PCゲーム販売プラットフォーム“Steam”を運営するValveが、同社の携帯ゲーム機“Steam Deck”を海外で2022年2月25日よりリリースすることを発表した。

 これはSteam Deckの事前予約が済んでいる人に対して行われるもので、2022年2月26日午前3時(日本時間)より“予約順に応じて”順次注文受付メールが送付され、3日間(72時間)の猶予期間のあいだに支払いを行うと注文が確定されるという形。

 なお、72時間のあいだに注文確定を行わないと次の予約者に順番が回され、以降は週ごとに新たな注文受付メールが順次送信されていくという形式だ。最速ではアメリカ現地の2月28日より出荷が開始されるという。

 ちなみに2月出荷はもともと欧米(アメリカ、カナダ、欧州連合、イギリス)が対象で、日本などそれ以外の地域はそれ以降の展開予定とされている。そもそも海外でも最速で注文可能なスロットに入っている人はそう多くないと思うが(例えば記者の場合は2022年第2四半期予定のスロット)、ひとまず正式発売に向けて動き始めたということを把握しておくといいだろう。

 Steam Deckは、Arch LinuxベースのSteamOS 3.0で動作する携帯ゲーム機型のコンピューター。Steam上で販売/配信されているLinux対応ゲームだけでなく、Windows版のゲームもProtonという互換レイヤーを通じて実行可能とされている。