ゲーム大好きライターが古今東西のインディーゲームを紹介。本日お届けするのはNintendo Switch、iOS、PC用ソフト『迷路探偵ピエール:ラビリンス・シティ』。
Text by:トニオ國崎(ゲーム選びはビジュアル重視)●記事一覧
作品に対して感情移入しまくるタイプのライター。ストーリー性のあるゲームではときどきメンタルがたいへんなことになる。
【ココが推し】
- 子どものころ、遊ぶ大型絵本が好きだった方に
- 手描きイラスト系のデザインに惹かれる方に
- マップの隅々まで探索したい派に
巨大な迷路の世界にご招待
同名の迷路絵本シリーズをベースにした探索アドベンチャーゲーム。プレイヤーは探偵ピエールとなり、怪盗Xに盗まれてしまった秘宝“迷路ストーン”を取り戻すため、入り組んだ迷路の街を冒険していきます。
マップ内は、1900年代初期のアメリカやヨーロッパを意識したような街並みが緻密に描かれており、道中の人々や各所に置かれた仕掛けには小ネタも満載。ゲームの表現力を活かした絵本の世界が楽しめます。ぜひ探偵ピエールといっしょにこの世界を冒険してみませんか?
盗まれた秘宝を取り戻せ!
迷路を解くだけじゃもったいない!!
本作の内容は迷路攻略だけで構成はシンプル。迷路もそこまで難しくないので小さな子でも遊びやすいです。
とはいえ、魅力はそこだけではありません。この作品でいちばんのポイントは“何かを発見する楽しさ”です。音楽隊の前を通るとBGMが変わったり、井戸を調べると突然ヤギが出てきたりするなど、マップのあらゆるところにユーモア溢れる仕掛けが隠されており、“ゲームで体験する絵本”としてのこだわりが随所に見られます。
本作を遊んでいると、夢中になって絵本を読んでいた子どものころを思い出すのではないでしょうか。
探偵ピエールを導くヒントも
街の中はメチャクチャに
アイテム収集も忘れずに
各マップ内では、怪盗Xの謎のメモや宝箱、ミッションクリアーで手に入る記念品など、収集可能なアイテムが盛りだくさんで、はまり込み要素もあります。行き止まりだったとしても何かが隠されているかも……。ステージは後からやり直せるので、クリアー後から挑戦しても大丈夫です!
迷路探偵ピエール:ラビリンス・シティ
- メーカー:Pixmain
- 開発:Darjeeling
- プラットフォーム:Nintendo Switch、PC、iOS
- 配信日:Nintendo Switch版は2021年7月15日配信、PC版は2021年6月22日配信、iOS版は3月4日配信
- 価格:Nintendo Switch版は1180円[税込]、PC版は1220円[税込]、iOS版は610円[税込]
- ジャンル:アドベンチャー
- IARC:3歳以上対象
- 備考:ダウンロード専売