世界最大規模のゲームクリエイターのためのカンファレンス“GDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)2022”にて、『ドラゴンクエスト』シリーズの生みの親である堀井雄二氏が、“Lifetime Achievement Award(生涯功労賞)”に選ばれたことが明らかになった。

 世界中のゲーム開発者が最新の開発事例を報告し合うGDCでは、毎年“Game Developers Choice Awards(GDCアワード)”が選出されており、ゲーム開発者たちの投票によって部門別にさまざまなゲームが表彰される。

 “Lifetime Achievement Award(生涯功労賞)”はその特別賞のひとつで、生涯に渡ってゲーム業界に大きく貢献したクリエイターに与えられる。堀井氏は、『ドラゴンクエスト』の生みの親として、RPGのゲームデザインに影響を与え続けた功績が讃えられての受賞となったようだ。

 なお、日本のクリエイターで過去に受賞したのは、以下のような錚々たる面々となっている。ここに、新たに堀井氏も名を刻むことになる。

GDCアワードで過去に生涯功労賞を受賞した日本人クリエイター

 なお、このたびの特別賞では、生涯功労賞以外にも“Ambassador Award”の受賞者が発表されており、こちらはビデオゲームのアクセシビリティ機能の発展に大きく貢献したSteven Spohn氏が選ばれている。

AbleGamers' Steven Spohn And 'Dragon Quest' Creator Yuji Horii Honored At GDCA 2022

 GDC 2022は、2022年3月21日~25日(現地時間)に、アメリカ・サンフランシスコのモスコーニセンターにて開催される(登録者向けにはオンラインの配信もある)。GDCアワードのおもな賞の発表と表彰は、会期3日目の3月23日に行われる予定だ。