2022年3月28日(月)、書店員を中心にした各界のマンガ好きが2021年の一推しマンガを選ぶ“マンガ大賞2022”で、うめざわ しゅん氏による『ダーウィン事変』が大賞に選ばれた。
『ダーウィン事変』は、半分ヒトで半分チンパンジーの“チャーリー”が人間のルーシーとともにテロや炎上、差別などヒトが抱えるさまざまな問題に向き合うヒューマン&ノン・ヒューマンドラマ。『月刊アフタヌーン』で連載中。
『ダーウィン事変』1巻~3巻セットの購入はこちら (Amazon.co.jp)以下、リリースを引用
マンガ大賞2022決定!マンガ読みが選ぶ2021年の一推しは 74pt『ダーウィン事変』うめざわ しゅん
マンガ大賞 最終選考ノミネート作品
※ポイントの集計方法は
1位→3pt 2位→2pt 3位→1ptの投票された数の合計によって決められています。
- 68pt『ルックバック』藤本タツキ
- 66pt『ひらやすみ』真造圭伍
- 63pt『女の園の星』和山やま
- 59pt『チ。―地球の運動について―』魚 豊
- 55pt『トリリオンゲーム』稲垣理一郎、池上遼一
- 53pt『ダンダダン』龍幸伸
- 49pt『【推しの子】』赤坂アカ × 横槍メンゴ
- 45pt『海が走るエンドロール』たらちねジョン
- 32pt『自転車屋さんの高橋くん』松虫あられ
このたび、書店員を中心にした各界のマンガ好きが選ぶ、2021年の一推しマンガ、マンガ大賞2022が決定し、本年度のマンガ大賞が、『ダーウィン事変』うめざわ しゅんに決定致しました。お知らせ致します。
選考員は、1次選考には、99名が参加。(投票対象作品数233作品)2次選考は、94名が参加。(ノミネート作 10作品)すべて、ノーギャラ・ボランティアで、のべ数千冊のマンガを読み、選出しました。
選考について
- 選考対象:2021年1月1日~2021年12月31日に単行本が出版された作品で、最大巻数が8巻までのマンガ作品。
※なお選考対象には電子書籍(最大巻数が8巻相当までの作品)も含みます。
- 選考方法:
・1次選考:各選考員が、「マンガ大賞」に推薦したい作品、最大5作品を選出。
・2次選考:1次選考で投票数が多かった10作品をノミネート作品とし、選考員は、全ノミネート作品を読んだ上で、上位3作品に投票。集計の上、『マンガ大賞』を決定。
FAQ
Q.どういう動機で始めたんですか?
A.
年間に何百冊もマンガを読む読者は、「これはぜひ、他の人にも読んでもらいたい!」と思うような、面白いマンガに出会うことがあります。
一方で、マンガは、年間およそ一万点の新刊が出版され、ただでさえ選択肢が多いのに、書店の店頭では、ビニールがかけられていて、店頭で、試し読みができない場合も、少なくありません。
そこで、面白いマンガを周りのひとに宣伝したい読者が、「このマンガはこんなに面白いよ!」と、マンガに興味はあるけれど、それほどディープではないひとに伝えるために、始めました。
いろんな方が、マンガ大賞をひとつのきっかけに、面白いマンガに出会ってもらえたら、幸いです。
あと、マンガ読者として、ほかのマンガ読者の意見を集めることで、面白いマンガを見逃さずに、貪欲に読みたい!という気持ちもあります。
Q.選考員は、どうやって選んでいるの?
A.
今回に関しては、普段からマンガの現場でマンガに接している実行委員会のメンバーが、「この人はマンガに対して熱を持っている!」と直接存じ上げている方に、声をかけて、集まって頂きました。
なお、マンガが売れることに直接の利害関係があるマンガ家さん本人や、編集者の方、ブックデザイナーの方は、公正を期するために、選考員にはなっていただいていません。
Q.なぜ、投票対象が、8巻までなの?
A.
だいたい一番単行本が出るのが早い週刊連載で、3ヶ月に1巻、新刊が出版されます。
年に4回x2年で、8巻です。
それだけの期間があれば、人に勧めたいマンガの面白さは、発揮されていると思います。
逆にそれ以上の長さのものは、面白さは世間に知れ渡っているだろう、ということで、8巻までを対象にしました。
あと、これ以上長いと、気軽に手に取るには、ちょっと量がありすぎるかな、というのもあります。
Q.運営のコストはどうなっているの?
A.
公正を旨とする企画意図からして、営利を追求することはなじまないので、サイトのデザイン、運営、ロゴ制作、ほか、すべて、趣旨に賛同してくださった方にお願いして、ボランティア、ノーギャラです。
選考員の方、ほか協力スタッフの方、「マンガの話をしながら酒が飲みたい」を合い言葉に、皆さん手弁当で参加して頂いております。
Special thanks.
ロゴデザイン:関 善之