国民的キャラクターの『ドラえもん』が、 人気ゲームシリーズ『牧場物語』の世界に登場する『ドラえもん のび太の牧場物語』。その最新作となる『ドラえもん のび太の牧場物語 大自然の王国とみんなの家』(対応ハード:Nintendo Switch、プレイステーション5、Steam)の発売日が、2022年11月2日に決定。それを受けて、追い込み作業中の開発陣にインタビューを実施。新たな舞台となる“イリマ星”の見どころや、こだわりの新システムについて話をうかがった。
中島光司(なかじまこうじ)
バンダイナムコエンターテインメント プロデューサー
高木博史(たかきひろし)
マーベラス ディレクター
保科かよ(ほしなかよ)
マーベラス アートディレクター
長く愛されるシリーズにしたい
――前作『ドラえもん のび太の牧場物語』を遊んだユーザーから、どのような反響がありましたか?
中島前作のお客様からは、「かわいい」、「癒される」など、とても温かい反響がありました。
――最新作となる『ドラえもん のび太の牧場物語 大自然の王国とみんなの家』の発表後、ユーザーの反応はいかがでしたか?
中島まだ少ししか情報を出していないにも関わらず、PVの映像を観た方からは「グラフィックがきれい」、「世界観がかわいい」という反応があり、開発スタッフ一同モチベーションが上がっています。一方で、情報が少ないため「どうなるんだろう?」といった声もあり、その点については、今後さまざまな形で皆さんにお答えしていきたいと思っています。
――『ドラえもん のび太の牧場物語 大自然の王国とみんなの家』は、『ドラえもん』と『牧場物語』ふたつの作品の魅力が融合した、ひとつの新しいゲームとしても十分楽しめる作品だと思いますが、初めて本作を知ったユーザーに向けて、『ドラえもん のび太の牧場物語』シリーズとは、どのような作品なのかお聞かせください。
中島本作は、国民的人気キャラクター『ドラえもん』が、25年以上にわたり愛されているゲームシリーズ『牧場物語』の世界に登場するタイトルです。『ドラえもん』が持つ人の心を打つ普遍的なメッセージ性と、『牧場物語』が持つ誰でも楽しめる遊びが融合したシリーズとして開発しています。
作物を育てる、動物のお世話をするといった、『牧場物語』ならではの遊びはもちろんできますし、『ドラえもん』らしい“ひみつ道具”を用いた夢溢れる遊びがたくさんあります。
――前作の発売後から、最新作『ドラえもん のび太の牧場物語 大自然の王国とみんなの家』の制作に至るまでの経緯を教えてください。
中島おかげさまで前作はたくさんのお客様に遊んでいただくことができました。それがうれしすぎたあまり、本作を作ろうと思ったのです(笑)。というのは冗談で、やはり『ドラえもん』、『牧場物語』ともに長く愛されてきた作品ですので、『ドラえもん のび太の牧場物語』もお客様に長く愛されるシリーズにしたいという思いで企画を始めました。
また、お客様が遊んでいる姿を見ると、やはり「こうしたい」、「こうすればよかった」というアイデアが沸いてきます。それを実現して、もっとたくさんのお客様に本シリーズを遊んでもらいたいと思っています。
――『ドラえもん のび太の牧場物語 大自然の王国とみんなの家』の開発はいつごろからスタートしたのでしょうか?
高木中島さんからお話をいただいたのは、2020年の3月ごろですね。すぐに企画を固めて、4月にはプロジェクトのメンバーを集めてスタートしました。
中島企画の話を聞いたときどう思いましたか? 突然、僕がやって来て(笑)。
高木本当に突然で(笑)。「企画の意図は汲んだので考えます」とお返事しました。それからはスピーディーでしたね。
中島そうですね。『牧場物語』はマーベラスさんが開発しているタイトルですし、その点はスムーズでしたね。
――『牧場物語』シリーズを制作しているマーベラスさんだからこそ、続編の企画もスムーズに進められたのですね。その続編となる『ドラえもん のび太の牧場物語 大自然の王国とみんなの家』のコンセプトを教えてください。
中島コンセプトはシリーズを通して変わっていません。言葉にすると照れくさいが、確実に人の心を打つ、人にとって大事なテーマが詰まった“ドラえもん体験”を楽しめる、ハートフルほのぼの生活ゲームというのがコンセプトになります。
“家族や大切な人との絆”や“美しく、やさしい癒しの世界”を、牧場生活を通じて体験していただきたいですし、本作をプレイすることで、日々の疲れの癒しやコミュニケーションのきっかけになればうれしいです。また、親御さんには、お子様に遊ばせたいと思ってもらえる作品になれるように努力しています。
――本作の舞台となる“イリマ星”とは、どのような世界なのでしょうか?
高木イリマ星は、自然豊かでゆったりと四季が流れる惑星です。『ドラえもん』の持つ“冒険感” や“非日常感”を感じられる、ワクワクする場所がたくさんあります。その場所には、さまざまなバックボーンを持った個性的なキャラクターたちが生活をしています。
女王様が住むお城、料理屋が立ち並び活気溢れる“出会いの広場”、泳ぎが得意なアイスフ族が暮らす“おひさまビーチ”、腕っぷしが強いドガン族が暮らす“ドーン洞窟”、大きな滝がそびえる“ブルブル山”、妖精と女神様がいるという神秘的で美しい謎めいた泉など、いろいろな人々が暮らし、それぞれ魅力があるエリアがひしめいています。
また、イリマ星には過去のテクノロジーを思わせる遺産などもあり、プレイヤーの想像力を掻き立てるような仕掛けを入れています。このあたりはストーリーを進めることで明かされていきますので、楽しみにしてください。
中島じつは、物語では語り尽くせなかった裏設定がものすごくありまして。イリマ星の歴史が感じられるオブジェがマップ上にポンと置いてあったり、この星で何が起きたのだろうと想像していただけるスポットがあります。
――イリマ星の探索が楽しくなりそうですね。グラフィックが前作にも増して美しく進化していますが、こだわったポイントや注目してほしい場所などを教えてください。
保科前作は、絵本のようなかわいい世界観でご好評いただきました。本作ではその世界観を踏襲しつつ、新たにリアルな自然描写を入れることで、より“美しい世界”を目指して制作しています。自然の光、風の音などの環境音、水面に映る月明りなど、エモさと癒しを感じられるシーンがたくさんあります。水面にキャラクターの顔が映り込むといった細かい作り込みや、季節によって色付く木々など、ゆったりと流れる四季の表現も、前作からパワーアップしています。
高木アートの空気感にもこだわりました。春は風が吹くと桜の花びらが舞い、秋は紅葉の葉が落ちます。その場所をのび太が走っていくと、バラバラっと落葉が舞い上がる。のび太が行動することで何かしらのリアクションがあったり、フィードバックがあったりするところに注目していただきたいです。
保科また、前作はつねに見下ろす“クォータービュー”でしたが、本作では横からの視点で見られる眺望スポットを追加しました。朝日が昇る時間帯にはレンズフレアが輝いたり、夜空にはお城がライトアップされたり、時間帯によっても美しく色を変えます。
高木操作せずに、夕日が沈む様子を眺めていただけるとうれしいです。ずっと見ていられるような景観作りにも注力しました。
“みんな”との絆を感じられるハートフルストーリー
――メインストーリーについてお聞きします。前作は“家族”をテーマにしたシナリオでしたが、本作でも主軸となるテーマはあるのでしょうか?
中島本作のテーマは“みんな”です。テーマは、お客様ご自身に感じてほしいという思いから、あえて“みんな”という抽象的な言葉にしています。“みんな”という言葉は、家族ともとれますし、仲間、友だち、パートナー、知り合いなど、人によってさまざまな意味を持ちます。そんな“みんな“との絆を、『ドラえもん』らしいハートフルな物語にしています。
たとえば、同じ作業をやるにしても、“誰かのためを想ってやること”と、“みんなといっしょにやること”では楽しさが違いますよね? そういった部分をお客様に感じていただきたいです。
――“みんな”という言葉は、サブタイトルにも入っていますね。
中島はい。シナリオだけではなく、ゲームシステム面でも“みんな”を感じることができるようにしています。それを、強化するために“ルームシェア”という要素を取り入れました。ストーリーが進むにつれて、徐々にいっしょに暮らす仲間が増えていくのですが、ひとつ屋根の下で共同生活をすることで、キャラクターに愛着を持ってもらい、ひとつひとつの遊びがエモーショナルな体験になるといいなと思っています。
――共同生活の中でどのような遊びができるのでしょうか?
中島ルームシェアするメンバーとプレイヤー自身が“記念日”を作れます。これは、季節ごとに一回だけ“記念日”を決めて、みんなで出かけるイベントです。ほかにもゲーム内にはたくさんのイベント、お祭りなどが準備されていますので、ぜひ仲間といっしょに楽しんでください。
高木“助っ人”という新機能を入れました。これは、ふたりひと組で行動できるいわゆるバディを組めるシステムです。ふたりで農作業をしたり、釣りをしたり。いっしょに行動する相手は、ドラえもんでもいいですし、ジャイアンでもいい。本作オリジナルのキャラクターとも行動できます。いっしょに暮らすみんなに手伝ってもらえます。
“助っ人”になってもらったりしてキャラクターと親密になっていくと、新たなアイテムを作ってくれる……という展開もあります。キャラクターとの仲を深める、やり込み要素にもつながっています。
――ルームシェアやバディシステムで、牧場生活がより楽しくなりますね。本作で注目のキャラクターを教えてください。
中島『ドラえもん』キャラクターは全員に注目です(笑)。みんなそれぞれ大活躍します。それに加えて、本作のオリジナルキャラクターにも注目してほしいです。ドラえもん、のび太、しずか、スネ夫、ジャイアンたちは、イリマ星でルームシェアをします。そこにはオリジナルキャラクターもいっしょに生活していて、やがて仲よくなっていきます。その“みんな”で助け合って困難に立ち向かう。とても王道な展開ですが、心揺さぶられる体験を楽しんでいただきたいですね。
――キャラクターごとにサブストーリーは用意されているのでしょうか?
中島もちろん用意しています。当初の予定よりもかなり量が増えてしまいましたが(笑)。
高木すごいことになっています(笑)。メインストーリーもすごい量ですし……。
中島シナリオとキャラクターデザインは並行して開発が進んでいたのですが、保科さんを中心とするアートチームが、とてもかわいいキャラクターを仕上げてきてくれて。「この子はどういうキャラクターなのだろう?」と盛り上がってしまい、テキストが増えていきました(笑)。
一同 (笑)。
高木サブストーリーは前作と同様に、街にある施設ごとにシナリオが用意されています。その施設で働くキャラクターそれぞれの物語がつながって、1本のドラマになっています。起承転結をしっかりと作り込んで、みんな出番があるようにした結果、増えてしまったという。かなり読み応えがあります!
中島おかげさまで、キャラクターのさまざまな側面を見られるシナリオが出来上がりました。ほのぼのとしたものが多いので、自分で読み返してみても癒されます。サブストーリーを進めていくと、最終的に特別なイベントを見ることができます。お気に入りのキャラクターを見つけたら、積極的に話しかけてみたり、プレゼントを渡したりして仲よくなってほしいですね。
気になる“ひみつ道具”はどんなアイテムが登場する?
――ゲームシステム面で、前作から変わったところや改良されたところをお聞かせください。
中島ゲーム的な細かいところですと、最近の『牧場物語』シリーズを参考にUIを改良しました。牧場の畑仕事や動物のお世話など、日々くり返し行うアクションはストレスなく遊べるように気を配り、調整をコツコツやっています。
あとは、『ドラえもん』らしい冒険感のある牧場体験をしていただきたいので、“ひみつ道具”を使用して雲の上で作物を育てる、海底で真珠を育てる、という新要素を追加しています。僕自身が映画版『ドラえもん のび太と雲の王国』を見て育っているので、雲の上でいろんなことができたら楽しいだろうなと。
――雲の上で作物を育てることができるのですね! ほかには、どのような“ひみつ道具”が登場するのでしょうか?
高木実際にプレイヤーが使用できる“ひみつ道具”は、前作よりも増やしました。たとえば、本作から新登場する“ずらしんぼ“を使えば、牧場のレイアウトを好きなように変更できます。地面に植えた作物を、そのまま別の場所に移動できるんです。一見すると地味ですが、『牧場物語』シリーズにはなかった画期的システムで、ゲーム体験をかなり向上させてくれました。
中島ストーリー上でのみ登場する“ひみつ道具”もあります。“ひみつ道具”によって巻き起こされるドタバタ劇は、テレビアニメのようなテンポのよい楽しい物語が展開されます。
――『ドラえもん』には“ひみつ道具”がたくさんありますが、どのように選定されたのでしょうか?
中島アプローチの方法は3つあります。ひとつ目は、“このアイテムがあれば牧場生活をラクにしてくれるに違いない”いう軸で選ぶ方法です。ひみつ道具大辞典をばーっと読んで、候補を決めていきました。つぎに“このアイテムがあればみんなのドタバタ劇がおもしろくなりそう”という、シナリオ目線で選ぶ方法です。こういうのがこの世界にあるとおもしろいよね! と。もうひとつは、“ただ、使ってみたい!”という直感です(笑)。ゲーム的な意味はなくても、“ドラえもんのゲームであれば、これは使いたい”ということも重視しました。
高木“使ってみたい!”という思いは、知名度につながっていると思っています。僕も図鑑を見ながら選びましたが、みんなができるだけ知っているようなアイテムを選定しました。
中島たとえば“ウマタケ”や“石ころぼうし”ですね。僕は“天地逆転オイル”も好きでした。
高木前作から登場している“ひみつ道具”も、一部は仕様を改善しています。“石ころぼうし”や“とうめいマント と道具を組み合わせて使うと、虫に気付かれずに近付いて虫捕りができます。このほかにも、“ひみつ道具”の組み合わせを考えて使うと、おもしろい効果がありますよ。
中島前作では“石ころぼうし”をかぶっても、誰にも気付かれないという、ともてシンプルなものでした。(苦笑)。『ドラえもん』なので、おもしろおかしい要素も欲しい。便利なものは便利ですが、おもしろい要素のものを積極的に選んでいます。
牧場作りに画期的な新システム
――牧場作りもパワーアップしていますが、牧場作りの新システムについて教えてください。
高木作物やお花の種類を増やしました。物語を進めていくと “大きな野菜”を育てることができるようになります。ただし、大きすぎてひとりでは収穫できないので、 “助っ人”を呼び、野菜を引っこ抜いてくださいね。
さらに、果樹、竹、桜の木なども植えられるようになりました。たとえば、竹を植えれば、竹材を素材として入手でき、それを大工屋に持っていくと竹を使った家具を作ってもらえます。新たな素材が増えたことで、新しい家具シリーズも追加しました。また、牧場をデコレーションできるアイテムとして、柵、ベンチ、かかし、像なども充実しました。自分好みの牧場を作ってみてください。
――本作では、オフラインのふたりプレイが可能になりましたが、ふたりプレイではどのような遊びができるのでしょうか?
中島いちばん大きな変化は、牧場作業がラクになります(笑)。それは当然として……。ふたりで行動することで、コミュニケーションが生まれてほしいと思っています。レアな虫を捕まえた場面では、「すごい!」と盛り上がりますよね。捕った本人もちょっと自慢気で。そういったコミュニケーションを親子、友だちどうしで楽しんでいただきたいと思っています。
――作物やお花のほかに、牧場で飼育できる動物やペットの種類も増えているのでしょうか?
高木本作では新たにアルパカを飼育できるようになりました。さらに新要素として、動物の毛色を増やしました。すべて毛色が違う品種があって、カラフルな動物を飼育できます。色だけではなく、中にはレアな模様も隠されていますので、いつか出会えるかもしれません。
中島ペットには、新たにカワウソが登場します。カワウソには専用のサブエピソードも用意しているので、より愛着を持っていただけると思います。
保科カワウソを抱きかかえると、とてもかわいいポーズをしてくれるところが見どころです!
『ドラえもん のび太の牧場物語』シリーズのこだわりを感じてほしい
――本作を開発するうえでのこだわりや、苦労した点などはありましたか?
保科アート面では、前作の雰囲気を壊さずに、本作でよりいいものを作っていくところがいちばん苦労しました。そのうえで、自然を感じられるにはどういった要素を入れ込むかを考えましたね。あとは、『ドラえもん』のキャラクターやアイテムを、『牧場物語』の世界に登場させても違和感がないように、統一感も大事にしました。
中島いちばんにこだわり、苦労したのはシナリオですね。誰からも愛されている『ドラえもん』の作品として説得力のある物語であることと、お客様が感情移入して、感動していただけるお話を作ることは、とても難しい作業です。そして、そのストーリーを“牧場物語の遊び”として落とし込まなくてはいけません。
開発チームはシナリオ作りに多くの時間を使いましたし、版権元様にも多大なご協力をいただきました。その結果、しっかりしたものができたと感じています。タイトル名の『ドラえもん のび太の牧場物語』にふさわしい出来になっていると自負しています。
高木シナリオの苦労はもちろんですが、キャラクターモデルの表情変化も新規で用意しましたので、より感情豊かな印象になっていると思います。ただ、ボリュームが増えすぎたぶん、制作がたいへんでした。
また、バランス調整も前作のご意見を受けて、何度も調整しております。『牧場物語』シリーズを初めて遊ぶ方でも安心して楽しめるよう、チュートリアルを一新して、“やることメモ”というガイドが提示されるシステムにしています。
中島チュートリアルを開発終盤に作り直しましたもんね。
高木ゲーム序盤の流れは全部作り直しましたね。開発が終盤まで進んでいたので、僕もどうしようか悩みましたが、現場に頭を下げて作り直しました。
――『牧場物語』を初めて遊ぶユーザーも安心ですね。では、『ドラえもん のび太の牧場物語』ならではの遊びとは、どんなところでしょうか? シナリオにかなり力を入れられているようですが……。
中島本作ならではの要素としては、1本の筋が通ったストーリーの始まりと終わりが存在するところですね。
ドラえもん、のび太たちは地球での生活があります。イリマ星での生活自体が“非日常”であり、必ず終わりが来ます。だからこそ、その星での日々の生活が意味を持ち、心が動かされる。私は『ドラえもん』の映画を毎年楽しみに観ているのですが、その作品の中で描かれていることが、お客様ご自身の体験として楽しめる。そこが本作ならではだと思っています。
高木“助っ人”機能や、オフラインでのふたりプレイといったふたりでの行動は、『牧場物語』シリーズ初めての試みですね。
さらに、本作ではネットワーク機能を使って、ほかの人の牧場を見学することができます。牧場レイアウトをかなり作り込めるので、牧場を見せる機能を付けました。また、ボトルメールを介して、オンライン上の誰かにプレゼントを送るといった、ゆるやかなコミュニケーション要素も取り入れていますので、楽しみにしていてください。
――では最後に、『ドラえもん』、『牧場物語』のファンや、本作に期待を寄せるユーザーへメッセージをお願いします。
保科通常の『牧場物語』のように作業に没頭していただくこともできますし、絶景のビューポイントに行ってぼんやり過ごしてもいいですし、かわいいキャラクターを追いかけてもいい。お好きなように世界を味わっていただきたいです。
高木『ドラえもん』、『牧場物語』どちらのファンの方も楽しめるような作品に仕上がったと思います。効率を追求しても、思うがまま、気ままに遊んでも大丈夫です。ぜひ、自分の楽しみかたを見つけてください。ストーリーも最後までご覧いただけるとうれしいです。
中島前作はおかげさまで、たくさんのお客様に遊んでいただき、ありがとうございました。遊んでいただいた方のさまざまな声を聞いて、本作の開発を進めてきました。本作を遊ぶことで、まさにドラえもんとのび太のように童心に返って、日々の生活の“癒し”となってもらえれば幸いです。