2022年2月1日(火)、D4エンタープライズはレトロゲーム配信サービス“プロジェクトEGG”において、新規コンテンツ『ロストパワー』(PC-8801版)を配信した。
本作は、力を失った“魔王タイザー”となり、敵を倒してアイテムを入手したり、敵を食らいパワーアップしていくRPGだ。ゲームはトップビューで、戦闘はエンカウント方式。戦闘は基本的にコマンド選択方式ではあるものの、先に複数のコマンドを入力して眺めるという独特なシステムにも注目!
以下、リリースを引用
レトロゲーム配信サービス『プロジェクトEGG』にて2022年2月1日に『ロストパワー(PC-8801版)』を無料配信開始
2022年2月1日、レトロゲーム関連の復刻・配信ビジネスなどを行なっている株式会社D4エンタープライズ(本社・東京都千代田区 代表取締役・鈴木直人)は、同社が運営するレトロゲーム配信サービス『プロジェクトEGG(※)』において、新規コンテンツ『ロストパワー(PC-8801版)』の無料配信を開始しました。
- タイトル:ロストパワー(PC-8801版)
- ジャンル:RPG
- メーカー:ウィンキーソフト
- 配信サイトURL
- 発売日:2022年2月1日
- 価格:無料(※プロジェクトEGG月額会員登録が必要です。)
魔界は、数匹の魔王によって分割統治されていた。しかし、統治とは名ばかりでこの世界に於いて力のみが唯一のおきてであり、どんな卑劣な手段を用いようが相手を倒せばいいという完全な弱肉強食の世界であった。
そして、この世界の生き物は、倒した相手を食らうことによりその相手の能力をも吸収して、より強きものへと成長していくことができた。
ゆえに、魔王といえども、その力は絶対的なものではなく、絶えず配下のものを監視し、自分の座を脅かすものは残らず食らうのが定めであった。
魔王タイザーもその一人であった。しかし、彼はほかの魔王と比べると、というよりはこの世界の生き物としては、少々特異であった。というのは、彼の数多い能力の中の一つに感情という能力が含まれていたことであった。そのため彼の目は何時も悲しみの炎で包まれ、彼の胸は憂いのマントで厚く覆われていた。
本作は1986年にリリースされたロールプレイングゲーム。プレイヤーは哀れみをかけた弱小モンスターに騙されて、力を失ってしまった魔王タイザーとなり、再び魔王の座に返り咲く冒険をします。
ゲームはトップビューで、戦闘はエンカウント方式。戦闘は基本的にコマンド選択方式ではあるものの、先に複数のコマンドを入力して眺めるという、少々独特なシステムを採用しています。敵に勝利することでアイテムが入手できたり、敵を食らって自分をパワーアップしたりできます。
物語が進むことでタイザーは次第に力を取り戻し、その容姿は人間から怪物へと変化していくあたりは本作らしい演出。果たしてタイザーは、ゾルゲに復讐を果たし、魔王の座に返り咲くことはできるのでしょうか。
『プロジェクトEGG』とは
PC-9801、FM-7、X1といったようにプラットフォームが乱立していた1980年代。この時期に発売されたPCゲームは、今のゲームに大きな影響を与えました。しかし記録メディアの劣化やプラットフォーム等の変化により、それらは次第に遊べなくなっています。
D4エンタープライズでは、レトロゲームを文化遺産のひとつと考え『プロジェクトEGG』を発足しました。過去の名作をWindows上に復刻し、いつまでも楽しめるようにすること。それが『プロジェクトEGG』の役割と考えております。