元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長であり、編集部時代から現在に至るまでゲームプレイ日記やエッセイを執筆している大塚角満によるプレイ日記。Nintendo Switch、PC用ソフト『モンスターハンターライズ:サンブレイク』のプレイ日記。その第11回です!
いろいろすっ飛ばして……w
まだこの日記では、ほぼほぼダイミョウザザミのことしか書いていないんだけどさ(苦笑)。
ちとおもしろい(?)ことがあったので、いきなり時空をすっ飛ばして“セルレギオス”のことを書かせてもらう。
日記の進行的には、ガランゴルムとかルナガロンとか城塞高地とかとか、書きたいことが山ほどあるんだけど、
ダイミョウザザミ→時空の壁→セルレギオス
という、どこでもドア的な一足飛びをしなければならないのである。
ある日のこと。
『モンハンライズ:サンブレイク』の世界観やシステムに水が合ったのか同僚のたっちーのモチベーションが高く、その日も、
「『モンハン』やろうぜ!! 何もたもたしてんねん!!」
と元気な声で言ってきた。武器用の素材集めとハンターランク上げ、さらにマスターランク用の防具作りを同時並行で行いたいようで、めったやたらと忙しそうにしているのが印象的ww いくらエルガドで暴れようとハンターランクはビクともしないし素材も集まらないので、
「はよはよ!! 一狩りいこうぜ!!!」
と、連日のようにまくし立てているのである。
しかし、たっちーは中目黒目黒並みにモンハン知識が欠乏しているので、
「素材素材!! すべては素材から始まるんやで!!」
とカッコつけて言ったところで、実際は何の素材を集めていいのか1ミリも理解していないという現実がある。その日も、
「で、わしは何の防具を作ればいいんや?? レイア?? それとも、ナルガ??」
覚えたばかりの“ナルガ”という単語を駆使してきたが、俺はしばし考えたのちにつぎのような提案をしてみた。
「ナルガ装備は上位のときにも着ていたから、別のやつを作ってみたら? マスターランクから登場した“セルレギオス”の防具だったら、回避性能とか回避距離も付いているので、双剣にピッタリなんじゃね??」
するとたっちー、速攻でこれに飛びついてくる。
「いいねいいね!!! そういう提案を待ってたんや!!! じゃあさっそく、そのセルフレジとかいうモンスターを狩りに行こう!!!」
セルレギオスだセルレギオス。
てなことで急遽、セルレギオス討伐に行くことになったってわけww
ちなみにセルレギオスは、皆さんご存じかと思うが、『モンスターハンター4G』でメインモンスターを張っていた強豪中の強豪である。
別名、“千刃竜”。
その名の通り、刃のように鋭い“刃鱗(じんりん)”と呼ばれる鱗と、アスリートを思わせる強靭な後脚が特徴のモンスターで、その機動力の高さも相まって大いにハンターを苦しめた。とくに、刃鱗を喰らうことで発生する状態異常“裂傷”がヤバく、攻撃やダッシュをするだけでザックザックに体力が削られると言う凶悪な効果を持っている。裂傷を手早く治すには“こんがり肉などの食い物を喰らう”という手段が採られ、
「傷を追ったら肉を喰らうッッッ!!!!」
というビスケット・オリバ的な考えかた(知らない人、ススミマセン)が、俺は大好きでした(何の話だ)。
そんな手強いオリバ……じゃなかったセルレギオスだけど、俺は『モンハン4G』のときにさんざん狩ってきたので動きはすべて把握済みだ。もちろん、『サンブレイク』になって新たな行動が追加されたとは思うけど、セルレギオスはセルレギオスなのでまったくもって無問題である。
「俺、セルレギオスは得意だからwww 正直、1回もやられた記憶がないレベルwww」
鼻の穴を膨らませて豪語する俺に、たっちーは冷たく言い放った。
「オメー、カニ(ダイミョウザザミ)のときも「10年以上不敗だわwww」とか言って、40秒で昇天したよな?? それ、モンハン記憶喪失やろ。ま、口じゃなく行動で証明してくれや」
そして始まった、セルレギオスを討伐目標とした初めての協力プレイ。
舞台は砂原ということで、これまた通いなれた近所のスーパーくらい気安い場所である。
よって、セルレギオスの元に辿り着いたのはクエスト開始から15秒後くらいのこと。
「さあさあ!! 狩っちゃおうかねえ!!!www」
オトモガルクの背からかっちょよく飛び上がり、ジャンプ攻撃を仕掛けたところまではよかったんだけど……(((( ;゚Д゚)))
「あ」と俺。
「え」とたっちー。
「ん??」とセルレギオス……w
なんと、クエスト開始からわずか20秒ほどで……(((( ;゚Д゚)))
やっべ……(((( ;゚Д゚))) 油断しまくって、ダイミョウザザミのときよりも早く1オチしちまった……w
その直後の、俺とたっちーのLINEのやり取りがこちら……w
セルレギオス討伐クエストは、(文字通り)まだ始まったばかりだ!!www
続くw
大塚角満(おおつか かどまん)
元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。2017年に独立。編集部時代から現在に至るまでゲームエッセイを精力的に執筆し、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』、『折れてたまるか!』など、多数の著作がある。