2022年8月19日、日本一ソフトウェアは代表取締役社長の新川宗平氏が代表を辞任したことを自社公式サイトにて発表した。後任は取締役会長の北角浩一氏が社長を兼任する形となる。

代表取締役の異動(辞任)に関するお知らせ(日本一ソフトウェア公式サイト IR情報)※PDF

 発表によると、新川氏から「一身上の都合により代表取締役社長、取締役を辞任したい」旨があり、それを受理したとのこと。また、業務引き継ぎのため、NIS Americaと新川氏はコンサルティング契約を結ぶ予定となっている。

 新川宗平氏は1996年に日本一ソフトウェアに入社。営業・広報のほか、先日Switch移植が発表された1998年発売のプレイステーション用ソフト『マール王国の人形姫』ではシナリオや世界設定、作詞、プロデュースも担当。

日本一ソフトウェアの新川宗平氏が代表取締役社長からの辞任を発表。後任は会長の北角浩一氏が社長を兼任する

 その後も長年ゲーム開発に携わり『魔界戦記ディスガイア』シリーズではシナリオを担当した。

 2009年からは代表取締役社長に就任し、『魔界ウォーズ』や『ディスガイアRPG』といったスマートフォンアプリ展開も手掛けたほか、日本一ソフトウェアのある岐阜県でのゲームイベント“ぜんため”の開催に尽力した。

 日本一ソフトウェアの公式生放送“ゆるっと日本一”では、同社のキャラクターであるプリニーの帽子をかぶって生配信に出演するなどファンから愛される名物社長でもあった。