プレイステーション5でも使えるSSD“NEM-PA シリーズ”が2021年9月下旬に発売する。本商品は温度上昇を抑える放熱用ヒートシンクを一体化している。
また、エラー訂正アルゴリズムの搭載や5年の製品保証も付属する。
“NEM-PA”シリーズを検索する (Amazon.co.jp)
Nextorage PCIe 4.0 M.2 2280 NVMe SSD「NEM-PA シリーズ」を9月下旬発売PlayStation5で使えるヒートシンク一体型SSD
Nextorage(ネクストレージ)は、PCIe Gen 4.0 x4(以下「PCIe 4.0」)M.2 2280 NVMe SSD「NEM-PA シリーズ」(以下「PA シリーズ」)を2021年9月下旬より発売開始いたします。
「PA シリーズ」はPS5の拡張スロットに取り付けできるヒートシンク一体型[1]M.2 SSDとして、Nextorageにおいて動作を確認済※です。
販売については、Nextorage製品の販売特約店であるアイ・オー・データと連携強化しているハピネットと協業し、ハピネット×NextorageパッケージとNextorageパッケージの2種類を導入します。
ハピネット×Nextorageパッケージは、ハピネットが展開する国内のコンシューマゲーム販売店、家電量販店、ECなどのゲーム売り場にて9月下旬より発売を開始します。Nextorageパッケージは、アイ・オー・データによる協力のもと、順次国内で販売します。
概要
「PA シリーズ」は、PCIe 4.0/NVMe 1.4に対応したコントローラー、3D TLC NANDに、放熱用のヒートシンク[1]を搭載したM.2 2280SSDです。PC環境でのシーケンシャルリード最大7,300MB/s[2]、シーケンシャルライトは最大6,900MB/s[2]、ランダムリード/ランダムライト最大1,000KIOPS[2]に達し、データの高速ローディングとパワフルなゲーム体験を両立するハイパフォーマンスモデルです。容量は1,000GB、2,000GBの2種類を用意しています。
製品特長
PS5との互換性をNextorageにおいて確認済 ※
PS5の拡張スロットに本製品を取り付けることでストレージ容量を増設し、PS5およびPS4のゲームデータを内部ストレージから直接ロードできます。PS5(バージョン21.02-04.00.00)における読み込み速度では6,500MB/sを超えるパフォーマンスをNextorageにて確認済です。
PCIe 4.0高速データ転送
1200MT/sの3D TLC NANDメモリ、8chコントローラーの搭載によりPCIe 4.0のデータ帯域(約8GB/s)を最大限活用し、データの高速ローディングをサポートします。
PC環境でのシーケンシャルリード最大7,300MB/s[2]、シーケンシャルライト最大6,900MB/s[2]、ランダムアクセス性能はリードおよびライト最大1,000K IOPS[2]を実現し、高いレスポンス性が求められるゲームタイトルにおいても快適なユーザー体験をもたらします。
放熱性に優れたヒートシンク[1]
アルミニウム製のヒートシンクに熱放射性の高い黒アルマイトを施し、さらに内部の放熱構造の最適化を行ない、データの高速読み書き時にもSSDの温度上昇を抑えます。これにより、サーマルスロットリング(SSDのオーバーヒートを防ぐために発動する速度制限)を抑制し、安定したSSDのパフォーマンスを維持します。
大容量ダイナミックSLCキャッシュ&DDR4 DRAM
SSDの全記憶領域の最大3分の1までキャッシュサイズを確保するダイナミックSLCキャッシュ技術に加え、最大2GB(DDR4のメモリ容量は2,000GBモデルで2GB、1,000GBモデルで1GBとなります)のDDR4 DRAMを搭載しています。これらは高頻度アクセスデータの高速化と安定性を両立し、TLCの長寿命化に寄与します。
エラー訂正アルゴリズム(LDPC)
コントローラーには強力なエラー訂正アルゴリズムである第4世代LDPC(低密度パリティチェック)を搭載し、読み取り中に生じるランダムビットエラーの高度な検出と修正技術により、データを破損から保護します。
信頼性試験の全数実施
すべてのNextorage SSD製品は、機能テストに加え、出荷前に当社規定の高温環境下において、全領域での書き込み/読み出しテストを行ない品質を確保しています。
5年の製品保証、国内サポート
製品保証期間は購入後5年間[6]としており、メールおよび電話による国内でのカスタマーサポートに対応します。
製品仕様
- 製品名称:NEM-PA シリーズ
- モデル:NEM-PA2TB/NEM-PA1TB
- 容量:2,000GB/1,000GB
- フォームファクタ:M.2 2280-D2-M 両面実装/M.2 2280-S2-M 片面実装
- インターフェース:PCIe Gen 4.0×4,NVMe 1.4
- シーケンシャル速度(Read)[2]:最大7,300MB/s 最大7,300MB/s
- シーケンシャル速度(Write)[2]:最大6,900MB/s 最大6,000MB/s
- ランダムアクセス速度(Read)[2]:最大1,000,000IOPS 最大750,000IOPS
- ランダムアクセス速度(Write)[2]:最大1,000,000IOPS 最大1,000,000IOPS
- NANDフラッシュメモリ:3D TLC
- DRAMキャッシュメモリ:2GB DDR4 SDRAM/1GB DDR4 SDRAM
- TBW(総書き込みバイト量)[3]:1,400TB/700TB
- MTBF(平均故障間隔)[4]:1,600,000 時間
- 機能:SLC Caching, Advanced Wear Leveling, Bad Block Management, Thermal throttling, TRIM, S.M.A.R.T, Over-Provision, ECC, End to end data path protection
- 最大消費電力(Read/Write)[2]:Read 8.3/ Write 9.6 (W)/Read 6.6/ Write 6.7(W)
- 動作保証温度範囲[5]:0℃~70℃
- 保存温度範囲:-40℃~85℃
- 寸法(W×H×L):23×11.2×80.4mm(最大突起物を除く)
- ヒートシンク:一体型[1]
- 製品保証期間[6]:購入後より5年間
- 価格:オープン価格
- 発売予定日:2021年9月下旬
[1]ヒートシンクは分解せずにお使いください。本製品をデスクトップPCに実装する場合は、SSDが取り付けられるスペースがあることをご確認ください。ノートPCにはご使用いただけません。
[2]文中の最大パフォーマンスは、2,000GBモデルにおける性能を表します。パフォーマンスおよび消費電力は、測定条件によって異なる場合があります。測定値は上記に記載した項目以外の要因にも依存しますので、表記性能が出ることを保証するものではありません。測定値は以下の条件に基づいています:
<シーケンシャル速度>
CPU:AMD Ryzen 9 3950X 16-Core Processor マザーボード:MSI MEG X570 ACE OS:Windows10 Professional 64bit計測ソフトウェア:ATTO Disk Benchmark Ver.3, Total Length=1GB
<IOPS>
CPU:AMD Ryzen 7 5800X 8-Core Processor マザーボード:Gigabyte X570 AORUS MASTER OS:Windows10 Professional 64bit計測ソフトウェア:IOMeter, 1GB range, 4K data size, QD=128, 16 worker, 4k aligned
[3]TBWは、JEDEC218/219ワークロードに基づき算出しています
[4]MTBFは、シミュレーションソフトウェア(Relex7.3)に基づき算出しています。大容量のドライブではMTBFが低くなることが予想され、すべての容量に最小のMTBFが適用されます
[5]環境温度ではなくFlash温度で規定しています。動作保証温度全域にわたって最大パフォーマンスを保証するものではありません
[6]製品保証期間は購入後より5年間、またはTBW(総書込みバイト量)しきい値に達するまでのいずれか短い期間までとなります
※本製品はソニー・インタラクティブエンタテインメントのライセンスプログラムの下で開発された商品ではございません。互換性や高速性能は、すべてのゲームタイトルにおいて保証するものではありません。仕様は改良のため変更する可能性があります
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