『マックス・ペイン』シリーズや近年では『Control』などのアクションアドベンチャーゲームで知られる、フィンランドのゲームスタジオRemedy Entertainment。その代表作のひとつ『アランウェイク』のリマスター版が発表された。

 『Alan Wake Remastered』はエピックゲームズからのパブリッシングとなり、対応プラットフォームはPCおよびプレイステーション5/プレイステーション4/Xbox Series X|S/Xbox Oneを予定。PC版はEpic Gamesストアでの販売となっている。

 『アランウェイク』は、湖畔の町ブライトフォールズにやってきた小説家アラン・ウェイクが自身の抱える闇と作品世界に追い詰められていくという、TPS(三人称視点シューティング)スタイルのアクションアドベンチャーゲーム。

 光と闇の概念を使った戦闘や、実写なども取り込みつつ何重にも話が入り組んだメタフィクション構造など、非常に凝った作りは評価も高く、2010年にXbox 360版が発売されて以降、PC版の発売やXboxの後継機種への対応も行われた。

 その後、2019年に本作の権利がRemedy Entertainmentに復帰。直近では台湾版楽天の掲載情報などからリマスター版の10月頭発売が噂されてきた。パブリッシャーにエピックゲームズを選んだのは、2020年に同社との間で交わされたパートナーシップ契約に基づくものと思われる。

 なお今回Remedy Entertainmentのクリエイティブ・ディレクターであるサム・レイク氏は、正式発表にあたって海外のファンサイト“The Sudden Stop”を通じてメッセージを公開するという粋な対応を行っている。