スクウェア・エニックスより、2022年7月22日にNintendo Switch(スイッチ)用ソフト『ライブアライブ』が発売された。本記事では、1994年のスーパーファミコン版発売から28年経過して、新たに生まれ変わった同作のゲーム概要や注目ポイント、レビュー、PVなど、これまでに公開されている情報をまとめてお届けする。
『ライブアライブ』ファイナルトレーラー
『ライブアライブ』の基礎知識
『ライブアライブ』とは?
1994年、スクウェア(現スクウェア・エニックス)より、スーパーファミコン用RPGとして発売された『ライブアライブ』。キャラクターデザインに小学館のマンガ誌で連載していたマンガ家たちを起用。同年発売の『ファイナルファンタジーVI』など、人気のRPGを立て続けに発売していたスクウェア作品の中でもとくに異彩を放つ一本だ。そのユニークさ、衝撃的なシナリオで根強い人気を誇っている。
HD‐2Dによる美麗で滑らかなグラフィック!
本作は『オクトパストラベラー』などに使われた、スクウェア・エニックス浅野チームが得意とする“HD-2D”を採用。ディテールが細かくなったキャラクターに加え、ドット絵のよさを残しつつ立体的に見える3D背景で独特の世界を構築している。さらにボイスが追加されたりアニメーションがより作り込まれたりして、物語のドラマ性が大幅にアップ。滑らかに動き回るキャラクターたちのアクションや反応にぜひご注目を。
戦闘は個性的な“チェッカーバトル”
バトルはオリジナル版と同じく、“チェッカーバトル”システム。区切られたマス目を移動しながら、技やアイテムなどのコマンドを選んで、攻撃や回復などを行っていこう。基本はそのままだが、オリジナル版では見えなかった“行動ポイント”がゲージとして可視化され、敵味方の行動順が把握しやすくなっているなど、細かい調整が加えられている。
シミュレーションとコマンドバトルの融合
敵との距離や立ち位置なども戦略に絡むシミュレーションゲームのようなバトルシステムとなっている。深い戦略性がありつつも爽快なバトルが楽しめる。
ギミックも満載!
技をくり出したりすると、ダメージ床が出現するなどの要素が存在。また、敵リーダーを倒すと全員を倒せる“BREAKDOWN”を狙うといった、戦略的なシステムも用意されている。
7編+αで広がる、バラエティー豊かな物語
本作で冒険するのは、時代も登場人物も世界もまったく異なる7つの舞台。どのシナリオから遊ぶのかは、プレイヤーの自由だ。7つのシナリオをクリアーすると、8つ目の世界“中世編”が登場するほか、さらにクリアーすることで“最終編”が出現。どのシナリオもボリュームから難易度まで大きく異なり、全体を通して壮大なドラマが描かれる。
自分の好きな順番で選ぼう
最初に選べる7つのシナリオは、まずは自分の好きなものから選ぼう。悩んだ場合は、“西部編”や“現代編”などボリュームが控えめなシナリオがオススメ。
キャラクターボイス採用! BGMはアレンジ!
本作はキャラクターボイスを新たに収録しており、主人公たちやサブキャラクターたちに豪華声優陣の演技が加わった。よりドラマティックにシナリオを楽しめるようになっている。また、名曲揃いのBGMも、すべて現代的かつオリジナルのよさを残したアレンジ版を採用。声とBGMが、冒険を盛り上げてくれること間違いナシ!
基本はそのままにより遊びやすく進化!
シナリオに変更はなく、RPG要素などもオリジナル版を基本的にはそのまま踏襲している。ただし細かい部分がより遊びやすく調整されており、後述のレーダー機能のほか、一部シナリオのマップ表示、さらにはエンカウント率からバトルの難易度まで、多岐にわたる調整が加えられている。
一部イベントが達成しやすくなるなど、全体を通して、現代的により遊びやすくチューニングされているのが、本リメイク版の大きな特徴のひとつだ。
シナリオの中断
オリジナル版では各編をスタートすると、終了するまでシナリオ変更ができなかった。本作では中断セーブが可能で、いつでも中断して、ほかのシナリオを遊び始めることができる。
スキップなどの便利機能も
TIPSによるヒントの表示や、会話シーンのスキップなど、目に見える便利機能も。さらに、目に見えないところでも細かく遊びやすさが向上しているのもポイントだ。
レビュー
ファミ通.comでは、本作のレビューを2本掲載している。1本目の先行レビューは、体験版でプレイ可能な功夫編、幕末編、SF編に加えて、西部編の一部分をプレイしたもの、2本目は製品版を最後までプレイしたものとなっている。なお、2本目の記事では少しネタバレが含まれるので注意してほしい。
インタビュー
ファミ通.comでは、本作の発表時にSFC版では初ディレクター、リメイク版ではプロデューサーを務める時田貴司氏にインタビューを実施。HD-2Dでリメイクするに至った経緯や新規要素、原作との変更点、SFC版当時の思い出などが語られている。
また、時田氏に加えて、楽曲監修を行った下村陽子氏、本作のディレクターを担当した佐々木瞬氏の鼎談記事も掲載しているので、こちらも要チェック!
PV
PVは、本作発表時に公開されたもののほか、各シナリオにフィーチャーしたショートトレーラーも存在。ショートトレーラーでは、各シナリオの概要、登場キャラクターやボイスキャストなども確認できる。
『ライブアライブ』発売発表トレーラー
『ライブアライブ』功夫編 ショートトレーラー
『ライブアライブ』原始編 ショートトレーラー
『ライブアライブ』中世編 ショートトレーラー
『ライブアライブ』幕末編 ショートトレーラー
『ライブアライブ』西部編 ショートトレーラー
『ライブアライブ』近未来編 ショートトレーラー
『ライブアライブ』現代編 ショートトレーラー
『ライブアライブ』SF編 ショートトレーラー
週刊ファミ通2022年8月4日号(No.1755)では、42ページの特集を掲載
2022年7月21日(木)発売の週刊ファミ通2022年8月4日号(No.1755)では、本作の発売記念特集を掲載。オリジナルデザイン表紙や攻略情報のほか、スクウェア・エニックスの時田貴司プロデューサー、ヒストリアの佐々木瞬ディレクター、全楽曲の監修を行ったコンポーザーの下村陽子氏による鼎談など、42ページにわたって本作の魅力を紹介している。
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- タイトル:ライブアライブ
- 発売日:2022年7月22日(金)
- 希望小売価格:
パッケージ版 / ダウンロード版:各7480円[税込]
コレクターズエディション:22000円[税込](※スクウェア・エニックスe-STOREにて数量限定販売) - 対応機種:Nintendo Switch
- ジャンル:RPG
- プレイ人数:1人
- 開発:ヒストリア&SQEX浅野チーム
- プロデューサー:時田貴司
- 音楽:下村陽子
- イラスト:生島直樹
- キャラクターデザイン:青山剛昌、石渡治、小林よしのり、島本和彦、田村由美、藤原芳秀、皆川亮二