ポーランドの11 bit Studiosが、都市運営サバイバルシムの続編『Frostpunk 2』を発表した。まずはPC版の発表となり、Steam/GOG.com/Epic Gamesストアに製品ページが登場。ウィッシュリスト(欲しい物リスト)への登録が可能となっている。

 なお発表を記念して、前作にあたる『Frostpunk』がSteamで無料プレイ可能になっている。こちらの期間は日本時間の2021年8月17日午前2時まで。

ダークでシビアな内容ながら、前作は世界累計300万本を突破

 『Frostpunk』は、気候変動により終わりなき凍てつく冬が続く世界を舞台とする都市運営型のサバイバルシミュレーションゲーム。前作は2018年にPC版が登場した後に日本語ローカライズ付きで家庭用ゲーム機にも展開され、世界合計では2021年4月時点で累計300万本を超えるスマッシュヒットとなっている。

 その特徴は、枯渇する資源をかき集めて都市を暖めて動かしながら維持していくシビアな資源マネージメントと、施設建設や法律制定などの内政パートの融合だ。資源がなくなれば都市全体が凍結して死に至るし、かといって生き残るための供給統制や弱者切り捨てなどの過酷な選択により民衆の不満が爆発してしまえば、クーデターなどによりゲームオーバーとなる。

石油時代の到来を迎える、前作の30年後が舞台

 その続編となる『Frostpunk 2』では、前作から30年が経過した1917年が舞台となり、都市を暖める資源も石炭から石油へと進化。プレイヤーは旧大英帝国の生き残りを率いる指導者として、この新たな変革の時代を乗り越えるべくさまざまな選択を下していくことになる。

 また前作のコンセプトを引き継ぎつつ、より幅広い選択や社会構築が可能となるほか、あらゆる面に新たなレイヤーを加える深みのあるものを目指すとのこと。またどんなハードコアな選択を迫られることになるのか気になるところだが、続報を待とう。

Frostpunk 2
新作のキービジュアル。ホワイトアウトした吹雪の中で幽鬼のように佇む
Frostpunk 2
都市を温めて動かすための動力が、前作の石炭から今作では石油に移行。
Frostpunk 2
“LIAR”(嘘つき)と胸に描かれて放置された男の死体。恐らく政策を失敗した指導者なのだろう。
Frostpunk 2
石油時代の到来を告げる作中世界の新聞。