2021年9月30日、NCSOFTはPC・スマホ両対応のMMORPG『リネージュW』のオンライン発表会“リネージュW 2nd オンライン発表会:The Answer”を開催した。発表会の中で、11月4日0時にサービス開始予定であることが発表された。また、本日9月30日11時からキャラクター名の先取りができるようになる。
また、“東京ゲームショウ2021 オンライン”(TGS2021 ONLINE)に出展し、10月3日16時からマヂカルラブリー出演の公式番組が配信される。
今回の発表会では、ユーザーから寄せられた質問に『リネージュW』グループ長のイ・ソング氏が答える形で進行。サービスは最初に韓国、台湾、日本、東南アジア諸国、アラブ、ロシアをひとつのエリアとしてサービス開始し、その後に北米、ヨーロッパ、南米諸国をふたつ目のサービスエリアとして展開していく。なお、あくまで現状の予定であり、エリアや国については変更する可能性もある。
現時点では君主、騎士、エルフ、魔術師の4クラスを選択でき、リリース以降にクラス間の戦闘バランス調整が必要となった際は新クラスを投入予定。その際は『リネージュ』シリーズでおなじみの“ダークエルフ”になる予定だという。
【リネージュW】 2nd オンライン発表会:Answer
発表会ではさまざまな情報が語られたが、ここでは多くのユーザーが気になるであろう“課金に関連するQ&A”をピックアップしてお届けする。
Q.変身/マジックドールと関連する課金モデルは存在するのか?
“変身”はその名の通りモンスターなどに姿を変えてパワーアップするシステム。“マジックドール”は補助キャラクターを召喚するシステムで、どちらも『リネージュ』を象徴するコンテンツだ。これらは前作と同じような形で課金モデルが提供される予定とのこと。
開発チームは「獲得経路がゲーム内のショップに限定されているのが大きな問題」だと認識しているため、ゲームプレイの過程で獲得できるようにしたという。発表会では狩りでモンスター情報を収集している様子が公開。モンスター図鑑報酬で、さまざまな種類の変身/マジックドールを獲得できるという。
Q.リリース時に変身/マジックドール以外にどのような課金モデルが存在するのか?
「現在は変身/マジックドール以外の課金モデルは計画していない」と、イ・ソング氏。パッケージの販売も、変身/マジックドールや一部消耗品を気軽に入手できるように、さまざまな形での割引を提供する程度だという。
ここで、イ・ソング氏は「おそらく、多くの方がリングやイヤリングのような課金アクセサリーの販売について気になっていると思います」と言及。開発チームは「アクセサリー用のスロットを通して、どのような価値を優先して提供するのか」という点で悩み、「課金アクセサリースロットは存在しない予定」という結論を出したらしい。
イ・ソング氏は「アイテムを得るための苦労やそこから生じる達成感は、『リネージュ』を楽しんできたユーザー、またはこれから『リネージュW』を楽しむユーザーが感じなければなら経験ではないか」と語った。
Q.アインハザードの祝福システムやその他経験値関連のシステムは存在するのか?
“アインハザードの祝福”は、経験値やゲーム内通貨の獲得量をアップさせる、いわゆる月額プレミアムサービスにあたるシステム。『リネージュW』には月額システム等は存在せず、イ・ソング氏は「サービス終了まで類似コンテンツの実装はしない」と断言した。
これらはNCSOFTにとって収益的な側面もあったが、無分別な業者の乱立をけん制する目的も含まれていたという。その一方で、ライトユーザーがゲーム内で受けるべき恩恵を受けられないという現象が発生したのも事実。すべてのユーザーに、初期『リネージュ』のような成長の楽しさ・アイテム獲得の楽しさを提供したいという思いから、未実装に踏み切ったようだ。
なお、アインハザードの祝福が消えることで発生し得る問題点(とくに業者の無分別なアイテム収集)はシステムの改善によって改善できるように準備を進めているとのこと。