本日2022年6月24日に、コーエーテクモゲームスよりNintendo Switch向けに発売された『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』(以下、『FE無双 風花雪月』)。本作は任天堂の人気シミュレーションRPG『ファイアーエムブレム 風花雪月』(以下、『FE 風花雪月』)と、コーエーテクモゲームスのタクティカルアクションゲーム“無双”シリーズのコラボレーションタイトルだ。

 本記事では、『FE無双 風花雪月』がどのようなゲームなのか、その情報をまとめて紹介しよう。

『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』(Switch)の購入はこちら (Amazon.co.jp)
『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』情報まとめ。爽快なアクションとともに、新主人公の視点から“あったかもしれない”新たな3つの道を体験しよう!

『FE 風花雪月』とは?

 題材となった『FE 風花雪月』は、2019年に発売された『FE』シリーズ最新作。元傭兵であり、仕官学校の先生となった主人公の視点から、プレイヤーは3つの学級からひとつを選んで、生徒を指導していく。平日と休日のサイクルで、訓練をしたり生徒たちとの交流なども楽しめる。戦闘は、『FE』シリーズらしい骨太なシミュレーションバトル。

 そして士官学校で指導を行う第一部が終わると、ゲーム後編となる5年後の第二部に。激動の時代を生きる若者たちの成長とともに、アドラステア帝国、ファーガス神聖王国、レスター諸侯同盟の3つの国を巻き込む戦乱のきっかけから結末までが、二部構成の物語として描かれるのだ。

『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』情報まとめ。爽快なアクションとともに、新主人公の視点から“あったかもしれない”新たな3つの道を体験しよう!
『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』情報まとめ。爽快なアクションとともに、新主人公の視点から“あったかもしれない”新たな3つの道を体験しよう!
『FE 風花雪月』

 いままでになかった“学園モノ”の設定や生徒たちとの交流、キャラクター性がより強調された世界観は、どの生徒も好きになってしまうほどにプレイヤーを虜にした。また、シリアスかつ“ジレンマ”が描かれるシナリオは心苦しくも新たなドラマ性を産み、シリーズ作でも大きな人気を誇っている。まだ遊んでおらず、より詳しい内容を知りたい人は、下記レビュー記事を参考にしてほしい。

 そんな『FE 風花雪月』を、一騎当千の無双アクションとして制作したのが、今回発売される『FE無双 風花雪月』なのだ。なお、『FE 風花雪月』は任天堂、インテリジェントシステムズ、コーエーテクモゲームスの共同開発作品だ。『FE無双 風花雪月』も、同じ座組となっている。

本作ならではの新ストーリーが展開!

 『FE無双 風花雪月』は、『FE 風花雪月』をただ無双化しているのではなく、本作ならではの物語が語られるのが特徴。本作の主人公・シェズ(名前・姿変更可)は、いち傭兵として仕事をこなす中、原作の主人公であるベレト/ベレス(名前・姿変更可)と遭遇。“灰色の悪魔”として恐れられていたほどに腕の立つベレト/ベレスに敗北したシェズだったが、謎の存在・ラルヴァの力で命を救われる。

 ベレト/ベレスの圧倒的な強さを越えることを自身の目標として定め、主人公は超危険な修行の旅に出る。その旅路にて、あるときガルグ=マク大修道院の3級長であるエーデルガルト、ディミトリ、クロードと出会う。そしてそこから、シェズは士官学校へと入学することに。物語が進んでいくと、原作とは異なり“2年後”の世界から物語が動き出す(学校編はチュートリアル的な存在で、序章にすぎない)。

 といった感じで、“原作主人公ベレト/ベレスが、3級長と出会わなかった世界”が物語のベースとなっている。ゲーム冒頭ではとある生徒の救出成功により、大きく歴史が変化。ファンにとっても新鮮な物語を楽しめるのだ。原作を知っているファン向けタイトルではあるものの、本作のみでも十分に楽しめる1本となっている。

『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』情報まとめ。爽快なアクションとともに、新主人公の視点から“あったかもしれない”新たな3つの道を体験しよう!
『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』情報まとめ。爽快なアクションとともに、新主人公の視点から“あったかもしれない”新たな3つの道を体験しよう!

バトルは無双×戦略!

 戦闘は多彩な攻撃で群がる敵を一気に倒していく、“無双”作品らしい一騎当千のアクションがもちろん味わえる。システムは『FE無双』とおおまかに同じだが、“戦技・魔法”や“騎士団”などといった『FE 風花雪月』らしい要素も登場。仲間とコンビを組む“ダブル”も“副官”システムとなり、より『FE 風花雪月』らしい戦闘が味わえる。

 アクション面だけでなく、本作は仲間に行動の指示が可能。指示した場所・人物を制圧したり防衛するなど、多彩な活躍をみせてくれる。『FE』シリーズらしく武器種・兵種ごとに相性があり、うまく相性有利になるように指示するなど、『FE』さながらのシミュレーション的要素もあるのだ。

『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』情報まとめ。爽快なアクションとともに、新主人公の視点から“あったかもしれない”新たな3つの道を体験しよう!

キャラクター×兵種によるアクション!

 プレイアブルキャラクターは3学級の生徒たちや、“灰狼の学級”の生徒、ガルグ=マク大修道院の教師なども含めて、多数のキャラクターが使用可能。各ルートごとに使用できるキャラクターはある程度決められているが、物語の中で新たな仲間が増える場合もある。

 各キャラクターは個人スキルという固有能力・固有アクションを持つが、基本的なアクションは全キャラクターで共通している。本作は全キャラクターが多彩な兵種にチェンジできるシステムで、兵種に基本アクションがすべて紐づいているのだ。

 兵種のアクション、そして個人の性能&アクションの組み合わせこそが、各キャラクターの個性となっている。どのキャラクターでもまんべんなく戦えるものの、各キャラクターには原作同様にレベルアップ時の成長率の違いがあるので、選んだ兵種によって活躍度は変わってくるだろう。

『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』情報まとめ。爽快なアクションとともに、新主人公の視点から“あったかもしれない”新たな3つの道を体験しよう!
『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』情報まとめ。爽快なアクションとともに、新主人公の視点から“あったかもしれない”新たな3つの道を体験しよう!

軍備で育成&仲間と交流!

 本作は仲間の育成や交流などをおこなう軍備パート、周囲のエリアを制圧しながら進軍する進軍パート、仲間に指示を出しながら無双アクションで敵をなぎ倒していく戦闘パートの3つに分かれている。軍備パートはとくに重要な要素で、新たな兵種の獲得や武器の強化、アイテム購入などなど、多彩な行動がとれる。

 また、前哨基地内は自由に歩き回ることができ、仲間たちとの会話も楽しめる。会話のほかにも、料理を振る舞ったり、作業を手伝うなどの交流をすることで、支援値(いわゆる友好度)がアップ。特定の仲間どうしの友好を深めれば、特別なイベントである“支援会話”を見ることも可能だ。

 “遠乗り”というデート的な交流も存在。いくつかの選択肢から会話をし、うまく会話ができれば相手を見つめるなどの特別な交流も楽しめる。

『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』情報まとめ。爽快なアクションとともに、新主人公の視点から“あったかもしれない”新たな3つの道を体験しよう!
『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』情報まとめ。爽快なアクションとともに、新主人公の視点から“あったかもしれない”新たな3つの道を体験しよう!
『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』情報まとめ。爽快なアクションとともに、新主人公の視点から“あったかもしれない”新たな3つの道を体験しよう!

まずは体験版を!

 以上が、本作のまとめ情報。現在、戦闘からゲーム冒頭の物語、さらには軍備パート、進軍パート、戦闘パートの3つのサイクルや特徴が把握できる体験版も配信中だ。セーブデータは製品版に引き継げるため、気になった人はまず体験版を遊んでみて、どんなことが味わえるのか確かめてみよう。