『常世ノ塔』『ドレイナス』『ドラゴノーカ』など、PLAYISM最新6タイトルをピックアップ! 担当者が語るオススメポイントも必見【プレ通】

 こんにちは。インディーゲームパブリッシャーのPLAYISMです!

 さっそくですが、ファミ通さんの看板をお借りして、“プレイズム通信”、略して“プレ通”をお届けします。2021年8月にアップしてから、9ヵ月ぶりということで、“忘れたころにやってくるプレ通”みたいな感じですが、今回は、2022年5月21日、22日に行われたインディーゲームのオンラインイベントINDIE Live Expo 2022で発表された、6タイトルの新情報を紹介! PLAYISM担当者からのオススメコメントも合わせてどうぞ。

※本記事はPLAYISMの提供でお送りしています。

『常世ノ塔』Switch版とSteam版が6月2日に配信決定

 さえばし氏による個人サークル“//commentout”開発によるローグライク2Dアクションゲーム『常世ノ塔』のNintendo Switch版が6月2日に配信決定。アーリーアクセスで配信中だったSteam版は、同日にフルバージョンアップデートが実施される。価格は1180円[税込]で、Nintendo Switch版は、配信までのあいだは20%オフの特別価格944円[税込]で購入可能だ。

 『常世ノ塔』は、鬼畜なモンスターやトラップが待ち受ける、自動生成ダンジョン“常世ノ塔”を舞台にしたソーシャルローグライク2Dアクションゲーム。現実世界の24時間ごとにサーバー上で自動生成されて塔の構造やギミックが変化するのが特徴で、全世界のユーザーが一日限定の同じダンジョンで競い合い、世界ランキングのトップを目指す。くり返し挑戦することで操作性に慣れ、手に入るログピースを集めてストーリーと攻略方法を学び、プレイヤースキルを高めていくことになる。

 プレイヤーがゲームオーバーになった場所には墓石が建ち、最後に持っていた“遺品”と“最後の言葉”を選んでほかのプレイヤーのゲームに出現できるという、ネットワークを通した“ゆるいソーシャル機能”が実装されているのも魅力だ。

 『常世ノ塔』に登場するのは、ココアやカナエなどいずれ劣らぬ5人のユニークなキャラクターたち。キャラクターには通常攻撃がなく、敵を倒すのではなく、うまくかわす、避ける、逃げる、アイテムを活用するなどの見極めが必要になる。その代わり、各キャラクターは時限で回復する強力な“スキル”をそれぞれ持っているのだ。

『常世ノ塔』『ドレイナス』『ドラゴノーカ』など、PLAYISM最新6タイトルをピックアップ! 担当者が語るオススメポイントも必見【プレ通】
『常世ノ塔』『ドレイナス』『ドラゴノーカ』など、PLAYISM最新6タイトルをピックアップ! 担当者が語るオススメポイントも必見【プレ通】

【ココがオススメ】毎日新鮮な気持ちで塔の攻略ができます!

 塔を登っていくとかわいさ溢れる画面から想像しえない悶絶級の難度が待ち構えていますが、そのはかない最期はすぐにつぎへの挑戦欲へ変わります。スコアランキングもステージと同じく24時間ごとになるため、毎日新鮮な気持ちで塔の攻略ができ、またランキングトップになる可能性があるのもモチベーションになります。高評価を得たデモ版が2020年に公開されてから2年の開発を経て、満を持して正式版の公開となります。多くの方からの塔の挑戦をお待ちしております!(大原)

『常世ノ塔』『ドレイナス』『ドラゴノーカ』など、PLAYISM最新6タイトルをピックアップ! 担当者が語るオススメポイントも必見【プレ通】
『常世ノ塔』ニンテンドーeショップサイト 『常世ノ塔』Steamサイト
『常世ノ塔』公式サイト
『常世ノ塔』PLAYISMサイト

『いのちのつかいかた』アーリーアクセスがSteamにて配信開始

 だらねこげーむずが開発するゲームブック風マルチエンディングRPG『いのちのつかいかた』の2章まで遊べるアーリーアクセス版が5月21日より配信を開始した。価格は1780円。

 『いのちのつかいかた』では、プレイヤーの選択によって主人公であるゴーシュの“執着”が変動し、考えかたが変わっていく。エンディングは旅を通して決めた“いのちのつかいかた”によって変化する。主人公が己の“いのち”を自分のために使うか他人のために使うかは、すべてプレイヤーの選択次第。エンディングはその生きかたの結末であり、いわゆる“グッドエンド”や“バッドエンド”は存在しないという。

 本作はゲームブック風の独特なナレーションとともにイベントが進み、ときにはTRPGのようなダイスロールで判定を行いながらイベントを進めていく。同じイベントでも、自分が選んだ行動や判定の結果によってその内容は変わる。行動は、主人公の考えかたも影響していく。

 本作のバトルは、“コマンドバトルの戦略性”と“QTEのアクション性”を融合させたものとなっており、お互い1ターン中に3回行動する中でプレイヤーの腕と戦略が勝敗を左右する。とくにボス戦では、生きるか死ぬかの緊張を乗り越えて、強敵を倒したときの達成感が得られるゲームを目指しているとのこと。

 また、本作では、呪いによって力を手にした主人公が、“死”に触れることで自分の好きな能力を強化できる。どの能力が高いかで各イベントの成功率も変わってくるため、バトルだけでなくふだんのイベントにも大きく影響する。レベルアップしクラスを強化することで、さまざまなスキルが習得できる。

 「今後はユーザーから集めた要望を参考にしながら、フルリリースまで開発を続けていきます」とのことだ。

『常世ノ塔』『ドレイナス』『ドラゴノーカ』など、PLAYISM最新6タイトルをピックアップ! 担当者が語るオススメポイントも必見【プレ通】
『常世ノ塔』『ドレイナス』『ドラゴノーカ』など、PLAYISM最新6タイトルをピックアップ! 担当者が語るオススメポイントも必見【プレ通】

【ココがオススメ】あなたの選択で物語が大きく分岐します

 小学生の時、「右に進む →4ページへ 左に進む→5ページへ」なんて書いてある本で遊んだことはありませんか? そんなゲームブックがPCゲームになりました。あなたの選択で物語が大きく分岐します。日本の個人開発者だらねこ氏によってゲームバランスや一戦ごとの戦闘難易度なども考え抜かれており、ゲームとしての完成度がとても高い一作です。アーリーアクセス版をリリースしましたので、物語の分岐など体感していただけるようになりました。ぜひ開発を応援してください。(村林)

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『いのちのつかいかた』Steamサイト
『いのちのつかいかた』PLAYISMサイト

『DRAINUS』がSteamにて配信開始

 PLAYISMとワイソーシリアスのレーベルである“WSS playground”より、2D横スクロールシューティングゲーム『DRAINUS』(ドレイナス)がSteam向けに配信された。価格は1480円[税込]で、ローンチセールで10%OFFで提供している。

 『DRAINUS』は、『Touhou Luna Nights』や『ロードス島戦記 ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー』などを開発したTeam Ladybug開発による最新作。

 プレイヤーは、エネルギー弾を吸収する“DRAINUS”を操り、宇宙に溢れる敵機を倒していくことになる。吸収したエネルギーは武器の追加など、機体の機能拡張に使用することができる。本作最大の特徴は、敵弾を吸収する“リフレクター”。起動すると一定時間は敵の攻撃を吸収でき、吸収した攻撃の量に応じて敵に反撃を行える。さらに、吸収したエネルギーはタンクに蓄積され、自機のさまざまな機能の拡張に使用できる。

 本作の主人公は、カーラル帝国の圧政に苦しむ、宇宙の片隅にある惑星ハルパクスに住む奴隷のイリーナ。30年後の未来から来たヒューマノイドのゲーニーに誘われて、父を助けるため、カーラル帝国の最新鋭戦闘機“ドレイナス”を奪い、遠い故郷の星を目指すことになる。

 ゲームは“イージー”、“ノーマル”、“ハード”モードが最初から搭載。クリアー後に解放されるモードもふたつあり、長く楽しめるゲームになっているとのことだ。

『常世ノ塔』『ドレイナス』『ドラゴノーカ』など、PLAYISM最新6タイトルをピックアップ! 担当者が語るオススメポイントも必見【プレ通】
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【ココがオススメ】初心者から玄人まで許容する素晴らしい作品

 『Touhou Luna Nights』や『ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー』などのメトロイドヴァニア作品で評価を得たTeam Ladybugが開発の息抜きに作ったのはシューティングゲームでした!! しかも抜群の完成度でシューティング界隈をにぎわしております。特徴は、「敵の攻撃を吸収する」ことです。敵の攻撃にガンガン当たれるので、私みたいなふだんシューティングをしない人でも楽しめる仕組みになっています。ついあともう一回....となってしまう難易度調整もさすがの一言です。クリアーすると解放されるモードもあり、シューティング初心者から玄人まで許容する素晴らしい作品です。(村林)

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『DRAINUS』Steamサイト

『ドラゴノーカ』がSteam向けに2022年内配信決定

 ゲ製うんかん。開発による『ドラゴノーカ』が、2022年内にSteamにて配信されることが発表された。DLSiteで販売されて好評を博している本作は、巨大な竜の背中で生活するスローライフシミュレーションゲーム。

 本作の舞台となるのは、地上が巨獣と害獣の巣となり、人間が住めなくなった世界。人は竜の背にすがって生きている状態だ。プレイヤーは、竜の背にある村を開拓し、みずからの手でさまざまな素材を集めてアイテムを作りだし、村づくりを楽しめる。

 プレイヤーが作った竜の背の村には、新たな住民を移住させることもできる。個性豊かな住民を集めて仲よく過ごし、仕事をさせ、暮らしを発展させることも。やがては家族を作ることも可能だ。竜の背の村での暮らしは、農業はもちろんのこと、鍛冶、釣り、裁縫、料理、調合、畜産まで行える。住民たちの要望に応えつつ、思うがままに自由に暮らそう。

 なお、地上に存在する竜は一体だけではない。火竜、風竜、氷竜などさまざまな属性を持った竜が存在し、その存在は村での暮らしにも影響を与える。いつかは竜との戦いに挑む日も……。

『常世ノ塔』『ドレイナス』『ドラゴノーカ』など、PLAYISM最新6タイトルをピックアップ! 担当者が語るオススメポイントも必見【プレ通】
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【ココがオススメ】意欲的なアイデアがたっぷり詰まった作品

 WOLF RPGエディター(通称ウディタ)で開発された、自由に村を開拓していくスローライフゲームです。個人開発とは思えぬほどの自由度、そして膨大なやり込み要素があり、あっという間に時間が溶けます。そんな本作最大の魅力はこの村がドラゴンの背中にあること。地上は巨獣と害獣の巣となり、人間が住めなくなってしまった世界なのです。ほかの竜が近づくと天候が変わったり、戦いが始まったりするなど、大変意欲的なアイデアがたっぷり詰まった作品となっています。ぜひご期待ください。(水谷)

『常世ノ塔』『ドレイナス』『ドラゴノーカ』など、PLAYISM最新6タイトルをピックアップ! 担当者が語るオススメポイントも必見【プレ通】
『ドラゴノーカ』Steamサイト
『ドラゴノーカ』公式サイト

『ティモシーとムーの塔』Steamにて8月9日発売決定

 Kibou Entertainment開発による『ティモシーとムーの塔』が、Steamにて8月9日に配信される。価格は未定。本作はゲーム開発ソフト『アクションゲームツクールMV』で制作され、2020年の同ソフトのコンテストである“ゲームデベロップチャレンジ”でPLAYISM賞を受賞した、高難度塔登り2Dアクションゲームだ。

 本作の主人公は、ごくふつうの青年であるティモシー。呪いで死んでしまったおじいさんを生き返らせるために、その塔の頂上までたどり着けば、どんな願いでもかなうと言われている、神が作り上げた雲よりも高い塔を目指すことに……。

 ところが、その“ムーの塔”は、これまで数々の罠と魔物で挑戦者の屍の山を築いてきた。はたしてティモシーは、この塔を登り切ることができるのか……。本作は、射程距離の増加や壁を垂直に登る能力などのスキルアップだけでなく、環境を利用してうまく難関を乗り越えさせるようにデザインされているとのこと。古きよきレトロゲームのエッセンスが漂う一作だ。

『常世ノ塔』『ドレイナス』『ドラゴノーカ』など、PLAYISM最新6タイトルをピックアップ! 担当者が語るオススメポイントも必見【プレ通】
『常世ノ塔』『ドレイナス』『ドラゴノーカ』など、PLAYISM最新6タイトルをピックアップ! 担当者が語るオススメポイントも必見【プレ通】

【ココがオススメ】古きよきゲームデザインを踏襲した濃密なアクションに注目

 懐かしい、と感じたら世代がわかってしまうようなゲームですが、レトロ感の再現にとどまらず古きよきゲームデザインを踏襲した濃密なアクション、パズルにRPGや料理要素を盛り込んだバリエーション豊かなゲームプレイを体験できます。かわいくもあり怖さもある緻密で美麗なドット絵を見ているだけでティモシーのいる世界に吸い込まれそう。開発は日本をこよなく愛するイタリアのインディーデベロッパーなので、とくに日本人(おじさんおばさんだけでなく若い方にも!)には遊んでもらいたいと思います、発売までもう少しお待ちください!(大原)

『常世ノ塔』『ドレイナス』『ドラゴノーカ』など、PLAYISM最新6タイトルをピックアップ! 担当者が語るオススメポイントも必見【プレ通】
『ティモシーとムーの塔』Steamサイト
『ティモシーとムーの塔』PLAYISMサイト

『SIGNALIS』のSteam版が2022年秋に発売

 rose engineが開発するサバイバルホラーゲーム『SIGNALIS』のSteam版を、Humble Gamesと協力して2022年秋に発売することが決定した。

 本作では、失われた夢を探す技術者レプリカであるエルスターとして、レトロSFディストピアの世界を探索し、襲撃者の悪意から生き抜き、惑星が隠す秘密と真実に迫ることになる。

 サバイバルホラーの名作に多大な影響を受けてきた開発チームにとって、“名作たちへのラブレター”でもあるという『SIGNALIS』では、「名作たちの持つコア要素だった、プレイヤーの心をかき乱す空気感と多重構造のストーリー、そしてプレイヤーを悩ませる暗号解読やラジオシグナルの調整、アイテムの合成などのパズルも多く存在」するとのこと。「本作において戦闘は最後の手段であり、限られた攻撃手段、強力な敵という状況を賢く判断し、戦うべきか否かという決断が必要となるでしょう」という一作だ。

『常世ノ塔』『ドレイナス』『ドラゴノーカ』など、PLAYISM最新6タイトルをピックアップ! 担当者が語るオススメポイントも必見【プレ通】
『常世ノ塔』『ドレイナス』『ドラゴノーカ』など、PLAYISM最新6タイトルをピックアップ! 担当者が語るオススメポイントも必見【プレ通】

【ココがオススメ】センスの塊でしかないグラフィックに、まず目を奪われる

 ドイツの開発者rose-engineによる、『サイレントヒル』や『バイオハザード7 レジデントイービル』など、名作サバイバルホラーにインスパイアされた作品で、まず目を奪われるのはそのアートスタイルと世界観。2Dのスプライトと3Dモデルが融合したセンスの塊でしかないグラフィックで描かれる、冷戦時代のユーラシア大陸をレトロSFの舞台としたコズミックホラー。この世界に浸れるだけで幸せな気持ちになります。現在絶賛開発中で、今年の秋リリース予定です。Steamページを公開しておりますので、ぜひウィッシュリストに登録を。(村林)

『常世ノ塔』『ドレイナス』『ドラゴノーカ』など、PLAYISM最新6タイトルをピックアップ! 担当者が語るオススメポイントも必見【プレ通】
『SIGNALIS』Steamサイト
『SIGNALIS』PLAYISMサイト

 というわけで、バラエティーに富んだ6タイトルを一挙紹介させていただきました。お気に入りのゲームがあったら、チェックしてみてくださいまし!

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