KADOKAWAは、Sixjoy Hong Kong Limitedおよびテンセントジャパンを通じ、中国テンセントグループとの資本業務提携に係る契約を締結した。

 取組強化を行うことで、アニメ、ゲーム分野において、“グローバル・メディアミックス”戦略推進の一層の強化・加速に貢献しうると判断したため締結に至った。

以下、リリースを引用

中国テンセントグループとの資本業務提携に関するお知らせ

 株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:夏野剛)は2021年10月29日開催の取締役会において、中国テンセントグループの中核会社Tencent Holdings Limited(騰訊控股有限公司、本社:深セン市)が間接的に完全保有する子会社であるSixjoy Hong Kong Limited(本社:香港、以下「Sixjoy」)及びテンセントジャパン合同会社(本社:東京、以下「テンセントジャパン」)を通じ、同グループとの間で資本業務提携に係る契約を締結することについて決議しましたので、お知らせいたします。

資本業務提携の背景

 当社は、書籍、実写映画、アニメ、ゲーム、及びUGC(User Generated Content)プラットフォーム等の多彩なポートフォリオから成る豊富且つユニークなIP(Intellectual Property)を安定的に創出し、それらを世界に広く展開することを中核とする「グローバル・メディアミックス」の推進を通じ、中長期的見地からの持続的成長及び企業価値向上を図ることを目指しています。またその一環として、当社が既に強みを持つ書籍、アニメ等の分野に加え、世界市場における重要性が極めて高まってきているゲーム分野におけるIPの開発・展開力の強化を当社の最重要課題の一つと位置付けています。

 テンセントグループとの間では、これまで中国にて出版事業等を展開する合弁会社(広州天聞角川動漫有限公司(Guangzhou Tianwen Kadokawa Animation and Comics Co.,Ltd)、本社:中国広州市、テンセントグループが2016年に同社の41%持分を取得)や、当社IPの電子書籍、アニメ、ゲーム作品等の中国配信等を通じた協業を継続的に進めてまいりました。今般、同グループとの協議の結果、両社間の資本面における提携関係を構築するとともに、アニメ、ゲーム分野における両社共同による取組強化を図ることで、当社IPの中国を含む世界市場を見据えた「グローバル・メディアミックス」戦略推進の一層の強化・加速に寄与しうるものと判断し、同グループとの資本業務提携に係る契約の締結に至りました。

資本業務提携の概要

(1)当社が、第三者割当増資により新株式(普通株式4,862,200株。本第三者割当増資後の発行済株式総数に対する割合6.86%)を発行し、Sixjoyがその総数を引き受けます。本件第三者割当増資の詳細は、当社が本日公表しております「第三者割当による新株式発行に関するお知らせ」並びに「自己株式の消却に関するお知らせ」をご参照ください。

(2)当社、Sixjoy及びテンセントジャパンとの間で、当社のアニメ作品への共同出資、並びに当該アニメ作品のゲーム化における共同開発等の取組強化に合意しております。

業務提携の相手先の概要

KADOKAWA、中国テンセントグループとの資本業務提携を発表。アニメ作品への共同出資やゲーム化の共同開発などの取り組みを強化
KADOKAWA、中国テンセントグループとの資本業務提携を発表。アニメ作品への共同出資やゲーム化の共同開発などの取り組みを強化

日程

KADOKAWA、中国テンセントグループとの資本業務提携を発表。アニメ作品への共同出資やゲーム化の共同開発などの取り組みを強化