2022年2月3日、アニメ映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の公開日が2022年6月3日となることが発表された。
本作は1979年に放送されたテレビアニメ『機動戦士ガンダム』第15話“ククルス・ドアンの島”をベースに、最新映像で生まれ変わる劇場作品。公開日の発表に合わせ、主人公アムロ・レイを演じる古谷徹さん、安彦良和監督からのコメントが到着した。また、総作画監督・キャラクターデザインの田村篤氏による描き下ろしイラストが公開となった。
マンガ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD ククルス・ドアンの島』1巻 Kindle版(Amazon.co.jp)以下、リリースを引用
-ガンダム、再び大地に立つ- 機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島公開日決定!2022年6月3日(金)全国ロードショー
監督:安彦良和 アムロ・レイ役:古谷徹よりコメントが到着! ホワイトベースのみんなが帰ってきた! キャラクター設定画を初公開 さらに、田村篤総作画監督による描き下ろしスペシャルイラスト解禁!
1979年に放送された日本ロボットアニメの金字塔にして、ガンダムの原点『機動戦士ガンダム』の第15話「ククルス・ドアンの島」。
ガンダムとアムロの物語が、劇場版3部作でも描かれることのなかった伝説のエピソードと共に『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙』の劇場公開からおよそ40年の時を経て、待望の映画化が決定! ガンダムファンにお馴染みのホワイトベースの仲間たちやモビルスーツが登場。壮大なスケールでよみがえるRX-78-02ガンダムとアムロの物語が最新のアニメーションで描かれる大迫力なモビルスーツ戦と共にスクリーンに舞い戻る!
本作は、TVシリーズ『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイン・アニメーションディレクターであり、累計発行部数1,000万部を超えるヒット作『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を手掛けた安彦良和氏が監督を務め、名だたるスタッフが集結し、現在鋭意制作中のなか、遂に、この度2022年6月3日(金)より全国ロードショーすることが決定いたしました!
つきましては、【主人公アムロ・レイを演じる古谷徹、安彦良和監督からの新着コメント】【ホワイトベースメンバー:アムロ、ブライト、カイ、セイラ、ミライ、ハヤト、スレッガー、フラウのキャラクター設定画】【総作画監督/キャラクターデザイン田村篤による描き下ろしイラスト】を解禁いたします。
コメント到着
古谷徹/アムロ・レイ役 コメント
まさかククルス・ドアンの島が映画になるなんて思いもしなかった。
43年の時を経て、再びガンダムで戦う15才のアムロを劇場版で演じる事が出来るとは声優冥利に尽きる。
アフレコに際し、自宅で時間をかけて念入りにリハーサルをした。ラストシーンの映像を見終わった時、思いがけず涙が溢れた。
とてもリアルなモビルスーツの挙動、表情豊かなキャラクターたち、安彦監督ならではの実に魅力的な作品に仕上がっている。
安彦良和/監督 コメント
ーーー『機動戦士ガンダム』は、名もない「小さな者達」が、たがいに助け合って巨きな敵と闘い、非情な運命の中を生きて行く物語です。
かつてのテレビシリーズのなかに、もっともよくそうした色合いを表すひとつのエピソードがありました。しかし、いろんな事情からそのお話は全体の流れからはみだし、取り除かれてきました。今、ガンダムの初心を愛するスタッフはそれに光を当て、語り直します。 ご覧ください。『ククルス・ドアンの島』
キャラクター設定画 解禁
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カイ・シデン(CV.古川登志夫)
ホワイトベース隊のガンキャノンのパイロット。ニヒリストだが人情家。作戦中に島の子供たちを一番最初に発見する。
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ハヤト・コバヤシ(CV.中西 英樹)
戦火に巻き込まれ、ホワイトベースに乗り込んだ少年。ガンペリーやガンキャノンに乗り込み、行方不明となったアムロを捜す。
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セイラ・マス(CV.潘 めぐみ)
ホワイトベースの通信を担当する才女。その正体はシャアの妹で、敵国開祖のジオンの娘。コア・ブースターのパイロットも務める。
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アムロ・レイ(CV.古谷徹)
偶然、ザクの襲撃に巻き込まれ、父テムの設計したRX-78-02ガンダムに乗り込んだことで専任のパイロットとなった少年。
サイド7で行方不明となった父や北米で再会した母カマリアとの別れを経て幾多の激戦の中でニュータイプ能力に目覚めた戦士へと成長していく。ジムが生産されたことでガンダムもプロトタイプ機ながら実戦配備され、ホワイトベース隊の戦力として偵察任務に就いた。
島での元ジオン軍人の脱走兵ククルス・ドアンのザクとの戦闘でガンダムを失い、ドアンが育てる子供達との共同生活により心境に変化が生じる。
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フラウ・ボゥ(CV.福圓 美里)
サイド7でアムロの世話を焼いていた少女。戦災で家族を亡くし、ホワイトベースに乗り込み、衛生係や雑務一般を担当している。
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ミライ・ヤシマ(CV.新井 里美)
ホワイトベースの操舵手を務めるヤシマ・カンパニーの令嬢。ジャブローで准尉を任官。ブライトと息のあった行動をみせる。
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ブライト・ノア(CV.成田剣)
数々の激戦をくぐり抜けたホワイトベースの若き艦長。大反抗作戦を前に無人島の残敵掃討を命じられる。
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スレッガー・ロウ(CV.池添 朋文)
ジャブロー防衛戦後にホワイトベースへ補充された。階級は中尉。ジムのパイロットを務める。
描き下ろしイラスト公開 (作:田村篤)
公開日決定を記念して、本作の総作画監督でありキャラクターデザインを担当している田村篤による描き下ろしイラストを公開。RX-78-02ガンダムとアムロの姿が描かれている。
田村篤 プロフィール
スタジオジブリの専属アニメーターを経て、現在はフリー。サンライズ作品では「ガンダム Gのレコンギスタ」(’14~)、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」シリーズに参加。その他「ドラえもん のび太の宝島」(‘18)、「鹿の王 ユナと約束の旅」(’22)など話題作にも参加し、「天気の子」(‘19)ではキャラクターデザイン、作画監督を務めた。
そして、本作では総作画監督を務める。
作品情報
- タイトル:『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』
- 公開表記:6月3日(金)全国ロードショー
- 配給:松竹ODS事業室
STORY
ジャブローでの防衛戦を耐えきった地球連邦軍は勢いのままにジオン地球進攻軍本拠地のオデッサを攻略すべく大反抗作戦に打って出た。
アムロ達の乗るホワイトベースは作戦前の最後の補給を受ける為にベルファストへ向け航行。そんな中ホワイトベースにある任務が言い渡される。無人島、通称「帰らずの島」の残敵掃討任務。残置諜者の捜索に乗り出すアムロ達であったが、そこで見たのは、いるはずのない子供たちと一機のザクであった。
戦闘の中でガンダムを失ったアムロは、ククルス・ドアンと名乗る男と出会う。島の秘密を暴き、アムロは再びガンダムを見つけて無事脱出できるのか…?
メインスタッフ
- 企画・製作:サンライズ
- 原作:矢立 肇、富野 由悠季
- 監督:安彦 良和
- 副監督:イム ガヒ
- 脚本 : 根元 歳三
- キャラクターデザイン:安彦 良和、田村 篤、ことぶきつかさ
- メカニカルデザイン:大河原 邦男、カトキハジメ、山根 公利
- 総作画監督 : 田村 篤
- 美術監督:金子 雄司
- 色彩設計:安部 なぎさ
- 撮影監督:葛山 剛士 飯島 亮
- CGI演出:森田 修平
- CGI監督:安部 保仁
- 編集:新居 和弘
- 音響監督:藤野 貞義
- 音楽:服部 隆之