっと! 逆鱗日和』、『ニャンと! 逆鱗日和』などをバンバン作っていた30代後半ごろ……ということになろう。当時ほど仕事も遊びも充実していた時代はなく、

 「一度だけ過去に戻してあげるけど、いつがいい?」

 と悪魔にささやかれたら、一瞬の逡巡もなく、

 「2008年ごろ!!!!」

 と答えるね。

 ……って、関係ない話が長くなった。

 そんな青春時代真っ只中にいた俺が、まるでライフワークのように夢中になって挑んでいたのが、『モンスターハンターポータブル 2nd G』の最後の村クエ(これがすでに懐かしいw)、その名も、

 “モンスターハンター”

 であった。

 その後、この名前を冠するクエストはいくつか登場したと思うけど、初登場は『2nd G』のこのときのはずだ。

 あれから、14年……。

 いままた俺の前に、そのクエストと名を同じくする“恐怖のチャレンジ”が首をもたげてきたのである……!! それが……!!

【逆鱗日和】『モンハンライズ:サンブレイク』プレイ日記 第36回:“モンスターハンター”の思い出(1)
【逆鱗日和】『モンハンライズ:サンブレイク』プレイ日記 第36回:“モンスターハンター”の思い出(1)

 オオナズチ!! クシャルダオラ!! そしてテオ・テスカトル!!!

 この古龍の象徴も言うべき3頭を連続で討伐しなければならない、大連続狩猟が現れたぁぁぁあああ!!!ww

 場所は城塞高地で、制限時間は50分と余裕がありそうだけど、なんたってこのクエストは“高難度:モンスターハンター”の名を掲げているのだ。きっと、生半可なものにはなっていないと思うのである。

 そもそも、3頭とも古龍の時点で捕獲ができないので、クリアーするにはすべてのモンスターを削り切るしかない。その時点で、かなり時間も体力も使わされてしまうであろう。

 はてさて、どうなるかな……?

 次回は、14年前のクエスト“モンスターハンター”のシーンを振り返りながら、現代のソレに迫ろうと思います。

【逆鱗日和】『モンハンライズ:サンブレイク』プレイ日記 第36回:“モンスターハンター”の思い出(1)

 続く!

大塚角満(おおつか かどまん)

元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。2017年に独立。編集部時代から現在に至るまでゲームエッセイを精力的に執筆し、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』、『折れてたまるか!』など、多数の著作がある。

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