元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長であり、編集部時代から現在に至るまでゲームプレイ日記やエッセイを執筆している大塚角満によるプレイ日記。Nintendo Switch、PC用ソフト『モンスターハンターライズ:サンブレイク』のプレイ日記。その第35回をお届けします。

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どうしてこうなった……

 最近、密かに悩んでいることがある。

 それは、

 「忙しいくせに、金が貯まらないなぁ」

 とか、

 「毛根が、悪魔的に減ってきた気がする」

 などという些細な問題に根差したものではなく(大いなる問題だろ)。もっと……ふだんの“狩猟ワーク”に紐づいた、ハンターだったら誰もが、

 「わかるッ!!!!」

 と赤べこのように首肯してくれる“小さな大問題”なのですよッッ!!

 もう記事タイトルにしちゃっているのでとっとと書くけど、その問題とはズバリ、

 「なんか最近……モンスターの尻尾がまったく斬れないんだが(((( ;゚Д゚)))」

 という、現役ハンターとして瀬戸際に立たされかねない深刻なものなのであります……!

 ……と、ここまで読んで多くの読者が、

 「あ、それwww もしかして↓こういうヤツらの尻尾が斬りにくい……って話なんじゃないの?w」

 なんてしたり顔で、

【逆鱗日和】『モンハンライズ:サンブレイク』プレイ日記 第35回:尻尾が斬れ……ない((゚Д゚;))

 バサルモスや……!

【逆鱗日和】『モンハンライズ:サンブレイク』プレイ日記 第35回:尻尾が斬れ……ない((゚Д゚;))

 ラージャンを例に挙げられるかもしれない。

 確かに、数十年の昔から、コロコロに肥えた身体に似合わぬイモムシのような尻尾のバサルモスと、ヒョロヒョロと伸びた波平さんの1本毛のような尻尾を持つラージャンは、これを斬りにくい(ラージャンは部位破壊だけど)モンスターとして有名であった。

 でも考えてみると、そんなバサルやラージャンに対してもかつての俺はしっかりと尻尾にもアタックし、おそらく9割以上の確率で切断(もしくは部位破壊)をして、意気揚々とクエストから帰還していたように思うのだ。

 そ、それが……(((( ;゚Д゚)))

 いまやバサルやラージャンどころか……!!

【逆鱗日和】『モンハンライズ:サンブレイク』プレイ日記 第35回:尻尾が斬れ……ない((゚Д゚;))

 低位置で尻尾プンプンのロアルドロスでも……!

【逆鱗日和】『モンハンライズ:サンブレイク』プレイ日記 第35回:尻尾が斬れ……ない((゚Д゚;))

 的がドデカいエスピナスでも……ッ!!!

【逆鱗日和】『モンハンライズ:サンブレイク』プレイ日記 第35回:尻尾が斬れ……ない((゚Д゚;))

 “尻尾の象徴”とも言うべきリオレイアでもまったく同じ!!!>< ナゼかぜんッッッぜん斬れなくなっちゃったよぉぉぉおおお!!!><

 これ、

 「たかだか尻尾からの剥ぎ取り(もしくは部位破壊報酬)ができないだけじゃんwww」

 と笑う人もいるかもしれないけど、ここから入手できる綺羅星の如きレア素材のことを考えれば、いたずらにそのチャンスを逃し続けているという恐るべき事態に発展するわけで……(((( ;゚Д゚)))

 10回斬れなければ……火竜の天鱗を10個逃しているかもしれず!!!><

 100回斬れなければ……赫星招く龍神玉を100個失っているかもしれない!!!><

 いや、べつに失っちゃいないんだけど、そう取り乱すほどに尻尾切断の有無は重要ってことですな。

 さて、ナゼ俺はこんなにも、尻尾の切断が苦手になってしまったのか??

 じつはその答えについても、当局はすでに持ち合わせているのである……!

 かつてガンランスでバシバシと尻尾を切断していた時代、俺はほとんど砲撃に頼らない立ち回りをしていた。それこそ、たまに竜撃砲をぶっ放すくらいでね。

 しかし……!

 『モンハンライズ:サンブレイク』となり、再三お伝えしてきたガンランスの新フェイバリットホールド、“フルバレットファイア”が導入されたことで、俺の立ち回りはガラリと変わってしまう。

 どんなモンスターを相手にしていようとも、攻撃はひたすら……!!

【逆鱗日和】『モンハンライズ:サンブレイク』プレイ日記 第35回:尻尾が斬れ……ない((゚Д゚;))

 「ほっほ~~~い!!!ww フルバレットファイア~~~!!!www」

【逆鱗日和】『モンハンライズ:サンブレイク』プレイ日記 第35回:尻尾が斬れ……ない((゚Д゚;))

 「うっひゃーーー!!!www フルバレットファイア、気ん持ちいい~~~!!!!www」

 こんな……w

 斬撃ではなく、砲撃中心の立ち回りになったことで、尻尾は“近くにあって遠きもの”に成り果ててしまったのだ。

 そのうち、モンスターのケツ側に回り込む方法もよくわからなくなり、しだいに、

 「……ま、尻尾は後でいっか!!ww フルバレットファイア、いっけぇぇぇえええ!!!www」

 と、強引に砲撃で決着をつけることに……w 結果、

 “尻尾が斬れない老ガンランサー”

 が出来上がってしまったというわけだ……。

 そんな俺を、唯一慰めてくれるモンスターが、

【逆鱗日和】『モンハンライズ:サンブレイク』プレイ日記 第35回:尻尾が斬れ……ない((゚Д゚;))

 こちらのバゼルギウスさん……w

 デカくて柔らかい尻尾をプラプラと老ガンランサーの前にさらし、

【逆鱗日和】『モンハンライズ:サンブレイク』プレイ日記 第35回:尻尾が斬れ……ない((゚Д゚;))

 「いつでも斬っていいんだぜ……。お前さんとは、長い付き合いだからなぁ……」
 
 そう言って(妄想)、本当に尻尾を斬らせてくれるのである。

【逆鱗日和】『モンハンライズ:サンブレイク』プレイ日記 第35回:尻尾が斬れ……ない((゚Д゚;))

 バゼルさんがいなかったら俺の溜飲は下がらず、ハンターとしての歩みが止まっていたかもしれない……w

 何も解決しないまま、次回に続くw

大塚角満(おおつか かどまん)

元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。2017年に独立。編集部時代から現在に至るまでゲームエッセイを精力的に執筆し、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』、『折れてたまるか!』など、多数の著作がある。

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