スクウェア・エニックスがプロデュースし、プラチナゲームズが開発するオンライン専用のアクションRPG『BABYLON'S FALL(バビロンズフォール)』(対応機種はプレイステーション5、プレイステーション4、Steam)。

 正式サービススタート後初となる第6回の公式生放送が行われた。

<出演者>

  • 杉山高尚氏(運営ディレクター/プラチナゲームズ)
  • 根岸功氏(プランナー/プラチナゲームズ)
  • 江原純一氏(プロデューサー/スクウェア・エニックス)
ファミ通特設サイト“センチネル通信”
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 番組冒頭では、2022年3月12日から15日にかけて開催されたイベント“ソフィアからの緊急指令!”の達成報酬の配信システムに不具合が見つかったとのことで報酬は受け取りボックスへの送付ではなく、シリアルコードでの配布に変更になると説明された。シリアルコードは3月23日(水)に公開されるそうなので、公式ツイッターアカウントなどをチェックしておこう。また、それとは別に3月22日実施の大型アップデートVer1.1.0に備えよう、ということで素材が入手できるシリアルコードも公開されたので、プレイヤーズサイト“Hanging Garden(ハンギングガーデン)”でコードを入力して素材を入手しておこう。

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大型アップデートVer.1.1.0の詳細

キャンペーンに新章、新マップ、新種族、新武器種が追加

 以降はその大型アップデートVer.1.1.0の内容を中心に紹介。キャンペーンには新章“月影の幽輪・全編”が追加され、新マップとして“バビロン塔:封鎖府域”が登場する。新たに追加される種族“モルザム人”のガットワークはスナッチを使いこなす種族になっているという。新たな武器種“グレートアクス”も追加され、グレートアクスは“ストロングホールド”という固有アクションでスーパーアーマーを付与できるなど、力押しのプレイが楽しめるものになるとのこと。

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最大パワーが150から200に。新しくプレイした人も最大パワーに追いつきやすく

 また、アップデート後は武器の最大パワーが150から200に、最大レベルも20から22に引き上げられ、さらなるやり込みもできるようになる。パワーの伸びかたについては前半に緩和が入り、新しくプレイした人でも最大パワーに追いつきやすくなるという。

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鍛冶機能に追加効果を再抽選できる“リファイン”が登場

 さらに、新たな鍛冶機能として“リファイン”が登場。これは特定の素材を使うことで、追加効果をひとつまで再抽選することができる機能。ある程度厳選した武器をより理想に近づけるための手段として役立ちそうだ。リファインは本編クリアー後に開放されるとのこと。

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高難度コンテンツ“ガントレット”が追加

 新たなゲームモード“ガントレット”は、クエスト全体に特殊な効果が追加された高難度コンテンツ。単純な敵の強化ではなく、特定のビルドでの攻略を目指すモードとなるようだ。ガントレットの報酬としてリファインに使用する素材が手に入るので、武器の厳選を行ううえでは欠かせないコンテンツだろう。

 初回は敵がダウンした際にダメージが入りやすく、継続ダメージも有効なステージが登場するようなので、それらの効果に特化したビルドを目指そう。また、ガントレットでは本作初のランキング要素も登場し、上位に入ればエンブレムなどが手に入るという。

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既存のコンテンツもアップデート

 既存コンテンツについても、“スカーミッシュ”ではクエストや新規インファマスエネミーの追加され、“シージ”では推奨パワー上昇、“デュエル”ではチュートリアルなどに登場したディオドラスが追加されるなど、それぞれアップデートが行われる。シージは推奨パワーの上昇に合わせて、設計図の入手など報酬面にも手が入るとのこと。

 装備についても、ディバイン、レジェンダリー装備の追加に加え、新たな追加効果も登場する。ディバインとレジェンダリーの武器防具、アクセサリーを合わせて100種以上が追加されるそうなので、ビルドの幅も大きく広がりそうだ。また、ガラズショップにもゼノン装備やモルザム人をイメージした装備などが追加される。

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キャンペーンのソロプレイの難度が緩和

 Ver1.1.0では、ユーザーからのフィードバックを受けての仕様変更等も反映される。まずマッチングの自動出撃時間が300秒に変更され、マッチング相手を待つ十分な時間を確保できるようになった。また、クイックマッチの検索範囲が自身のパワー+6までに変更され、極端なパワー差で敵にダメージを与えられないような事態が避けられるようになる。

 キャンペーンクエストについても、ソロでもプレイしやすくなるようにエネミーの弱体化が行われるほか、ポーションの使用個数が5個から10個に変更される。これまでソロでのクリアーが難しかったプレイヤーにとってはかなり大きな変更だろう。

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ゲームバランスも調整

 ゲームバランスの調整も行われ、追加効果の抽選テーブルが武器種に合わせたものとなり、各武器種に適した効果が付きやすくなる。一部追加効果については性能自体が見直され、調整が入るとのこと。詳細は3月22日にパッチノートが公開されるそうなので、そちらをチェックしよう。

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3月末にフィードバックアップデート第二弾も実施

 Ver.1.1.0に続き、3月末にもフィードバックを受けたアップデートが行われる。3月22日にも緩和が入るキャンペーンクエストだが、ここでさらに敵やギミックの現象調整が入り、ゲームをスムーズに進めやすくなる。

 同じタイミングで“デュエル”で発生していたヒットストップの不具合も修正され、開発の意図した難易度になっていなかった問題が修正されるという。このアップデートでバトルにどんな変化が生まれるのかも注目だ。なお、3月22日に追加されるディオドラスも同様の不具合を抱えてはいるが、クルに比べれば程度は小さく、本アップデートによる影響はそこまで大きなものではないという。

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第三弾フィードバック アップデートについても言及

 また、グラフィックの調整など、時期は明言できないが今後対応していく予定の調整内容も発表された。味方のバトルエフェクトの切り換えやリザルト表示の改修、ロックオンオプションの追加など、よりプレイが快適になるような調整が多数予定されている。

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これから検討を進めていくフィードバック

 そのほか、今後検討を進めて行くフィードバックも公開された。各種メニューのキーレスポンスやダンジョンギミックの扱い、デュエル以外の腕試しコンテンツやマッチングするクエストとの属性相性など、幅広いフィードバックが検討されているようだ。スカーミッシュでインファマスエネミーを倒した直後に離脱してしまうプレイヤーがいる問題についても、クエストをクリアーすることでよりメリットが得られるような方向性にしていきたい、とのこと。

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武器のバランス調整

 フィードバックを受けたアップデートに続き、シーズン2以降のゲームバランス調整についても調整方針が公開された。まずボウとソードに人気が集中している現状については、ほかの武器種を上方修正する予定だという。ガットワークがあまり使われていない現状についても番組内で触れられ、明確な改修予定は出ていないものの、検討対象になる可能性はあるとのこと。

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人気コンテンツの偏りについて

 コンテンツとしてシージの要撃戦・70にユーザーが集中している点については、シージが想定していた難易度からかけ離れていたため、まずは遊び応えの部分を正常化していくようだ。なお、シージはパワー帯が更新されはするものの、極端に難易度を引き上げるわけではないとのこと。放送内では倉庫を拡大してほしいとのコメントも拾われ、こちらも今後検討されるようだ。

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BPの獲得経路、運営について

 複数キャラクターでプレイすると同じミッションを複数回クリアーできる件については、もともと想定していたことだという。1キャラだけでのプレイでも余裕をもって100Tierに到達はできるそうので、このあたりは好みで選ぶといいだろう。運営の継続を心配する声については、まず開発規模を縮小する予定はなく、すでにシーズン3以降も開発を開始しているという。今後も既存プレイヤー、新規プレイヤーに向けた改修やアップデートが行われるようだ。

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『NieR:Automata』コラボについて

 番組の後半には3月29日から開催される『ニーア オートマタ』コラボイベントの詳細が発表。コラボは3月29日18時30分から4月26日17時59分まで開催される。コラボ期間中は拠点がコラボバージョンに変化し、コラボクエストも複数開催される。4月12日にはデュエルに相当する“祭祀 遊園地ウサギ”も実装。こちらはランキングが開催され、討伐タイムが上位になればエンブレムが獲得できるとのこと。

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 コラボ期間中は限定ミッションが開催され、報酬としてコスメアイテムと交換可能な“ギア”が手に入る。コラボクエストでは“白の契約”、“黒の誓約”がドロップし、ガラズショップでは2B、9Sのコスメ装備などが販売される。ガラズショップでは限定ミッションも販売され、クリアーすることで限定のコフィンケースが手に入る。

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 実機プレイではコラボ拠点の様子が公開され、BGMも『ニーア オートマタ』仕様になっていた。

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 『ニーア オートマタ』コラボとは関係がないが、モルザム人のチップの性能も一部公開。ガットスナッチによってSP回復が発動、弱点属性の攻撃をヒットさせるとクリティカル時の攻撃力が上昇、HPが一定以上のときに即死ダメージを耐える、継続ダメージや行動阻害を受けた際に耐性がアップするなど攻撃を受けながら大ダメージを狙うグレートアックスとの相性がよさそうだ。

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 実機プレイでは遊園地ウサギとの戦いと、イベントクエストの“祭祀 先遣隊”での戦いが披露された。遊園地ウサギはある程度攻撃を与えるまでは動かないなど、グラフィック以外に原作の再現も見られた。イベントクエストでは背景に遊園地が見えるほか、敵として登場する機械生命体たちも道中ではややユニークな配置になっているなど、見た目も楽しめるものになっているようだ。なお、コラボ装備などとの交換に使用するギアはクリアー報酬だけでなく、通常のドロップでも獲得できる。

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 実機プレイ後には、Steam版の体験版が3月23日2時(日本時間)から配信されることも明らかになった。体験版でも『ニーア オートマタ』コラボのクエストはプレイできるそうなので、プレイを迷っている『ニーア オートマタ』ファンなどはこの機会に体験版から触ってみるといいだろう。

 最後に、番組の後半で触れられたユーザーからの質問への回答内容を下記に紹介して今回のリポートを終了する。

・お気に入り設定が外れてしまう問題については認識しており、現在修正中
・ピグマリオンなど機能に紐づいたNPCのセリフが長く、ゲームプレイのテンポが悪くなってしまう問題については今後検討を行う
・先行したプレイヤーがバースでの戦いを開始した際、後から来た追いついたプレイヤーが入る際に必要なボタン操作をなくすことは技術的には可能。仕様を変更するかは今後検討
・各種バフの上限開放については今後検討していく。バフの見えかたについても整理したいと考えている
・ジャストアクションを条件にした効果が出ていない不具合については修正中
・キャンペーンを進めないと各種要素が開放されず、ゲームテンポが遅くなってしまっている点については対応するかどうかも含め検討中