長い物語の終焉に涙
いまから9年前の2013年(平成25年)8月27日は、プレイステーション3版とPC版の『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』が正式サービスを開始した日。
『ファイナルファンタジーXIV』は、スクウェア・エニックスが運営するMMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)。『FF』シリーズとしては『FFXI』に続く2作目のオンライン専用タイトルとなっている。
旧『FFXIV』での大きな失敗を乗り越え、いまや世界に誇れるタイトルにまで成長。2021年12月2日の段階で累計登録アカウントが2500万(※)を突破し、現在も新たな光の戦士たちが続々と冒険を開始しているなど、とてもサービス開始から9年目のMMORPGとは思えない状況だ。
※日本・北米・欧州・中国・韓国の5リージョンの累計アカウント数。フリートライアル版のアカウントを含む。
2022年4月にはプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏がテレビ番組『しくじり先生』に出演したり、同氏の名前を冠した太陽系小惑星が誕生したりするなど、SNSを中心に国内外で話題を呼んでいたのも記憶に新しいところ。
2013年の新生以降、本作は約2年ごとに『蒼天のイシュガルド』、『紅蓮のリベレーター』、『漆黒のヴィランズ』といった拡張パッケージを投入。昨年末の2021年12月7日には最新の拡張パッケージである『暁月のフィナーレ』も発売された。
最新作では長い年月をかけて紡がれてきた“ハイデリン・ゾディアーク編”がついに完結。宇宙の果てまで舞台にした壮大な物語のフィナーレに涙したプレイヤーも多かったのではないだろうか。とくに古代人が絡むエピソードの数々は衝撃だったに違いない。
楽曲も名曲揃いだったが、やはりウルティマ・トゥーレのBGM『Close in the Distance』が印象に残っていることだろう。初めて聴いた際は物語の進行に合わせて輪郭がはっきりしていく演出も含めて驚かされたはず。まさか、ど直球のボーカル曲がフィールド曲になっているとは……。
パッチ6.0で物語に大きな区切りは着いたものの、もちろん冒険はどこまでだって続いていく。パッチ6.1“新たなる冒険”からは文字通り新たな冒険へと旅立つことになった。
2022年8月23日にアップデートされたばかりのパッチ6.2“禁断の記憶”では、お待ちかねだった“無人島開拓”が追加。プレイヤーひとりひとりに想像を遥かに超えるサイズ感の無人島が配布され、ミニオンの放し飼いや牧畜、農作物のお世話など、気ままなスローライフが楽しめる。いまなお島から出られないという、ドハマリ中のプレイヤーも多いのではないだろうか。パッチ6.25で公開予定のカジュアル&高難度の“ヴァリアントダンジョン”や“アナザーダンジョン”も非常に待ち遠しいところだ。
同時にメインクエストの改修も行われていて、インスタンスダンジョンにNPCとともに挑める“コンテンツサポーター”の対応範囲が増加中。オンラインRPGながら、ソロで遊べる範囲がどんどん広がっているのもうれしいポイントだ。
拡張パッケージ『蒼天のイシュガルド』の範囲まで無料で遊べるフリートライアルがあるので、未プレイであればまずは気軽にはじめてみてほしい。
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